犬や猫を大切に想う飼い主向けペットフードガイドライン

ペットは家族の一員として愛情を注がれて暮らしています。その健康状態は飼い主にとっても重要であり、健康状態を左右するペットフードの安全性、栄養の適切な摂取に配慮する必要があります。
今回は犬や猫を大切に想う飼い主様に向けてペットフードに関する情報をご紹介します。

愛玩動物用飼料の安全性を確保するペットフード安全法とは

ペットフード安全法は、ペットフードの製造・販売における安全性と品質の確保を目的とした法律です。この法律は、飼い主が愛するペットに与える食事が安全であることを保証し、ペットの健康状態を守ることを目指しています。この法律により、ペットフードは以下の観点から厳格に管理されています。

ペットフード安全法についてはこちらの記事をご覧ください

人間・犬・猫の違い

必要な栄養素の違い

人間、犬、猫はそれぞれ異なる栄養を摂取する必要があります。人間の食事は主にタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどから構成されていますが、犬と猫の栄養素の必要量は異なります。

 犬(雑食)

長い間、人間と共同生活していく中で雑食性が進み、たん白質の必要量は人間より多いものの、最適な三大栄養素の割合は人間と全般的によく似ています。

猫(肉食)

人間と暮らし続けていても肉食性を保ち続けたため、人間や犬に比べてたん白質が多く必要です。また、人間や犬では、生理的に必要なタウリンや、ビタミンAなどを体内で作ることができるのに対して、猫では作ることができないため、タウリンを十分に含んだフードを与える必要があります。

味覚の違い

人間の味覚とペットの味覚は異なります。人間は甘味や苦味、塩味などを感じますが、犬や猫はそれらの味を感じる能力が限られています。犬・猫は人間以上に塩分の摂りすぎに注意が必要です。

一般的に、犬や猫が1日に摂る食塩の量は人間の1/3程度でよいといわれています。このため、人間が普通に食べている惣菜やハム、ソーセージなどを与えてしまうと、知らない間に、塩分の摂取量が過剰となり、心臓や腎臓に負担をかけてしまうことになります。また、猫は食べ物の甘みを感じることが出来ませんが、犬は甘みのある食べ物が大好きなため、与えすぎると肥満の原因になります。

フードの食べ方の違いと与え方

人間は一般的に数回の大きな食事を摂取しますが、犬や猫は1日に複数回、小分けの食事を摂ることが理想的です。特に、猫は小さな食事を頻繁に与えることが消化器系に良い影響を与えるとされています。

1回で1日分の量のフードを食べることが出来るほど大きい胃を持っていますが、1日分のフードを1回で与えるというやり方はあまり好ましくありません。与える回数が1日1回だけの場合は、慌てて飲み込んでのどに詰まらせたり、肥満になりやすいともいわれることから、成犬では1日分を2回に分けて与えましょう。また、子犬の場合は、1回に食べられる量が少ないため、4回程度に分けて与えましょう。犬は、目の前にある食べ物をお腹一杯になるまで食べてしまいます。市販のペットフードの場合には、パッケージに表示してある給与量の目安を参考にして、犬の体重や健康状態にあわせて与える量を調節してください。また、新鮮な水を常にフードのそばに置いておきましょう。

昼夜を問わずに頻繁に少量ずつ食べる習性があるため、1日分を2~3回に分けて与えるか、腐敗の危険性が低いドライフードを置き餌として使って、いつでも食べることが出来るようにしてもよいでしょう。ただし、置き餌の場合でも、常に清潔で新鮮な状態にし、衛生を保つことが重要です。水分の多いウエットフードや手づくりのフードなどは、そのまま放置しておくと腐りやすいため、食べ残しはそのままにしないで、すぐ片付けましょう。

注意が必要な食材

ペットにとって有害な食材も存在します。例えば、チョコレートグレープなどは有毒ですので、絶対に与えてはいけません。また、人間が普段食べている食材の中にも、ペットにとっては消化器官に負担をかけるものがありますので、注意が必要です。

