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はじめに
犬用のフード選びは大変ですよね。
子犬、成犬、老犬によっても購入するフードが違いますし、ドライタイプやウエットタイプなどの種類もあります。
ではどのようにフードを選べば良いのでしょうか?また購入出来る場所はどこが最適なのかを解説していきます。
フードの選び方
現在、沢山のドッグフードが販売されており、ドッグフードといっても通常の物から高額なプレミアムフードまで種類も様々です。
最近ではテレビのCMやYouTubeの広告でも見かけるようになっており、各メーカーが力を入れて広告を配信しているのが分かります。知っていると安心しますが、ただ知っているから良いフードという訳ではないのでご注意下さい。
あとは、国産フードと海外産のフードがあります。国産と聞くとなんとなく良いフードと思いがちですが、日本はペット先進国と比べても規制が緩くてペット後進国とも言われていたりします。
最近のフードはクオリティがかなり高くなっていますが「国産フードです!」と国産だけを売りにしているフードは少し注意した方が良いかもしれませんね。
ペットの先進国「カナダ」「ニュージーランド」「アメリカ」「イギリス」「ドイツ」などのフードが国内でも人気が高いですが、中型、大型犬が多い国なので小型犬が多い日本のペットに合っているかのチェックは必要です。
またペット用フードにも基準があり、AAFCO(米国飼料検査官協会)、ペットフード公正取引協議会の栄養基準に適合した総合栄養食であれば1つの安心基準になるかと思います。
色々説明しましたが、結局は商品によって様々なので、原材料、たんぱく質、脂肪などの成分を見た上で購入の判断をするようにしましょう。
原材料の確認
重要なのは、原材料の1番目と2番目に書かれている箇所です。
商品に多く含まれている順番に記載されていきますので、トウモロコシ、大豆、小麦、米などの穀物になっていないフードを選ぶようにすると良いかもしれません。
犬は肉食の動物なのでどれだけ肉が多く入っているか。どこの国の肉で作られているかをキチンと開示しているブランドは◎です。
犬は穀物の消化が苦手な動物で、穀物アレルギーの犬も増えているので、グレインフリー(穀物不使用)のフードも数多く出ています。
ただグレインフリーだから安心安全という訳でもないのであくまで愛犬の年齢や犬種に合わせつつ判断の基準にしましゃう。
フード選びの注意点
人工添加物・保存料・酸化防止剤にも注意が必要です。
食いつきをよくするために動物性の油脂などを入れたり、保存料や酸化防止剤など健康に良くない成分が入っていないかも要注意!
できるだけ自然由来の物が良いのですが、賞味期限が短いというデメリットもあります。
後は、野菜入りを売りにしているフードなども一見良さそうにみえますが、ワンちゃんは肉食です。
人の目線ではなくワンちゃんの目線で考えるようにしましょう。
アレルギーについて
近年はアレルギーで皮膚トラブルを発症するケースも増えています。
但し、ハウスダストやノミ・ダニなど、フードとは別の要因でおこるものが多く、フードによる食物アレルギーは全体の割合もそこまで多くないと言われています。
フードのアレルギーとして、チキン、ラム、フィッシュのアレルギーや小麦・米・とうもろこしなどの穀物によるものも増加傾向にありますので、注意してご飯を与えるようにしましょう。
少しでも気になる場合は動物病院へ行き検査するのも良いかもしれませんね。
フードが買える場所
皆様はいつもどこでドッグフードを購入しますか?
