ドッグトレーナーによる犬のしつけ方・育て方のポイント!ペットと楽しく暮らそう

新しくワンちゃんを飼い始めた方、既に飼っている方に知って頂きたい「しつけ」に関する情報をドッグトレーナーがお届けします。飼い主も愛犬も楽しく暮らせるように正しい知識を身につけて、大切な家族の一員として育てていきましょう。

目次

わんちゃんの『しつけ』には明確な正解はない

わんちゃんの『しつけ』には明確な正解はないと思います。100頭のわんちゃんがいれば100通りの接し方があります。

また飼い主さんもそれぞれ性格や年齢、生活環境、家族構成など全く同じ境遇の方はいないと思います。なので大事なのはそのわんちゃん、その飼い主さんに一番合ったしつけをやっていくのが良いと思います。

トレーナーさんや訓練士さんの見極め方ですが、これも大事なのはスキルやキャリアや知名度、評判ではなくて飼い主さんとの相性で決めて頂ければいいと思います。

しつけについて動画で見る

子犬のしつけ

今回は子犬を迎えたばかりの飼い主さんに絶対に知っておいていただきたいことを解説しました。

結論から言うと『子犬にしつけをしてはいけない』ということです。

現在世に出ているしつけ関連の本やweb情報、もしくはテレビなどで子犬を迎えたばかりのしつけ方法が紹介されています。

  • トイレトレーニングをしましょう
  • クレートトレーニングをしましょう
  • 無駄吠えさせないようにしましょう
  • 甘噛みされないようにしましょう
  • お座りはこうやって教えましょう
  • 散歩はこうやって歩かせましょう

などなど。

皆さんこういう情報を集めて一生懸命しつけを頑張ろうとしてしまいます。

しかし、子犬を迎えてまず飼い主さんがやることはしつけではありません。

飼い主さんは子犬を迎えたその日から子犬の親となる必要があります。

ということはまず最初にやることは『親として信頼されること』です。

信頼もされていない状態でいくらしつけをしようとしても絶対に上手くいきません。

多くの飼い主さんでしつけが上手くいかないケースは、いきなりしつけを始めてしまうことです。

しつけを始める前に飼い主さんは親として子犬に愛情を注ぎ、優しく接してあげてください。

子犬のしつけについて動画で見る

子犬の甘噛みはこれで治る

子犬を迎えた飼い主さんが最初にぶつかる悩みは『甘噛み』ではないでしょうか? そもそも子犬の甘噛みとは何でしょうか?

子犬は身の回りの物全てに興味を示します。 食べられるのか食べられないのか。自分にとって安全な物か危険な物なのか。

固い物なのか柔らかい物なのか。

犬は物を手で掴めないため、噛むことでしか確かめられません。 この時飼い主さんが、手や足などを甘噛みされた時に大きな声を出したり、大きな動作をしたりすると、子犬は音が出るオモチャだと思い、楽しくなって余計に甘噛みするようになります。

なので子犬が甘噛みをしてきたら、飼い主さんはまず子犬を落ち着かせなければいけません。

【子犬の落ち着かせ方とは?】

子犬を落ち着かせるコツ

①飼い主が自信を持って堂々と接する 飼い主さんは子犬の親となります。この先何があっても我がコを守るという強い気持ちと優しい気持ちを伝えることで子犬は安心感を覚えます。

②優しく包み込む 子犬はジタバタしたりモジモジしたり身体を動かしているうちにどんどんテンションが上がっていきます。この動きを止めて上げることで子犬のテンションを落ち着かせる事が出来ます。子犬を迎えた飼い主さんは、まずはどんな時でも子犬を落ち着かせられるように『包み込む抱っこ』を練習をしましょう。

