今回は、SNSとペットのトレンドに焦点を当て、その歴史や流行を振り返りたいと思います。
目次
SNSとペット
ペット関連のトレンドが拡大した主なSNSとして、Instagramがありますげられます。InstagramはTwitter(X)、mixi、Facebookに比べると後発のサービスとなりますがビジュアル中心のプラットフォームであり、ペットの可愛らしい写真や動画が多くのフォロワーを集める場として指示を獲得しました。その後、YouTubeでペットの日常を映した動画が人気を集め、ペット専用のチャンネルが多く登場しました。
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動画サイズも変化
Instagramに動画や写真を投稿する時は正方形(1:1)の短編動画をアップするのが当たり前でしたが、プラットフォームがYouTubeに移ると長編の横長(16:9)となり、2020年代に入ると若者を中心にTikTokが流行し、縦型動画(9:16)に変化していきました。
今では正方形の動画が投稿されることは少なく、横型と縦型が主流となっています。
ペットの飼い主に流行ったきっかけ
SNS上でのペットのトレンドは、ペットの写真や動画が「癒し」として注目されたことから始まりました。多忙な現代社会において、ペットの無邪気な姿は多くの人々にとって癒しとなり、それがペットをSNSでシェアする文化を促進しました。また、スマートフォンの普及により、誰でも簡単に高品質な写真を撮影できるようになったことも、SNSでのペット人気を後押ししました。近年では、5Gが普及したことで動画の投稿が主流になっています。
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ペットとSNSのトレンド
インスタ映え
2017年に「インスタ映え」が年間大賞に選ばれ、Instagram(インスタグラム)などのSNSを意識したマーケティングやプロモーションがより重視された年となり、2017年を境にSNSがペットの飼い主へ普及しました。
リポスト
ユーザーの投稿をペット関連のアカウントがリポスト、リツイートして拡散を生み出すのが主流になっていました。特に人気のあるペットの投稿は、リポストによって広まり、さらにメディアが取り上げることで、多くのフォロワーを獲得するきっかけとなっており、この流れは現在でも継続しているでしょう。
キャンペーン
ペット関連のブランドや企業は、SNSでのキャンペーンを通じて、飼い主とのエンゲージメントを高めています。たとえば、特定のハッシュタグを使ってペットの写真を投稿することで、賞品が当たるキャンペーンなどが盛んに行われていました。現在では飽和状態となっており縮小傾向といえるでしょう。
インフルエンサー
SNS上では、ペット自身がインフルエンサーとして活躍し始めました。数十万から数百万のフォロワーを持つペットたちは、多くのブランドとコラボレーションを行っています。このブームの火付役となったのが2017年にペットのインフルエンサープロダクションanicas(アニキャス)ではないでしょうか。
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アンバサダー
一部のペットインフルエンサーは、特定のブランドのアンバサダーとして活動しています。アンバサダーとはブランドがペットと契約を行い一時的ではなく、継続的なプロモーションを行うことをいう。
そのブランドの製品をSNS上で紹介することで、ブランドの認知度向上や販売促進に貢献します。
猫ミーム
コロナ明けが明け、2024年に「猫ミーム」と呼ばれる、猫を題材にした面白い動画がSNS上で爆発的に流行しました。
ステマ規制
インフルエンサーやアンバサダーを起用したマーケティングが広がる中、ステルスマーケティング(ステマ)に対する規制が強化されました。これは、広告であることを明確に表示しない投稿が問題視されたためです。これにより、ペットインフルエンサーたちにも影響が見込まれます。
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まとめ
SNSとペットのトレンドは、日常の癒しを求める人々のニーズに応える形で発展してきました。2017年以降、ペットがSNS上で重要な存在となり、リポストやキャンペーン、インフルエンサー活動を通じて、さらに広がりを見せています。今後も、SNSとペットの関係は進化し続けるでしょう。
執筆:equall編集部
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