ドッグフードが買える場所は多様化しており、色々な所で購入が可能です。
改めて購入出来る場所を確認していきましょう。そうする事で同じ商品がお得に買えたりするケースもあります。
購入出来る場所には大きく分けて下記の5つがあります
- ホームセンター
- ペットショップ
- コンビニ
- 動物病院
- インターネット通販
ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。見ていきましょう。
・ホームセンター
ホームセンターは、リアル店舗の中では1番豊富に商品が取り揃えられています。
例:ドンキホーテ・カインズホーム・島忠など
多くの商品があるので、比較検討もその場で出来るのが特徴です。
但し、メインで販売しているドッグフードは低価格帯の商品がメインであり、プレミアムフードなどの良質フードはまだまだ少ないです。大量生産されたフードがメインです。
・ペットショップ
ペットショップは、規模によって様々です。個人で経営している所もあれば大手チェーン店もあります。
例:PETEMO(イオンペット)、ペットのコジマ、ジョーカーなど
ホームセンターとは違いペット専門店なので、スタッフの方に相談出来るという点がありますが、あくまでスタッフの方はメーカーの方ではなく、フードのプロではないので、利益率や店舗にメリットがある商品を勧めてくる場合があるので話を全て信じるのは避けましょう。
あくまでアドバイスをもらい、ご自身でキチンと考えて購入する必要があります。
また、商品ラインアップとしては店舗の大きさによって様々です。大型店舗であればホームセンター並みの商品がありますが、小型店であればオーナーや店長の思い入れがあるフードが並んでいると思います。
・コンビニ
普段ペット用品の購入で利用する方は少ないかもしれませんが、ペットフードの販売をしています。
例:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート
商品の品揃えは少なく、良質なフードも少ないので、コンビニを利用するのは、おうちのフードが無くなって急な対応が必要な時が多いかもしれません。
最近では、ローソンを筆頭にオリジナルブランド(PB)を開発している店舗も出てきました。
・動物病院
動物病院でもフードが販売されています。
いつも通っている病院で購入出来るとあって利用する方も多いです。
動物病院で販売しているフードは準療法食などがあり、動物病院以外で買えないのがデメリットです。
一般的に販売されているドッグフードよりも価格が高く、手軽に購入し難いのでフードを買いに動物病院に通う必要があります。
・インターネット通販
最近の主流はやはり、インターネット通販ではないでしょうか。正直1番オススメするのがこのインターネット通販です。
例:amazon、楽天、Yahooなど
オススメの理由として、商品ラインアップがダントツに多い
- 重いフードを自宅まで配送してもらえる
- 定期購入で買い忘れをしない
- 値段が安い
といった点です。
初めてドッグフードを購入する場合は、ペットショップや動物病院で相談して、フードが決まったらネット通販で購入するというのがコロナ後の現在では多いようです。
同じ商品を持ち運ばずに安く買えるのが1番ですよね。
インターネット通販でフードを買う時の注意点
インターネット通販では、商品が多い為どれを買えば良いか分からないという点があります。
またメディアやフードの比較サイトをみて選ぶ方も増えていますが、正直比較サイトのランキングはあまり参考にならない場合が多いです。
フードの販売数では圧倒的にロイヤルカナンやヒルズが多いのに対して、ランキングを見てみるとネット限定の同じような商品が並んでいます。
なぜそんな事が起きるのかというと、フードを販売した時の手数料にあります。
大体のフードランキングは、販売した際の手数料が高い順に並んでいる事が多いので、知識として知っていると良いかもしれません。
フード紹介
今まで多くのドッグフードを試してきたチャチャ丸くんが、今回本気でドッグフードのコメントをしてくれました。
本音でフードについて語るわんちゃんは珍しいですが、今回は忖度なしでオススメのフードをご紹介頂こうと思います。
ブッチジャパン
原材料は全て、環境規制の厳しいニュージーランド産の原材料を使用して生産!ニュージーランドの規制の厳しさは世界でもトップクラスです。その厳しい環境規制のニュージーランドで育った牛や羊は環境汚染などの心配はなく、世界からも安全性が高く、栄養価が高いと注目されています。
- ニュージーランド産
- 人気商品
- 食い抜群
- 飽きない
- お得なトライアルセットがある
価格:4,455円 → 3,000円
ブッチジャパンは普段から利用しているフードで、最初はソーセージ!?と思う見た目にビックリしましたが、ニュージーランド産で食いつきも抜群!久々のウマウマに感動したのを覚えてます。しかも今なら割引価格なのです!