【子犬を落ち着かせるメリットは】

包み込む抱っこで子犬を落ち着かせた状態で、子犬の口や耳、手足などをゆっくり優しく触り褒めてあげましょう。

将来のお手入れがグッと楽になります。

この時にオヤツなどを使う必要はありません。

オヤツではなく飼い主さんの笑顔や褒めてあげる時の声、優しく撫でてあげる手を最高のご褒美にしてください。

【子犬のしつけ】

子犬を迎えた飼い主さんはしつけの本等で勉強をして色々と練習をしたくなると思います。

但し、一番大事なのは飼い主さんの愛情を子犬に伝えることです。 愛情が無い状態でしつけを始めても逆効果になることがあります。

まずは包み込む抱っこで飼い主さんの愛情を子犬に伝えることから始め、子犬が飼い主さんから何をされてもリラックスするようになってからしつけを始めましょう。

子犬の甘噛みについて動画で見る

家族内でルールを統一する

愛犬を迎えたばかりの方、これから愛犬を迎える予定の方は、『愛犬のしつけ』に関して本やネット、テレビなど様々な媒体から情報を得て、一所懸命勉強されていると思います。

ただ、しつけを始める前に、決めておかなければいけない大事なことがあります。 それは【家族内でルールを統一する】ということです。

本やネットに書かれているしつけの方法はあくまでも一般的なものです。

本来愛犬へのしつけというのは、『愛犬がこれから家族の一員として円満に暮らしていくために『家族内のルールを教えること』です。

家族内のルールは、各家庭によってバラバラです。 『番犬として飼われ、知らない人には吠えて欲しい家庭』と『集合住宅なので知らない人であっても近隣の迷惑になるので吠えて欲しくない家庭』では、吠えることに対するしつけ方法は変わってきます。 『運動が趣味の飼い主さんで、愛犬との散歩は一緒に走って欲しい家庭』と『運動が苦手な飼い主さんで、愛犬との散歩中はあまり走って欲しくない家庭』では散歩のしつけ方法が変わってきます。

このように家族ごとに愛犬にやって欲しいことと、やって欲しくないことは変わってきます。 なので、まずしつけを始める前にご自身の家族内でルールを統一してください。 この時に『家族全員』が統一していることが重要です。

お父さん、お母さん、子供さんがそれぞれ違うルールを教えると愛犬はパニックになってしまい、何も覚えてくれなくなります。 家族のルールを統一出来たら、もう一つ統一しなければいけないことがあります。 それは【声がけのルールを統一する】ことです。 例えば愛犬に『おすわり』をして欲しい時に何という声がけにするかを統一します。 「おすわり」なのか「すわって」なのか「すわれ」なのか「Sit」なのか。 これも家族がバラバラに声がけをしてしまうと、愛犬はどの声がけのときに『おすわり』をしていいか分からなくなってしまいます。

