アメリカンショートヘアーの特徴や性格・基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

アメリカンショートヘアーとは

シルバーの被毛にくっきりと描かれた縞模様、大きな瞳、丸みを帯びた顔立ちが魅力的な猫がアメリカンショートヘアーです。日本で純血種の猫が定着したきっかけになった猫ともいわれています。

野性味あふれる気質と甘えん坊な面とを併せ持つアメリカンショートヘアーの魅力に注目してみましょう。

アメリカンショートヘアーの特徴

アメリカンショートヘアーは、シルバーの艶のある被毛に黒い縞模様の入った猫です。アメリカンショートヘアーは日本で最も有名な純血種の猫だともいわれるほどに今では日本のペットとして定着しています。

その特徴は毛色だけでなく

  • 丸く大きな瞳
  • 好奇心旺盛な性格
  • 骨太でしっかりとした体形

などがあります。

これまでも日本には代々縞模様を持つ猫が数多くいましたが、アメリカンショートヘアーの持つ特有の縞模様はまさに別格です。頭部から首筋にかけてまっすぐ伸びる3本の縦縞、お腹部分に均等にうずを巻く縞模様がこの猫ならではの模様です。

本来のアメリカンショートヘアーは納屋で馬や牛と共に寝起きし、ネズミを捕る役目を担う野性味あふれる猫でしたが長年日本で暮らす中で、次第に特有の野生的な気質は薄まり、現在では、野性味を感じるさせるのはその外見の縞模様のみといえるでしょう。

体のラインも本来のすっきりとしたスマートな体形を持つアメリカンショートヘアーは減り、現在はやや太目なシルエットのアメリカンショートヘアーが大半です。

性格はとても好奇心旺盛で遊び好きです。特にオスは成長後もやんちゃな気質が色濃く残り、日々の生活では家族とじゃれあい遊ぶことを楽しみにしています。

遊び好きな性格なので、小さな子供のいる家庭や多頭飼いにもスムーズに馴染むことができます。

アメリカンショートヘアーは比較的多産型な猫が多く、猫同士の多頭飼いを考える場合は、避妊去勢手術が欠かせません。

サイズ・毛色・体重など

アメリカンショートヘアーは比較的小柄な猫です。本来の納屋の番をする様子から考えても、小柄でスマート、俊敏な動きを得意とする猫です。

標準的なサイズは3~5㎏ほどで、オスのほうがメスよりも一回り大柄になります。

ただアメリカンショートヘアーは脂肪がつきやすい体質で、催促されるままに食事を与えると過度な肥満になることがあるので注意しましょう。

生後一年を過ぎると、骨格の成長が止まり、個々の体形にあった標準体重を見極めることができます。このタイミングで標準体重を把握し、その後は体重維持を心がけましょう。

アメリカンショートヘアーはシルバーの毛色が印象的で、この毛色は「シルバータビー」と呼ばれます。実は、頭数は大変少ないものの「ブラウンタビー」と呼ばれる茶色の毛色を持つ猫も誕生します。いずれも血統証はアメリカンショートヘアーとして発行されます。

アメリカンショートヘアーの歴史

アメリカンショートヘアーの歴史は大変古く、残されている記録によると17世紀まで遡ることができます。この頃、イギリスから新天地を求めて大海に出航したピューリタン(清教徒)たちが、船内(メイフラワー号)で穀物を荒らすネズミを駆逐するために、港町にいた猫たちを船に乗せたことがその始まりだといわれています。当時は、航海の時はもちろん納屋や倉庫の穀物をネズミから守るために猫を住まわせることはごく一般的な習慣だったので、まだこの時点では、特段アメリカンショートヘアーの特徴は確率されてはいません。

この頃の航海がきっかけになり、アメリカにアメリカンショートヘアーの祖先が輸入され、陸に降り住み着いたことで、次第にアメリカンショートヘアーとしての血統の確立が進みます。

アメリカンショートヘアーは非常に繁殖力が強く、多産型で野生的な生活にも順応し、気が付けばアメリカではごく身近でどこにでもいる猫として扱われるようになりました。

日本で猫といえば誰もが三毛猫を思い浮かべることとよく似ています。

その後、1980年代後半から日本で始まったペットブームの波に乗り、猫といえばアメリカンショートヘアーが注目を浴びます。当時は純血種の猫といえば、チンチラなど長毛種が主流であったものの、世話に手間がかかる、富裕層が飼う猫というイメージが強く敬遠されていました。その中に、短毛で手間がかからない上に、やんちゃで甘えん坊な猫が登場したのですから、その人気ぶりはまさに爆発的なブームとなりました。

しかし当時の日本はまだ、猫は屋外で飼うもの、屋外と室内を自由に行き来する生活が当たりまえと考えられていたので、アメリカンショートヘアーも同様な生活を送ります。その結果、高い繁殖力から日本独自の猫との交配が進み、今では野良猫や雑種猫にアメリカンショートヘアーにとてもよく似た毛色を持つ猫を多数見かけることができます。

アメリカンショートヘアーの飼育頭数

アメリカンショートヘアーの飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

<年度 飼育頭数 飼育頭数順位>

  • 2023年 18,727頭 3位
  • 2022年 16,898頭 3位
  • 2021年 14,955頭 3位
  • 2020年 13,284頭 3位

<飼育頭数推移>

<飼育割合>

2023年:8.8%

※飼育頭数の登録数割合

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アメリカンショートヘアーが3位につけていることに驚く方も多いでしょう。実は日本で一番飼育頭数の多い猫は混血つまり雑種猫です。雑種猫の中にもアメリカンショートヘアーにとてもよく似た猫も多く、なかにはあえて血統証を有料で発行せずに雑種として登録をする方もいます。そのため飼育頭数は3位ですが、実際にアメリカンショートヘアーやよく似た猫を見かける機会は多いでしょう。

アメリカンショートヘアーの年間飼育費用

実際にアメリカンショートヘアーと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
キャットフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計6,000132,000

※医療費(混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

アメリカンショートヘアーの一か月のキャットフード消費量は1~2kgほどです。食欲旺盛な猫が多く、置き餌にすると必要以上に食べてしまうことがあるので注意しましょう。

また好奇心旺盛な性格から、家族の留守中に食べ物をいたずらすることも珍しくありません。人間用食べ物の中には猫にとって有害なものもあるので、食べ物の保管方法は工夫が必要です。

アメリカンショートヘアーのケア

アメリカンショートヘアーとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

  • 歯磨き、デンタルケア
  • 毛玉対策

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

毛づくろいをすることで、体内に一時的に抜け毛を飲み込みます。たいていの場合、便と同時に排泄されます。ただ中にはたびたびの嘔吐や腸閉塞を起こす猫もいるので、排泄がスムーズに行われていない場合は専用製品を利用し、ケアが必要です。

【月に一度】

  • 爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減に効果的です。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

アメリカンショートヘアーのまとめ

大きな瞳ときれいな縞模様が魅力的なアメリカンショートヘアー。やんちゃで遊び好き、でも甘えんぼうと猫らしさにあふれる猫です。どんなおもちゃを気に入ってくれるのか?と考えることも楽しい時間になること間違いなしです。

執筆 :ライター 大谷

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