タマネギ

犬や猫に有害なアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれていて、大量に食べさせると赤血球が破壊され、血尿や下痢、嘔吐、発熱などをおこすおそれがあります。加熱してもこの成分は分解されず、ハンバーグやカレーなどのタマネギが含まれる加工食品も要注意です。また、タマネギそのものではなくても、エキスがしみ出た味噌汁やすきやきの煮汁などにも注意する必要があります。(同様の成分は、長ネギ、ニラ、ニンニクなどにも含まれています。)

フドウ・干しフドウ

犬や猫にとって腎不全の原因になります。特に、ブドウの皮は与えてはいけません。

キシリトール入りのガムなど

キシリトールは、虫歯予防などに有効として人間用のガムなどのお菓子に含まれていますが、犬が誤って食べてしまうと、たとえ少量でも、血糖値の低下や嘔吐、肝不全などを起こすので注意が必要です。

香辛料

犬・猫は、香辛料に対する耐性が低いので肝臓障害の症状を引き起こします。

鶏の骨

鶏の骨は縦にさけやすく、鋭利な形状となり、のどや消化管を傷つけることがあるため、犬に与えるのは避けましょう。

イカ、タコなどの魚介類やカニ、エビなどの甲殻類

生の魚、イカやタコ、スルメなどは消化が悪いので、下痢や幅吐の原因になったり、のどに詰まらせてしまうこともあります。また、生のイカや貝などの魚介類や、カニ、エビなどの甲殻類はビタミンB1を分解する酵素を持っているため、猫に与えると体内のビタミンB1が欠乏して後脚の麻痺をおこします。(加熱調理して与えれば問題はありません。)

ホウレン草

シュウ酸が多く含まれているため、シュウ酸カルシウム尿石症の原因になります。茹でてアク抜きをすることで、シュウ酸の量を減らすことができます。

生の豆やナッツ類

消化が悪いので、下痢や吐の原因になります。豆腐や納豆などの加工食品は消化不良の問題はありませんが、マグネシウムが多いため、結石になりやすいという説もあります。

チョコレート

犬にチョコレートを与えると、テオブロミンが原因で幅吐、下痢、発熱、けいれんの発作などを起こします。また、犬ほどではありませんが猫でも同様の症状をおこすことがあります。特に、室内飼育の場合には、買い置きのチョコレートなどを部屋に放置しないよう注意が必要です。

コーヒーや緑茶、紅茶など

カフェインが含まれているため、これらの飲料を与えると、犬や猫は、下痢、幅吐、体温不調、多尿、尿失禁、テンカンの発作などをおこすことがあります。

生卵

アビジンという酵素が、皮膚炎、成長不良の症状を引き起こすことがあります。(加熱調理して与えれば問題はありません。)

砂糖

糖質吸収などのため、ビタミンB1やカルシウムが余分に使われ、ビタミンB1 欠乏症やカルシウム不足の症状を引き起こすことがあります。

にぼし、海苔

犬や猫には、マグネシウムの過剰が要因となり尿路疾患を引き起こすことがあります。

米飯

カロリーは十分に含まれていますが、ビタミン、ミネラルが少ないため、猫には、成長不良、肥満の症状を引き起こすことがあります。

レバー

猫には、ビタミンA、Dの過剰が要因となり、食欲不振、関節炎を引き起こすことがあります。

ペットフードの種類と選び方

市販フードにはドライフード、ウェットフード、トリーツなど様々な種類があります。ペットの年齢、サイズ、健康状態、活動レベルなどに合わせて選択する必要があります。また、特定の健康問題を抱えるペットには、それに対応したフードが必要になる場合もあります。

総合栄養食

犬や猫が必要としている栄養素をすべて含んだフードで、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持することができるように、栄養バランスが調整されています。

間食 (おやつ・スナック)

ペットとのコミュニケーションを取るための手段やごほうびとして、限られた量を与えることを目的としたもので、ジャーキータイプのスナックや魚肉ソーセージなどの練り加工品、ササミ乾燥品、砂肝、乾燥野菜、豚ミミ、蹄(ヒヅメ)などの素材ベース品、ローハイドガムや骨型・歯ブラシ形スナックなどのガム、ビスケットやクッキーなどの菓子類など、様々なものがあります。ペットが欲しがるままに与えていると、栄養が偏ったり、カロリーが過多になって肥満にもつながりますので注意が必要です。1日あたりに必要なカロリーの20%以内に抑えることが大切です。

