ラパーマの特徴や性格・基礎知識を学ぼう！飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

ラパーマとは

大変珍しいカールした被毛を持つラパーマ。意外にも触れてみると被毛は柔らかく手触り抜群です。突然変異で誕生した希少な被毛を持つラパーマの魅力に注目してみましょう。

ラパーマの特徴

ラパーマの特徴といえば、なんといっても強くカールした被毛です。カールは体の一部のみという場合もあれば全身に広くみられる場合もあり、それぞれの個性が際立っています。

性格は

• 温厚
• 遊び好き
• 甘えん坊

家猫として家族とのんびりした暮らしに向いています。

ラパーマの被毛はまるで綿菓子のように細く繊細で、息を吹きかけるとふわりとなびくほどです。強くカールしているので一見すると固くしっかりとした手触りではと思われがちですが、触れた時の感触のギャップに驚かれることもたびたびです。

ラパーマには長毛種と短毛種の2つのタイプが誕生します。ラパーマはあまりに希少な猫故に、時にはカールした被毛が手入れが行き届いていない毛玉やもつれと勘違いされたという笑い話もあるほどです。

サイズ・毛色・体重など

ラパーマの平均的な体重は3～6㎏が目安で一般的な猫と同等のサイズです。アーモンド形の瞳と大きな耳が印象的で、この猫の愛らしさを引き立てています。

毛色はあらゆる毛色が認められていて、個性豊かな点もラパーマの魅力です。

ラパーマの歴史

ラパーマは 1982年、アメリカ合衆国のオレゴン州ザ・ダルズ郊外で家猫から偶然誕生した子猫がきっかけです。この子猫は当初全く被毛がなかったものの、生後数か月が経ち徐々にカールした被毛が生えそろい始め、ラパーマの特徴である柔らかい巻き毛が生えそろいました。突然変異的な誕生であったため、その後子の特徴的な巻き毛を遺伝させるには相当な苦労がありました。

純血種としての認定は2008年と比較的最近でまさに新種の猫そのものです。

日本では2000年代に入り猫ブームをきっかけに注目が高まっているものの、あまりに希少な猫故にペットショップなどに並ぶ機会はほぼありません。

ラパーマの飼育頭数

アニコムの統計によるラパーマの飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

ラパーマは突然変異種であることから、個体数が大変少なく歴史も浅い猫です。飼育頭数は世界的にみてもごくわずかです。しっかりとした巻き毛が体の一部のみにしから見られない猫や全く巻き毛が見られない猫も最近増えています。希少種故に購入価格は相当な高額です。

ラパーマの年間飼育費用

実際にラパーマと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか？

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※医療費（混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出）

※算出方法は、コチラをご覧ください。

ラパーマの特徴の1つに太りやすいという点があります。食欲旺盛で甘え上手な性格からつい食事やオヤツの催促を受け入れてしまいがちですが、肥満は万病のもとです。日ごろから食事量や体重の管理を徹底しましょう。

ラパーマのケア

ラパーマとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

【月に一度】

〇爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減につながります。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

【週に数回、季節や体調に応じて】

週に数回を目安にスリッカーで被毛の根元からブラッシングをしましょう。ブラッシングの際は、市販のブラッシングスプレーを利用すると、静電気を予防し、スムーズに櫛を通すことができます。

ラパーマ まとめ

個性的な外見と甘え上手な性格で誰からも愛されるラパーマ。手触りの良い巻き毛が特徴的で、出会うことができるだけでも奇跡と呼べるほどの幸運です。

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