なので、しつけを始める前に 【家族内のルールを統一する】ことと【声がけのルールを統一する】ことをしっかりと話し合い、それからしつけを始めるようにしてください。

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主従関係?リーダーシップ?はもう古い

しつけの本やネットの情報の中に『主従関係』や『リーダーシップ』という言葉がよく出て来ます。

犬を迎えたら飼い主はまず一番にリーダーシップをはっきりと教え、犬と主従関係を築きなさいと書かれています。

今でこそ、犬は家族として迎えられ、犬と一緒にお出かけしたり、一緒の宿に泊まったり、温泉に入ったり、一緒に寝たりと、まさに家族の一員です。

しかし、ほんの30年前まで多くの犬は『番犬』として家の外で飼われていました。

私の実家も私がまだ小学生の頃までは家の庭に犬小屋があり家の柱の鎖に繋いで外で飼っていました。

番犬としての犬の役割は、外敵から家を守る事。

不審な人間や、野生の動物が家に近づくと吠えて威嚇し、時には噛んで撃退することも必要な仕事でした。

なので犬に教えなければいけないことは飼い主には絶対逆らわず、忠実に与えれた仕事をこなすために、主従関係を築く必要がありました。

また、人に対して甘えたり必以上に懐いてしまうと泥棒の撃退が出来ないため、『人は怖い』という事を覚えさせるため、叩いてしつけをすることも効果的だとされていました。

それが時代の流れで急激に犬の【役割】が代わり、犬は『番犬』から『家庭犬』になりました。

犬自身は何も変わっていない

ここで肝心なのは犬自身は何も変わっていないという事です。

犬は何万年も前から犬であり、犬は犬本来の本能や習性は何も変わっていません。

変わったのは私たち『人間の意識』と『犬を取り巻く環境』です。

なので変えていくべきは犬ではなく私たちの、犬との接し方を変えていく必要があります。

今の時代に必要なのはリーダーシップではなくヒーローシップ

かつて、犬は飼い主を守る立場でした。

しかし、今は飼い主が犬を守る立場になりました。

犬は外敵から飼い主を守る必要もなく、何かに警戒する必要もなく、ただ、飼い主のそばにいて、家族を癒すことが重要な役割になりました。

なので、飼い主は従来の主従関係やリーダーシップで犬を従わせるのではなく、犬にとって一番頼りになる存在、一番心を許せる存在になる必要があります。

犬が人間社会で生きていくためには最低限守らなくてはいけないルールがあります。

他人に迷惑をかけないことや、人を傷つけないことです。

飼い主は、愛犬に対して絶対にやってはいけないことは、いけないと伝え、正しいことを教える必要があります。

そして愛犬に襲い掛かる外敵(怖い人や犬、大きな音など)は飼い主が身を挺して守ってあげる強さを持つことも重要です。

飼い主は強くなければいけません。

ただこの『強さ』とは愛犬を服従させる強さではなく、愛犬を守れる強さです。

ここが飼い主さんが一番誤解をするところだと思います。

正しいことを教え、常に優しくいざという時は絶対に守ってくれる存在。

それはまさに愛犬にとってヒーローなのではないでしょうか?

家族全員が愛犬にとってヒーローになってくれれば、愛犬は警戒する必要もなければ自分を守るために噛む必要もなくなります。

飼い主さんは、愛犬に対して無理してリーダーシップをとり主従関係を築くことよりも、愛犬に正義と愛情と優しさを伝えれるヒーローになってあげてください。

主従関係・リーダーシップについて動画で見る

『社会性』と『社交性』の違いとは

『社会性』と『社交性』の違いとは?
しつけの本でもよく耳にする『社会性』。

犬を迎えたら早い段階で社会性を身につけさせましょうと書いてあるのですが、社会性を身につけさせるとは、そもそも何を教えたら良いのでしょうか?