その他の目的食

嗜好増進などの目的で与える「副食・おかずタイプ」、特定の栄養成分の調節やカロリーの補給などを目的として与える「栄養補完食」、栄養成分の量や比率などを調節することで、特定の疾病などに対して、いわゆる食事療法として与えることを目的とした「療法食」などがあります。なお、それらはかかりつけの獣医師の指導のもとで与えるべきです。

ペットフードのタイプ別の分類

ドライタイプ

水分含量が10%程度、またはそれ以下のフードです。重量あたりの栄養価が高いこと、長期保 存に適しているなどの利点があります。また、カリカリしているため、歯垢がつきにくくなったり、口 臭を抑えることが期待できます。

ウエットタイプ

水分含量が75%程度のフードで、缶詰、アルミトレイ、レトルトパウチ等の加熱殺菌用の容器に 詰められています。風味が良く、食べやすいことから、犬や猫が好む傾向があります。開封しなければ長期間保存できますが、開封後は品質の変化が早いので、注意が必要です。

セミモイストタイプ・ソフトドライタイプ

セミモイストタイプは水分含量が25~35%程度、ソフトドライタイプは水分が10~30%程度のフー ドです。

ライフステージ別

犬や猫では、成長段階によって、必要とするエネルギーの量が違います。このため、市販のペッ トフードの多くは、ライフステージに合わせた栄養設計がされています。各ライフステージに合わせて食餌の管理をしましょう。

哺乳期

生まれてから30日程度までの期間をいいます。この時期は母乳で成長します。市販のミルクを利用す る場合には、犬には犬用、猫には猫用のミルクを与えます。

離乳期

生後約20日から60日くらいまでの期間をいいます。犬用や猫用の離乳期用フードも販売されてい ますが、これらが手に入らない場合には、子犬用(成長期犬用)や子猫用(成長期猫用)フードをお湯やミルクでふやかして与えることも可能です。

成長期

小型犬では生後約50日から10ヶ月程度、中型犬では生後約50日から1年程度、大型犬では生 後約50日から1年半程度、超大型犬では生後約50日から2年程度、猫では生後約50日から1年 程度の期間をいいます。市販製品では、子犬用(成長期犬用)、または、子猫用(成長期猫用)のフードがあります。

成犬、成猫期

成長期以降の7年間程度の時期をいいます。市販製品では、成犬用、または、成猫用のフー ドがあります。

高齢犬、高齢猫期

約7歳から8歳以降の時期をいいます。(老化のスピードには個体差があるため、すべての犬 や猫がこの時期から高齢犬、高齢猫というわけではありません。)市販製品では、シニア用のフードがあります。

通常フードとプレミアムフード

市販のフードの中にプレミアムと表示した製品がありますが、通常のフードとどこがちがうのでしょうか。 プレミアム・フードの定義は必ずしも決まっているものではありませんが、一般的には、消化 性やアミノ酸のバランスが優れた原料を使用している、尿路結石や毛玉の抑制、関節の保護、老化の防止などに有効と思われる機能性を持つ原料を使用しているなど、通常のフードと差 別化を図った製品群を指しています。

フードの切り替え方

ある年齢になったからといって、急にその年齢用のフードに切替えるのはあまり良いことではありません。(食べなれていないフードに急に切替えると、吐いてしまったり、下痢をすることもあります。)状態を見ながら、1週間くらいかけて新しいフードの割合を徐々に増やしましょう。

ドッグトレーナーが教えるフード選び動はこちら

表示の見方

市販のペットフードには、原材料や栄養成分がラベルに表示されています。表示されている情報を確認することで、ペットの健康状態を考慮しながら最適なフードを選択することができます。原材料や栄養成分のバランスを見ることで、ペットに不足しがちな栄養素が含まれているかどうかを判断することができます。