レガリエ
人も食べられる原料のみを使用しているフード。合成添加物は一切使わずに、体にやさしいノンオイルコーティング処方で、80~90℃の低温加熱製法をして作られているフード。国内のワンちゃんに合わせた栄養バランスで最近大人気のフードです。そしてなんといっても500円でお試しが出来るのが嬉しいですね!ワンコインで新フードを試せるので、ぜひ一度ご利用ください。
価格:初回おためし500円
最近販売がスタートして、すごい人気のフードだったので早速試してみました。最近のフードあるあるかもしれませんが、食材にこだわりすぎて、くいつきが全然良くない。。なんてこともレガリエは無かったです。食いつきも良く満足して食べれるフードでした。
オリジン
オリジンは世界中で高く評価されています。それを証明するのが世界各国での受賞歴。オリジンは、ペットフードメーカーとしては類を見ないほど多くの賞を獲得しています。他のフードとの違いオリジンは犬・猫本来の食事を再現する「バイオロジックフード」という新しいカテゴリーのペットフードです。
無添加・人口添加物未使用を謳っているフードは多くありますが、オリジンは栄養添加物の使用も最小限にしたフードです。栄養添加物は、原材料だけでは摂取出来ないビタミン・ミネラル等の栄養素を補うためにペットフードへ入れられます。また、「ORIJEN」は最新設備を導入した自社キッチンで製造を行っています。
価格:商品によって異なる
食いつきがすごい良いです!カナダのフードは、安心して与えられのと、最近はおみせでたくさん見かけるようになり、周りのワンちゃんも与えている方が増えてきた印象があります。
K9ナチュラル
「K9ナチュラル」は、自然豊かなニュージーランド生まれ。原材料は、生産から製品の加工まで、全て厳しい審査のもと管理されています。
「K9ナチュラル」の肉類は、羊、牛、鹿、鶏と、肉の種類が選べます。これら肉類の品質は、豊かな大地に放牧されて育った、健康な人間食用の家畜・家禽を用い、成長ホルモン剤や抗生物質、サプリメントなどは一切、使用していません。 「K9ナチュラル」は、ブロッコリーやカリフラワー、にんじん、チャード、キャベツ、りんご、洋なしなど、使われるすべての原材料に、人間が食べられる新鮮な農作物を使用しています。 ニュージーランドのきれいで澄み切った海域にのみ生息する「ニュージーランド緑イ貝」にも注目。オメガ3脂肪酸、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミンやミネラルを含んだ最高の自然栄養源を配合しています。
価格:商品によって異なる
ずっと愛用しているフード。90%がニュージーランド産で出来ているので肉食の犬は大喜びです。ただ値段が、、高い!高いけど…買っちゃうんですよね。。
フードの選び方
ドッグフードを選ぶときに成分表を見ていますか?