そして社会性と非常に混同されやすいのが『社交性』という言葉。

この2つは響きは似てますが全くの別物です。

犬に身につけさせないといけないのは『社会性』
犬の社会性とは、犬が人間社会で生きていく上で最低限、知っておくべきことです。

例えば、家族を含めた人間は優しい存在であるということ。

人に危害を加えていけないこと。

身の回りの環境に慣れることなどです。

そして犬同士のコミュニケーション方法も学ぶ必要があるのですが、ここで社会性と社交性が混同されてしまっているようです。

他の犬と遊べることは『社交性』
『犬は他の犬と仲良く遊ばないといけない』と思われていますが、そうではありません。

犬にも私たち同様に個性があり、他の犬と積極的に遊びたいコもいれば、一人で過ごすほうが好きなコもいます。

それが【社交性】です。

これは性格によるものなので無理して他の犬と仲良くさせる必要はありません。

ただし、他の犬との遊び方や、遊びたくない時の断り方などは身につけさせる必要があります。

社会性は主に子犬の時期に兄弟犬達との遊びや親犬とのコミュニケーションの中で学習していきます。

親犬と触れ合いの愛情、優しさ、気持ちよさ、温かさを知ります。

兄弟達とじゃれあう中で、噛むときの力加減やどちらが強いかなどのポジションの取り方、遊びの誘い方や断り方などを学びます。

なので社会性を身につけさせるためには子犬の時期が非常に重要になってきます。

ただ、多くの子犬達はこのような親犬の愛情や、兄弟達とのじゃれあいを経験する前に親兄弟から引き離され、そのような社会性を身につける前に各家庭に迎えられます。

飼い主に求められる役割
そこで飼い主さんは、親犬代わりとなり、子犬に愛情、優しさ、気持ちよさ、温かさを教えてあげます。

さらに兄弟犬代わりとなり、噛むときの力加減、誘い方、断り方を教えてあげる必要があります。

それは従来の『しつけ』とは全く別の考え方が必要になります。

トイレを教えることや、散歩の時に歩かせる場所を教えること、お手やおすわりを教えることは、その後です。

まずは子犬から、飼い主さんのことを親として兄弟として信頼出来る存在と認識されることが最も重要です。

いきなり、親兄弟から引き離され、知らないお店に連れてこられ、少しお店の雰囲気や店員さんに慣れたと思ったら、また知らない環境に放り出される。

そして知らない人たちから囲まれる。

不安でいっぱいの子犬に向かって、いきなり知らない誰かが『しつけ』をやろうとしても絶対に上手くいきません。

まずは子犬との関係性をしっかりと築き、社会性を身につけさせることです。

愛犬の一番の理解者になる
子犬との関係性を築き、社会性を身に付ける練習をする中で、飼い主さんは愛犬の個性を見極めていきます。

そして愛犬が、他の犬と遊びたいコであれば、他の犬と交流出来る場所に連れていき少しずつ他の犬と交流をさせる練習をすると良いと思います。

もし愛犬が他の犬にあまり興味を示さず、飼い主さんと一緒にいれば満足という性格であれば、無理に他の犬と交流させる必要はありません。

飼い主さんは、愛犬の個性を見極め、そのコに合った暮らし方を見つけていただければと思います。

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わんちゃんの落ち着かせ方

わんちゃんは飼い主さんの気持ちとシンクロしてくれるという特殊能力を持っています。なので、わんちゃんを落ち着かせたい時は、まず最初に自分が落ち着く事です。

「わんちゃんが興奮して落ち着いてくれない」
「今はちょっと静かにしておいて欲しい」
そんなお悩みを抱えた飼い主さんも多いのではないかと思います。
実は、わんちゃんのテンションというのは飼い主さんの褒め方が上手になれば簡単にコントロール出来る様になります。

是非、この機会に褒め方を極めてわんちゃんとの暮らしをもっと楽しくしましょう。

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ベッドか布団か

わんちゃんと暮らしていると、わんちゃんと一緒に寝たいと思う飼い主さんも多いと思います。

その時の飼い主さんの寝具はベッドが良いのでしょうか?
それとも布団が良いのでしょうか?

どちらも同じと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。

是非、動画の方をご覧ください。

ベッドか布団かについて動画で見る

小さなお子様がいる飼い主さんへ

たまに、小さなお子様だけでわんちゃんの散歩をさえている姿を見かけます。
わんちゃんを迎えるとお子様も張り切ってわんちゃんの散歩に行きたい気持ちはよく分かります。

ただ小さなお子様だけの散歩は実は危険がいっぱいです。

実際に脱走や咬傷事故も多く発生しています。

万が一わんちゃんの身に何かあった場合やお子様の身に何かあった場合に適切な対処が出来ません。

小さなお子様がわんちゃんのお散歩に行く場合は、必ず親御さんが一緒に着いて行き、リードも必ず親御さんが持つようにしてください。

小さなお子様がいる飼い主さんへについて動画で見る

散歩は自由に楽しむもの

散歩は、飼い主と愛犬お互いが楽しむことが一番。

「散歩中は走らせないといけない」
「散歩中は飼い主よりも前を歩かせてはいけない」

そんなことを考えながら散歩したって楽しくないですよね?
もっと自由に楽しみましょう♫

ただし、確実にリードを着けて、おしっこは水に流し、うんちは持ち帰るといった最低限のマナーを守った上での話です。

散歩は自由に楽しむものについて動画で見る

ドッグランデビューで失敗しない方法

ドッグラン。 犬と暮らす飼い主さんであれば一度は憧れる場所だと思います。

本来であればわんちゃんと飼い主さんが走って楽しむ場所なのですが、今はわんちゃん同士を交流させる場所としてご利用される方が多くなっています。

わんちゃん同士の交流の場として利用するのも良いのですが、正しく利用しないとわんちゃんが犬嫌いになってしまったり、怪我をしてしまったり、最悪な場合亡くなってしまうケースもあります。

ドッグランを利用する前に飼い主さんは愛犬が犬との交流が好きな性格なのか?一人で過ごすのが好きな性格なのか?を見極める必要があります。

ドッグランに行く前に、是非飼い主さんはこの動画をご覧いただければと思います。

ドッグランデビューで失敗しない方法について動画で見る

人見知りな愛犬の守り方

『愛犬が人見知りなのですが、散歩中急に触ろうとする方がいます。わんちゃんが好きな方だと思うのですが、愛犬も怖がるし、万が一相手を噛んでしまってはいけないのでいきなり触られるのが怖いです。ただ一方的に断るのも失礼だし。この場合どう対処すればいいですか?』
という質問を多く受けます。