表示はペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)とペットフードの公正競争規約において定めている事項です。 ペットフード安全法では安全確保や問題発生時の原因究明の観点から、次の事項について平成22年12月から製造されるペットフードに義務づけられます。

  • 名称(商品名をいう。犬用か猫用であることがわかるように記載)
  • 原産国名
  • 賞味期限 ・事業者名及び住所(事業者名は製造者、輸入者又は販売者名を記載)
  • 原材料名(原則として全ての原材料をすべて記載)

この他の項目は、ペットフードの表示に関する公正競争規約において定められている表示事項です。

手作りフードについて

手作りフードのメリットは、使う食材や調理方法を飼い主自身が100%把握できることでしょう。 ただ、犬や猫が必要としているフードの栄養バランスは、私たち人間とは大きく異なっていますし、動物の種類によっては、ビタミンやアミノ酸の必要量も違っているなど、犬あるいは猫の栄養バランスやライフステージによって変化する栄養要求量を満たす最適なフードを作るためには、ペットの栄養に関する十分な知識が必要です。
犬や猫の栄養バランスや必要量、与えてはいけない食材などをよく理解した上で、チャレンジしてみてください。どのようなレシピにするかなど、専門家に相談するのもよいでしょう。

生肉や生魚を与える場合の注意点

「犬は肉食動物だから生肉を与えています」、「猫は肉食動物だから、生肉や生魚だけを与えています」という方もいると思います。 犬は雑食性の動物ですから、生肉だけを長い間与え続けていると、栄養バランスの偏りから、犬が本来必要としていて、食餌から補給しなければいけないビタミン類やミネラル類が不足してしまいます。このため、カルシウムやリンの不足あるいは過剰から骨格の異常がおこったり、食物繊維の不足から下痢をしたり、脂肪の過剰から肥満などを招くことがあります。

また、猫は本来、肉食動物ですが、レバーなどを長期間与え続けると、カルシウム不足による歩行障害が起こったり、ビタミンAの過剰による骨の発育異常などを起こすことが知られています。生魚の場合にも、マス、タラ、ニシン、ヒラメ、コイなどの魚はビタミンB1 分解酵素を持っているため、ビタミンB1の欠乏症である急激な麻などを起こしやすいことが知られています。(これらの魚でも、適切に加熱調理してやれば問題は起こりません。) このように、犬や猫には肉や魚以外の食材も与えて、栄養の偏りを防ぐことが重要です。 また、肉や魚は、生のまま与えると内部寄生虫が発生したり、細菌性中毒などを起こす可能性があるため、加熱調理したものを与える方がより安全性が高まります。

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フードの保存方法

ペットフードは適切な保存方法で管理することが重要です。密閉容器に入れ、湿気や虫の侵入を防ぐようにしましょう。また、開封後は賞味期限や使用期限に注意し、新鮮な状態で与えるように心がけましょう。

ペットフードの取り扱い一般

ペットフードの製品特性に合わせた適切な取扱いを心がけましょう。またフードを与えるときに使用する食器や器具類の衛生面にも気をつけてください。フードの残りかすや水分は、微生物の格好の繁殖場所となります。使い終わった食器や器具類はきれいに洗い、乾燥させ、そして清潔な場所に保管しましょう。食器の後片付けや、食べ残しの片付けがすんだら、最後に石鹸で手を洗い、飼い主にとっても、ペットにとっても、衛生的な環境を保つよう心がけましょう。

ドライフードの保存

缶詰やレトルトフード、手作りフードの保管 未開封のドライフードは、直射日光が当たらない温度変化の少ない場所で保存して、賞味期限内に使い切ることを心がけましょう。(保存条件が悪いと、たとえ賞味期限内でも、品質が悪くなることもあります。) 開封後は、袋の封をしっかりして、直射日光が当たらず、温度や湿度が低い場所で保存しましょう。

