【獣医師解説】猫の医療費を抑えるためにできること

ここ数年、猫の飼育頭数は犬の飼育頭数を越え、2019年のペットフード協会の推計によると、猫の飼育頭数は約1,000万頭と言われています。

また、平均寿命は約15歳。昔と比べて飼育環境や医療技術の向上により、長寿化しており、同協会の報告によると、平均の生涯必要経費(フード代等含む)は約140万円とのことです。

猫を飼う際に気をつけなければいけない病気はどのようなものがあるのか、どのようにしたら医療費が抑えられるのか考えていきましょう。

子猫期(~1歳)

⼦猫のうちは環境が変わると体調を崩しやすくなるため、飼い始めの時期は特に注意が必要です。

保護猫など外部と接触のある猫の場合は、寄⽣⾍やウイルスによる感染症を疑う必要があります。

鼻水やくしゃみ、下痢などの症状がみられたら、早めに動物病院に相談するようにしましょう。

また、子猫期は免疫をつけるために大切な時期です。初年度は2~3回のワクチン接種が必要です。

成猫期(1歳〜6歳)

免疫力がしっかりしている時期なので、比較的病気は少ない時期ですが、この時期に起こる病気で最も心配なのが膀胱炎。

オス・メス共に起こりますが、特にオスは尿道が狭いため結石性の膀胱炎で排尿が2日間できないと死に至る可能性があります。

トイレに何度も行く、尿の跡がいつもより小さく回数が多い、血尿などの症状があった場合には早めに動物病院へ行きましょう。

もし尿の採取ができる場合には液体の状態で尿を持っていくことをお勧めします。

⽼猫期(7歳〜)

⾼齢の猫で特に注意したいのが慢性腎臓病。

初期の腎臓病は症状に気づきにくいですが、進行してくると、水をたくさん飲みたくさん薄い尿をしたり、元気がなくなったり、嘔吐をして食欲がなくなります。

若いうちから定期的に尿検査をしておくと早期発⾒につながります。

腎不全は完治する病気ではなく、悪化を遅らせるための治療を⾏います。そのため、治療は⼀⽣涯続きます。1〜4種類の薬を毎⽇投与したり、⽪下点滴を定期的もしくは毎⽇⾏います。

医療費を抑えるためにできること

医療費が気になるときにしてしまいがちなことが、様子を見ること。

しばらく様子を見ると、治るだろうと自己判断で経過観察していると、その間に状態が悪化してしまうことがあります。

病気の治療は、早期発見、早期治療が悪化を防ぎ、体へのダメージも少なくすみます。

普段から、お家の子の状態を良く観察して、小さな変化にも気づけるようになっておくことが一番の医療費を抑えることに繋がるかもしれませんね。

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