今回はそのような場合の対処方法を解説いたしました。

まず大事なポイントですが、何があっても愛犬を守れるのは飼い主さんだけということです。

もし知らない人から急に触られそうになったり、わんちゃんが近づいて来て愛犬が怖がっているようであれば身を挺してでも愛犬を守らなくてはいけません。

小さいコであれば抱っこをしても構いませんし、大きなコであれば飼い主さんの後ろに回らせて飼い主さんが壁になってあげてください。

愛犬が怖がっている時に守ってくれないと『うちの飼い主は私を守れないんだ。もう頼れないな』と思って、次第に自分の身は自分で守ろうとして余計に吠えたり、あるいは噛んで身を守ろうとします。

どんなことがあっても飼い主さんが守ってくれると確信しているわんちゃんは自分で身を守ることは考えなくていいので吠えたり噛んだりしなくなります。

よくしつけの本で『飼い主は舐められてはいけない。飼い主は強いと思わせなければいけない』などと書かれていますが、この『強さ』とは犬に厳しく接し、飼い主を怖い存在と思わせるのではありません。

何があっても愛犬のことを守る『優しい強さ』です。

この思いが愛犬に伝われば必ず愛犬から頼ってもらえる、信頼される飼い主になれます。

人見知りな愛犬の守り方について動画で見る

クレートトレーニング方法

皆さんの愛犬はクレートに入れますか?

もしかすると
『クレートに一度も入ったことない』
『クレートに入るのが苦手』
というわんちゃんもいるかもしれません。

2011年の東日本大震災から今年で10年が経ちましたが、あれからペットの防災に対する意識が高まってきました。
ペットの防災対策は、防災グッズを準備したり避難所を探したりと色々ありますが、今重要とされているのが

『クレートに入れること』

です。

愛犬と一緒に避難できる避難所でも、基本的に飼い主と愛犬は別々の部屋にいなければいけません。

その際、クレートに入れないわんちゃんは避難所にも入れず、外にリードを繋いで係留させなければいけません。

なので、いざという時に大事な愛犬を守るためにも普段からクレートに入れるように練習しておくことが必要です。

避難する時以外でも、車で移動する時や公共機関を利用する時、自宅での休憩場所等に様々な場面で役に立ちます。

是非、この機会にクレートをご用意してクレートトレーニングを始めてみてください。

ちなみに、避難所ではソフトタイプのクレートは重ねることが出来ないので、ハードタイプのものがお勧めです。

クレートトレーニング方法について動画で見る

わんちゃんのおもちゃの選び方とは?