冷蔵庫での保存は、フードを与えるときの出し入れの際に、フードの表面に結露を生じ、カビ等の発生原因となることがありますので、常温で保存しましょう。開封後は、なるべく早く使い切ることが大切です。犬または猫の大きさにあったサイズの製品を選びましょう。ドライフードは比較的長期間保存できる利点がありますが、フードボウルに出した場合には、時間とともに香りや食感が失われます。また、犬や猫がいったん口をつけたものは、唾液などがついているため、有害な微生物が発生することもありますので、できるだけ少量ずつ出して、新しいものに取り替えましょう。

缶詰やレトルトフード、手作りフードの保管

未開封の缶詰やレトルトフードは、直射日光が当たらない温度変化の少ない場所で保存して、賞味期限内に使い切ることを心がけましょう。(保存条件が悪いと、たとえ賞味期限内でも、品質が悪くなることもあります。)開封後に、缶詰やレトルトフード、手作りフードが余ってしまった場合は、別の容器に移しかえて冷蔵庫で保管して、出来るだけその日のうちに使い切ることを心がけましょう。1日以上保管しなければならない場合は、冷凍保存して、その都度、解凍して与える方法も良いでしょう。(なお、家庭用の冷蔵庫で冷凍保管した場合、食味等を損なう場合がありますので注意が必要です。)

また、缶詰やレトルトフード、手作りフードでは、フードボウルに出した後の酸化、腐敗、有害 微生物の繁殖などといった品質の変化が、ドライフードに比べて早いため、出しっぱなしは避けましょう。給与時間は20分程度を目安にしてください。

体調管理について

痩せすぎ、太りすぎにしないために

ペットの体重管理は健康維持のために重要です。適切な食事量や運動を提供し、体重の変化に注意しましょう。特に、肥満は犬や猫の健康に深刻な影響を与える可能性がありますので、適切な管理が必要です。

給与量の設定方法

カロリーの必要量はライフステージや体重によって異なります。犬や猫が1日に必要なカロリー量は体重によって変化します。また、同じ体重の犬や猫でも、ステージによって必要なカロリー量は変化します。多くの市販のフードには、カロリー表示とともに、与える量の目安が示されています。しかし、同じ量のご飯を食べても太らない人や太ってしまう人がいるように、犬や猫も個体によって必要なカロリー量が違う場合があります。

カロリー必要量の計算法

犬の場合には、体重(kg)の0.75乗に各ステージにおける係数(離乳期では274、成長中期では200、成犬期では132)をかけることで計算します(PCをお持ちの方はエクセルで「=係数×体重^0.75」で計算できます)。猫の場合には、体重(kg)に係数(10週齢では250、20週齢では130、30週齢では100、40週齢や50週齢で活発な個体では80、40週齢や50週齢で不活発な個体では70)をかけることで計算できます。

日頃の体調管理

定期的な健康診断やワクチン接種、適切なストレス管理など、日々の体調管理がペットの健康をサポートします。ペットが健康で幸せな生活を送るためには、飼い主がペットの健康状態を定期的にチェックし、必要なケアを行うことが重要です。

犬で注意する点は…

  • 食欲がない(正常な犬でもフードを1~2日間食べない個体もいますが、積極的に食べない場合には病気の前兆と考えて良いでしょう。)
  • 毛にツヤがない、ゴワゴワしている
  • 糞の中に粘液や血が混じっている
  • いつもより糞が臭い
  • おしっこに血が混じっている
  • 数日間にわたって嘔吐をくりかえす
  • お腹が膨れていて、触ると痛がる
  • 咳がひどい
  • 鼻汁や涙を流す
  • 熱がある(犬の正常体温は38.0~39.0℃です)
  • 周りの状況に無関心になった
  • 暗がりに隠れて出てこない

猫で注意する点は…

  • 食欲がない
  • 目に活力がない
  • 毛が乾燥し、ゴワゴワしている
  • 休みなく鳴いている
  • 体に触られるのを嫌がる
  • 水を飲む量がいつもより異常に多い(少ない)
  • おしっこの回数がいつもより多い
  • おしっこをチビチビもらす
  • おしっこに血が混じっている
  • 下痢をくりかえす
  • 熱がある(猫の正常体温は38.0~39.0℃です)
  • 1日以上、1ヶ所に隠れて出てこない
  • 毛玉の排泄がひどい