成分表はドッグフードの選び方のコツが隠されています。犬の主な最適栄養素は動物性タンパク質といわれています。
犬はもともと肉食の動物ですなので、穀物や野菜はうまく消化できなく、消化器官に負担をかけてしまう事があります。
オススメは、チキン・ビーフなど動物性タンパク質が含まれているフードがいいのではないでしょうか。成分表には原材料に占める割合が大きいものから順に記載されているので、穀物が先に表記されていたら、お肉などのタンパク質は少なめのドッグフードということなのです。
「チキンミール」「ビーフミール」「サーモンミール」などミールは、特定の動物の成分を粉状にしたものになります。
「○○ミール」「○○エキスパウダー」は、具体的に動物のどの部分を粉状にしたのか記載されてないので、信頼できるフードとは言いにくいかもしれないですね。
最近、手作りフードも増えてきておりますが、一般の方が動物の栄養学を知らいないのに手づくりフードを作って提供して良いのかなという不安もありますよね。ドッグフードはドッグフードを作るプロのメーカーの商品がやはり安心ではないでしょうか。
ドッグフードの種類
ドッグフードには大きく分けて4つの種類があります。
①一般的な総合栄養食・ドライタイプ
ドライタイプは長期保存ができ、かつ皿もあまり汚れないため、お手入れの手間もかかりません。
程よい硬さがあるので、歯やあごの健康に役立ちます。
②歯やあごの発達が未熟な子犬にはソフトドライタイプ
ドライタイプに比べ、粒が柔らかく口当たりがよいのが特徴で、まだ歯が十分に発育していない生後6ヵ月以内の子犬におすすめです。
③好き嫌いの激しい犬やシニア犬にはセミモイストタイプ
香りや食感がよく、ドライタイプをなかなか食べない犬におすすめです。
ドライタイプとこのセミモイストタイプを混ぜて、徐々にドライタイプに慣れさせてあげると良いでしょう。
また、消化吸収がよいため歯やあご、消化機能の落ちたシニア犬にも向いています。
④食欲のない犬や胃腸の弱いシニア犬にはウェットタイプ
食感が生肉に似ており、犬が喜んで食べます。
他のフードと比べ水分量が多く食べやすいため、食欲が落ちている時に与えるとよいでしょう
基本はドライ対応がベストではないでしょうか。
ただし、様々な理由でウエットを与えるのであれば、ブッチがおすすめです。
年齢で選ぶ
年齢や体調に合わせて必要な栄養素やエネルギー量は変わります
犬の年齢やライフステージによって必要な栄養素、最適なドッグフードの与え方も異なります。
ここでは、犬の年齢・ライフステージを「成長期」「維持期」「妊娠期・授乳期」「高齢期」の4つに分類します。
成長期(0歳~12か月):必要なエネルギー量は成犬の2~3倍
成長期の子犬は、成犬と比べると2倍から3倍のエネルギーが必要と言われています。
特に、タンパク質、カルシウム、リンが成長には欠かせません。
子犬向けに栄養バランスのとれたドライタイプのドッグフードをあげましょう。
生後6ヵ月以内の子や、それ以上の月齢でもドライタイプを食べにくそうにしているあごの力が弱い犬の場合は、ソフトドライタイプのドッグフードもおすすめです。
維持期(1歳~6歳):成長期よりもあげる量を調整する
身体が十分に成長している時期で、成長期に比べて必要なエネルギー量は少なくなります。
したがって、成長期と同じようにドッグフードをあげると肥満になってしまいます。運動量や体格に合わせてあげる量を調整しましょう。
もし肥満になってしまったら、脂肪分を抑えた肥満用のドッグフードに切り替えるのもおすすめです。人間の年齢で言っても立派な大人!カロリーの取り過ぎには注意して
妊娠期・授乳期:肥満にならないよう小分けにしてあげて
妊娠後期(5週~)から必要とするエネルギーの量が通常の2~4倍に増えます。
ドッグフードは高カロリーで消化のよいものを与えるようにし、特にカルシウムやリンといったミネラルを多く含む妊娠・授乳期用フードで積極的に栄養を補うようにしましょう。
但し、食べ過ぎないよう小分けにしてあげましょう。
高齢期(7歳~):維持期と比べ必要なエネルギーは1/3に
高齢になると、維持期に比べて必要とする栄養の量は1/3程度に減ります。
また、脂肪の多い食事は肥満や高血圧など、病気の原因となるので控えたほうがよいでしょう。
一方、骨や肉の老化が進んでいくために必要なタンパク質の量は増えますから、より良質なタンパク源のドッグフードを与えましょう。
なお、シニア犬用のドッグフードの中には、関節を動かしやすくする成分「コンドロイチン」を含むものもあります。
ドッグフードは、近年たくさんの種類が出ており、飼育者の方々も悩みますよね。そんな時は良く商品について調べて、まずはお試しをしてみると良いかと思います。
ぜひ、愛犬に適したフードをお選び、健康で楽しいペットライフをお過ごしください。
執筆:equall編集部