InstagramやTwitterなどのSNSトラブル!引用、転載等どこからがNGが解説

引用、転載等どこからがNG

anicasではインフルエンサーのキャスティングを行っていますので、今回はSNSでよくあるトラブルについて書いてみます。

気づかぬうちにトラブルの元になっていたり、加担することになっていたりする場合を多く見かけるようになりました。
どこからが法的にNGになるかの線引きはとても難しいジャンルなのですが、最近はメディアでも取り上げられる事が多く、色々なパターンで法的責任も追及されるのがポピュラーになってきました。
下記にご紹介するのはほんの一部ですが、回避するために参考になれば幸いです!

※噛み砕いて書いていますのでご了承ください。
※「どうなるか」については、”100%こうなる”ではなく、あくまで可能性となります。

他の人の画像や文章を自分の投稿に使うこと

いわゆる、転載

他の人が投稿していたかわいい写真などを、相手の許可なく自分のアカウントに投稿してしまっている人がいるのを見たことがあるかもしれません。
ご本人の許可が得られればもちろんOKですが、許可なく投稿するのはNGです。なので自分で使いたい場合は、ご本人に聞いてみましょう。
そして、許可が得られたら、誰に許可を得たかを明示しましょう。

引用ならいいの?

引用と転載、違いは一応あります!
微妙なのですが、自分の投稿の中に占める「他人の作品」の割合で区別します。大半が「他人の作品」の場合は転載、一部であれば引用扱いになります。
引用の場合は、ご本人の許可を必ずしも取らなくてもかまいません。有名な小説の一文を引用するとかそういう場合です。
ただし、必ず「引用元」は明記しなければなりません。
あまりに有名なものを引用する分にはトラブルになりにくいですが、個人間ですといくら引用だと言ってもトラブルになる場合がありますので、転載のようにご本人の許可をとった方が無難です。

テレビで放送された番組やCMの動画は使っていいの?

これも、権利者の許可が必要です。放送されているものは全て、どこかの企業が権利を持っている持ち物です。その為、注意が必要です。
自分が出演者だったとしても、自分にその番組の所有権はありません。
なので、番組制作会社さんに確認するか、あるいは心配であれば掲載はやめておきましょう。スタッフさんに聞いてみると、OKかNGか快く教えてくれます。
番組ホームページに掲載されている番組ロゴはOKだったり、番組のSNSに掲載されている範囲ならOKだったり色々なパターンがあります。

もし勝手に転載してしまうとどうなるか・・・その投稿の性質によって事の大小が決まるので、一概にはわかりません。
前に説明した「引用」の要件に当てはまれば大丈夫では?という考え方もありますが、そこではなくて、あくまで相手が転載されて「怒るか怒らないか」という目線で判断されるのが良いかと思います。

もちろん、映画や有料会員限定の番組はいわゆる「違法アップロード」なので一発でアウトです!

雑誌や冊子の中身の記事を写真に撮って投稿するのは?

これも、「買わないと見られないもの」なので映画と同じくNGです。
権利を持っている方に、掲載してよいか確認が必要です。

映画や有料番組、雑誌の中身は、購入しないと見られないようになっています。なので、それを無料公開してしまうと、それを生業とする制作会社さんと、購入した人の双方から指摘されてしまいます。

LINEやDMのスクリーンショットを投稿するのは?

もちろんNGです。「晒し行為」と言われているものです。
「個人間の会話を不特定多数に見せること」自体が違法性を帯びます。
「晒し」を行ってしまう人は、
・皆に悪い人だと知らせたかった
・他に同じような立ち場の人がいるか皆に聞きたかった
・自分が正しいかを皆に聞きたかった
といった理由をあげがちですが、「皆に」がNGポイントです。
基本的に、個人同士しか知らない事を、他人に公開するのがNGだと思えば良いかと思います。LINEグループなども公開の対象になります。
相手方に許可をもらっていれば、公開はOKとなります。
もし勝手に行ってしまうとどうなるか・・・それが大きく拡散されるほど、違法性が大きくなってしまいます。

いわゆる誹謗中傷はどこから?

事実ならOK?

事実であってもなくても、その人を悪く言う事は「誹謗」に該当します。
「中傷」とは、根拠がないことを言いふらすことを意味します。

その2つの言葉を足した「誹謗中傷」というのは、ネガティブな意図で何かを言いふらすこと全般を指すと思った方が良いです。
相手の欠点や失敗を指摘したいときは、それが事実であっても当事者以外に言いふらす必要はありませんから、違法性が強くなるのです。

批判ならOK?

「批判」だから誹謗中傷ではない!という主張をする方もいますが、「批判」は相手の行為に対し良いところと悪いところ両方をもって評価するという意味合いを含みます。理由や根拠が論理的で、偏りがなく、物事を多面的、客観的にとらえる考えのことです。

「非難」は相手の失敗や欠点などを取り上げて責め立てることです。
「非難」と「批判」が混同されやすいですが、SNS上で見かけるのは大半が「非難」です。

批判の例「このフードは栄養バランスは良いけど食いつきがもっと良くなるといいなぁ」
非難の例「このフードは全然ダメ」「なんかあやしい」

「批判」も「非難」も、客観的にいきすぎていると判断された場合は違法性を帯びてきます。
他人から見て、その言葉に相手に対する思いやりがあるかないか、という視点で考えると良いかもしれません。

トラブルを起こしてしまったら・巻き込まれてしまったら

当事者同士で解決できないと思った時は、公表するのではなくまずネットトラブルの対策専門家などに相談してみましょう。訴訟といった大きな問題になる前に解決する方法をアドバイスしてくれます。
ペット飼い主さんでしたら、お気軽に弊社にメールして頂いて構いません!アドバイスまでしかできませんが、無料でお答えします。サポートできる範囲をこえたら弁護士さんを頼るように助言させて頂きます。

飼い主専用問合せ窓口:contact@anicas.jp

執筆:anicas 編集部

 
 

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