ボディコンディションスコア

犬のボディコンディションスコア(BCS)と体型

猫のボディコンディションスコア(BCS)と体型

肥満をふせぐには、おやつやごほうびはできるだけ控える、適度な運動をさせるなどの注意が必要です。おやつやごほうびを与えることは、犬や猫とのコミュニケーションをとるひとつの手段ですが、カロリー表示を確かめて、これらを与えた分だけフードを減らすなどの注意が必要です。本格的なダイエットは、獣医師の指導の下で行う必要がありますが、軽度~中度の肥満の場合には、与えるフードの量を通常の30~40%減らして体重の変化をチェックします。1週間で体重が1~3%減るくらいの割合で徐々に体重を減らしていくのが適当です。この際、空腹感を抑えるために、1日量を3~4回に分けて与えます。(与えるフードの量を40%以上減らすといった急激なダイエットは体に悪い影響を与える危険があります。)

観葉植物等に気をつけよう

犬や猫は健康上の問題を示すことができないため、定期的な健康チェックや異常に気付くことが重要です。動物の日常的な様子や行動の変化に敏感になりましょう。また、環境の変化やストレスの要因にも注意を払い、ペットがストレスを感じることのないよう配慮しましょう。

観葉植物による中毒

室内に置いてある観葉植物を犬や猫が誤って食べたことで中毒を起こすことがあります。ディヘンバキアやセローム(サトイモ科)、アイビー(セイヨウキヅタ、ウコギ科)、イチイ(イチイ科)、クレマチス(テッセン、キンポウゲ科)、スズラン(ユリ科)、クロッカス(アヤメ科)、シクラメン(サクラソウ科)など、犬や猫に潜在的な危険性を持つ植物は多いので注意が必要です。

家庭用の洗剤等

家庭にある洗浄剤、殺虫剤等についても適切に管理し、犬や猫の口に入らないよう注意することが大切です。

歯のケア

犬では生まれてから約1月で28本の乳歯がはえそろい、3~7月で42本の永久歯にはえかわります。また、猫では生まれてから約1ヶ月半で26本の乳歯がはえそろい、4~8月で30本の永久歯に生えかわります。犬や猫が健全な歯を失うと、健康状態にも悪い影響を与えます。健全な歯を保つには、ドライフードなどを与えるのも効果的ですが、できるだけ、子犬や子猫の時から定期的な歯磨き(犬ではできれば毎日、猫では週1~2回)の習慣をつけましょう。歯磨きは、子供用の歯ブラシや、やわらかい布きれなどを使っておこないますが、最初は、獣医師の先生から正しい歯磨きの方法を指導してもらうと良いでしょう。また、定期的に獣医師の診察を受け、歯垢や歯石をとってもらうことも重要です。

飲み水にも注意を払いましょう

水は犬や猫の体の60~80%を占める重要な要素です。一般的に、健康な成犬や成猫が快適な温度条件下で暮らしている時の飲水量は、フードの乾物量(水分を除いた重量)の約2.5倍と言われています。実際には食べているフードの水分含量(例えば、犬用のドライフードの水分含量はおおよそ10%、ウエットフードの水分含量はおおよそ75%です)、気温、運動量などによっても大きく左右されますので、いつでも新鮮な水が飲めるようにしてください。なお、人間用のミネラルウォーターは、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれているものもあるため、犬や猫に与える場合は注意が必要です。

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ペットフードが値上げ

昨今の社会情勢の変化により、穀物などの原材料価格の上昇を受け、食品や飲料メーカーの値上げが続いており、家計への負担は日々厳しさを増しています。原材料の高騰による影響は、ペット向け商品も例外ではありません。今回は、ペットフードなどペット向け商品の値上げについて調査致しましたので、今後のお買い物の参考にして頂ければ幸いです。

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まとめ

ペットフードに関する詳細をご紹介しました。
ペットの健康を守るためには、飼い主が栄養バランスの良い食事を提供し、定期的な健康管理を行うことが不可欠です。 適正な飼育を行い、豊かなペットとの生活をおくりましょう。

出所:環境省自然環境局総務課動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」

執筆:equall編集部

 

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