わんちゃんを迎えるとわんちゃんにおもちゃを買ってあげたくなりますよね。

ただ、現在わんちゃんのおもちゃの種類は多種多様に広がっており、うちのコにはどんなおもちゃを買ってあげればいんだろう?とお悩みの飼い主さんも多いと思います。

わんちゃんのおもちゃは大きく分けて
・大きさ
・形
・素材
・用途
に応じて分類されています。

今回の動画ではお話していませんが、わんちゃんに頭を使ってもらう『知育玩具』も販売されています。

まずは飼い主さんはとりあえず一つ何でもいいので安いおもちゃを与えてみてそれに興味を示すか試してみてください。

買わなくても、すでにお家にあり今後使う予定のないもの(古着、タオル、ぬいぐるみなど)をおもちゃの代用品にしてもいいと思います。

それで興味を示したおもちゃの大きさや素材に近いおもちゃを買ってあげれば、遊んでくれる確率は上がります。

わんちゃんにおもちゃを与える際に気をつけなければいけないことは、飼い主さんの目の届かない所ではおもちゃで遊ばせないということです。

わんちゃんの中にはおもちゃを齧るだけではなく、飲み込んでしまうコもいます。
最悪、喉や腸におもちゃが詰まり亡くなってしまうケースも多々あります。

なので、普段はおもちゃはBOXの中やわんちゃんが届かない所に保管をしておき、飼い主さんが一緒に遊べる時におもちゃを出してあげるということを心がけてください。

わんちゃんのお留守番中におもちゃを与えて外出される飼い主さんもいますが、お留守番中におもちゃなどを飲み込んでしまう誤飲事故も起こっています。

大切な家族の命を守るためにも飼い主さんは、おもちゃの危険性も理解したうえでおもちゃ遊びを楽しんでいただければと思います。

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ロングリードの安全な使い方

ロングリードとは、普段わんちゃんのお散歩で使用するリードの長さは1m〜1.5m程ですが、ロングリードは5m〜20m程の長さがあるリードです。

ロングリードの安全な使い方

ロングリードは、トレーニング時に使用する以外に、普段のお散歩にも取り入れることで愛犬の運動不足を解消したり、ストレスを発散させてあげる効果があります。

ロングリードを安全に使う為には、まず飼い主がしっかりとリードをコントロールしなければいけません。

通常のリードよりもかなり長さがあるため、飼い主さんは常に愛犬の動きやリードの動きを観察する必要があります。
ロングリードを安全に使用するためには、基本的に伸ばしっ放しにしないことです。

愛犬が遠くへ行ったら飼い主さんはリードを束ねながら愛犬の元へ行ってリードを短くし、いつでも愛犬を近くへ呼び戻せる様に準備します。
これは飼い主さんの目の届かない所で愛犬が誤飲をしたり、突然近くにきた他のワンちゃん(ノーリード状態のコなど)とのトラブルを避けるためです。

また、ロングリードを持つ際も、輪っかに手首をしっかり通して絶対にリードを離さないようにします。
ロングリードを付けているわんちゃんはいつもよりも自由に走れるので、わんちゃんが全力で走るとリードを持つ手に思わぬ力がかかります。

その際に油断をしているとリードを手放してしまう恐れがあるので、絶対にリードを離さない様にしっかりと持ちましょう。

ロングリードは、正しく使えば愛犬や飼い主さんのコミュニケーションも取れる一方、間違った使い方をしてしまうと、愛犬が怪我をしてしまったり周囲の方の迷惑になってしまうこともあるので、ロングリードは正しく安全に使用しましょう。

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あなたは知っている?ペットフードの選び方

ペットフードの正しい選び方やパッケージに書いている内容をどのように見ていけばよいのか。ドッグトレーナー今村真也が解説します。

ペットフードの選び方について動画で見る

愛犬の命を守るために飼い主が知っておくべき5つのこと

愛犬の命を守れるのは、獣医師でもドッグトレーナーでもなく、飼い主さんです。

しつけの本には書かれていない飼い主さんが本当に知っておくべき5つのことを解説しております。

①食べ物に注意する
わんちゃんに与えてはいけない食べ物も多く存在します。
知らずに与えてしまったり、誤って食べてしまうと命を落とす危険性があります。
代表的なものとしては
・チョコレート
・キシリトール
・たまねぎ(ユリ科の植物全般)
・甲殻類(エビ・カニ)
・イカ、タコ、貝類
などがあります。
万が一わんちゃんが食べてしまった場合は、食べた量、食べた時間、今出ている症状を動物病院に伝え、すぐに獣医師に診てもらってください。

②食後の激しい運動
食後すぐに激しい運動をさせるとわんちゃんは『胃捻転』という病気になってしまいます。
胃捻転とは胃が捻れてしまう病気なのですが、一度胃捻転になってしまうと自然に戻ることはありません。

胃捻転になったわんちゃんは
・お腹が膨らむ
・元気がなくなる
・よだれやゲップが多くなる
・嘔吐
・苦しそうに呼吸する
などの症状が現れます。

また、胃捻転になってしまったら、数時間後には亡くなってしまう恐ろしい病気です。
1分1秒でも早く動物病院に連れて行ってあげてください。

③逸走に注意
家の中や散歩中にわんちゃんが逃げてしまい、事故に遭ってしまうケースも多くあります。
家では、玄関が開いた隙に飛び出してしまうことや、庭で遊ばせていたら庭から脱走していたというケースが多いです。
玄関の前には柵を設置したり、わんちゃんを庭に出す際は隙間がないか、庭の扉は閉まっているかなどを確認するようにしてください。
そして飼い主さんはわんちゃんからなるべく目を離さないようにしましょう。

お散歩中も、首輪やリードが抜けてしまったり、リードを離してしまってわんちゃんを逃してしまうことがあります。
散歩の前に首輪やリードの緩みのチェックを行い、散歩中もリードは正しくしっかりと持って決してリードを離さないようにしましょう。

また、最近コンビニの前にリードフックが設置されており、そこにわんちゃんを係留し買い物に行く飼い主さんも見かけますが、飼い主が離れている間に首輪が抜けてわんちゃんがいなくなってしまったり、誰かから連れ去られてしまうケースもあります。
コンビニの前のリードフックは利用しないことが懸命です。
多少面倒でも、一度わんちゃんを家に連れて帰り、その後飼い主さんは買い物に出かけましょう。

迷子になったわんちゃんを探す時はマイクロチップが有効です。
GPSで位置などを特定することは出来ませんがもしわんちゃんがどこかで保護されたら、体内に埋め込まれたマイクロチップを読み取ることで飼い主さんの情報が特定出来、スムーズにわんちゃんと再開することが出来ます。

リードの持ち方等について①
・https://youtu.be/j3lGMV-AF20

リードの持ち方などについて②
・https://youtu.be/Cthw7ucczDI

マイクロチップについて
・https://youtu.be/0HIdeU1iiPw

④ドッグランに注意
ドッグランはわんちゃんにリードを着けずに思いっきり走り回れる楽しい場所です。
また、色んなわんちゃんがいるので社交性を身につけるためにいち早くドッグランに連れて行き他のわんちゃんと遊ばせたいと思う飼い主さんも多いと思います。

しかし、ドッグランではわんちゃん同士のトラブルが多いのも事実です。

わんちゃんにも個性があり、他のわんちゃんと遊ぶことが得意なわんちゃんもいれば苦手なわんちゃんもいます。
お友達とは遊びたいけど知らないコとは遊びたくないわんちゃんもいます。
一人でゆっくり過ごすことが好きなわんちゃんもいます。

そんな個性がバラバラなわんちゃんが、同じエリアに集合するので必然的にトラブルも起こりやすくなります。

『犬慣れ』はわんちゃんのペースで、恐怖心を与えないようにゆっくりと犬同士の挨拶を行わなければいけません。
しかしドッグランではみんなリードを着けていないので自分のペースで挨拶が出来ません。
なので、『犬慣れ』はドッグラン以外の場所でお互いのわんちゃんがリードを着けている状態で行い、充分に『犬慣れ』が出来たらドッグランに連れて行ってあげるようにしましょう。

犬同士の挨拶について
・https://youtu.be/QzwEwyUtLaw

⑤熱中症に注意
暑さに弱いわんちゃんにとって夏の過ごし方は非常に重要です。
家の中にいても室温や湿度が高ければ熱中症になってしまいます。
家の中ではエアコンをつけ、室温、湿度を下げるようにしましょう。

また、外に行く際も日中はなるべく外に出さないか、出したとしても日陰を選んで歩かせるなど工夫が必要です。
真夏のアスファルトやコンクリートは非常に熱くなっており、わんちゃんが肉球をやけどしてしまうこともあります。
飼い主さんは事前に地面を手の平で触り、熱いようであればわんちゃんを歩かせるのを控えてください。

熱中症について
・https://youtu.be/lqKsrE2SwS4

以上、飼い主さんに知っておいていただきたい大事な5つのことを解説しました。

是非、飼い主さんは愛犬の命を守るためにもこれらの事を守って愛犬との楽しい暮らしを実現していただければと思います。

5つのことについて動画で見る

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最後に

ワンちゃんのしつけについてご紹介させて頂きました。
しつけとは、人と犬が社会生活をする上で、幸せに暮らす為に欠かせないものです。
犬のしつけは様々な方法や考え方があるので必ずこれが正解だというより、我が子の性格や特徴を把握している飼い主さんが適切に選択していく事が重要です。
記事や動画を見ただけで全て解決する訳では無いと思いますので、お悩みがある方は、近隣のしつけ教室などで直接相談してみるのも良いと思います。

今回ご紹介した、しつけのポイントや注意点が少しでもお役に立てば嬉しいです。
しつけに関する知識を身につけて、愛犬と快適に暮らし送ってください。

執筆:equall編集部

 

PetNewsStorageさんでも「飼い方・トレーニングのコラム記事一覧」が掲載されておりますので、あわせてご覧ください。
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