シェットランド・シープドッグの基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

シェットランド・シープドッグ とは

スラリと伸びた鼻筋とスマートな歩様、豪華な被毛で高貴な雰囲気が漂う シェットランド・シープドッグ 。牧羊犬ならではの知能の高さと落ち着きがあります。家族にまっすぐな愛情を向けてくれるシェットランド・シープドッグの魅力に注目してみましょう。

シェットランド・シープドッグの特徴

シェットランド・シープドッグ はその名の通り、イギリス原産の牧羊犬です。

性格は

  • 知的
  • 温厚
  • シャイ、人見知り
  • 臆病
  • 繊細
  • 攻撃性はない
  • ストレスに過敏

このように他の洋犬とは一線を画したタイプです。子犬のころから無邪気にはしゃぐことは少なく、冷静に状況判断ができ、家族の言葉に忠実に行動します。

家族にはまっすぐな愛情を向け、全幅の信頼を寄せるものの、家族以外にはなつかず、愛想が悪いと感じることもあるでしょう。ただ周囲に攻撃性を見せることはなく、ストレスを内にため込んでしまうタイプです。

運動量は

元来の牧羊犬なので、朝夕の散歩はもちろんドッグランやボール投げなど十分な運動が欠かせません。

ただ大変知的な性格から、他犬と体力任せに遊ぶことよりも家族を相手にトリッキーなゲームをしたり、フリスビーやボール投げ、アジリティなどを楽しむことに喜びを感じます。

室内で遊ばせる時もぬいぐるみよりも知育玩具が シェットランド・シープドッグ には向いています。

体調管理は

繊細な性格からストレス性の下痢を起こすことがたびたびあります。ペットホテルなど慣れない環境で過ごす場合は、愛犬が使いなれたものを持参してあげると安心です。

サイズ・毛色・体重など

JKCの定めるシェットランド・シープドッグのサイズ基準は

体高が 牡:37cm 牝:35.5cm
33cm未満、上限40.5cmを超えるものは極めて好ましくない と定められています。

体重の基準はありませんがペットとして暮らす平均は10㎏前後です。オスの中には15㎏前後になるタイプもいます。

毛量が多いことから大柄で重量がある犬と思われがちですが、実は骨格は細身で華奢なタイプです。

毛色は

  • セーブル(白茶)
  • トライカラー
  • ブルーマール
  • ブラック&ホワイト/ブラック&タン

が認められています。一番人気はセーブルと呼ばれる白茶色です。ブルーマールと呼ばれる大理石のようにブラックが散らばっている 毛色は大変希少です。ただ繁殖を考える場合、特殊な毛色故に先天性疾患の危険性も高いので専門家と十分に相談しましょう。

シェットランド・シープドッグ の歴史

シェットランド・シープドッグ の歴史は大変古く、 スコットランドの牧羊犬の歴史そのものだといわれています。犬種名はイギリス最北端にあるシェットランド諸島原産の牧羊犬 を意味しています。

シェットランド・シープドッグ が牧羊犬の中でも小柄な理由は、原産地が 荒涼とした島なので動物も植物も通常の大きさにならないのことが関係しています。

牧羊犬といえばボーダー・コリーが有名ですが、 シェットランド・シープドッグ はその祖先といわれ、あらゆる犬種の中でトップクラスに高い知能と運動能力はこの犬種から始まっています。

歴史は古いものの固定化された犬種として認定を受けたのは 1909年です。当時は作業犬タイプとショータイプの二通りの犬がいて、大きさなども一定していなかったことから体高について厳しく規定され、現在も当時の規定がそのまま受け継がれています。

シェットランド・シープドッグ の飼育頭数

JKCの統計によるシェットランド・シープドッグの飼育頭数は

年度飼育頭数ランキング
20191,83826位
20181,90226位
20171,87425位
20162,03725位

シェットランド・シープドッグ はコリーの小型版として日本では爆発的な人気が沸き起こった有名な犬種です。

知的で温厚な性格、高貴な雰囲気は幅広い世代から愛され、今も人気犬種上位にランキングしています。

しかし大変繊細な気質から繁殖は難しく、近年は繁殖を手掛ける専門家が減少し、ペットショップで見かける機会も減っています。家族に迎えたい場合は、信頼のおける専門家へ直接の相談がオススメです。

シェットランド・シープドッグ の年間飼育費用

実際にシェットランド・シープドッグと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
ドッグフード4,00048,000
トイレ用品1,00012,000
トリミング6,00072,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計13,000216,000

※医療費(混合ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

実は シェットランド・シープドッグ はとても繊細な性格から食欲にムラがあり、偏食、少食で家族を悩ませることが少なくありません。食事は良質で安全性が高く、自然な嗜好性のある製品を選びましょう。

定期的なカットは必要なく、お手入れはシャンプーだけで十分です。しかし毛量が非常に多いので、自宅でのシャンプーは相当な手間暇がかかります。春と秋の換毛期は抜け毛が多いので、トリミングショップの利用がオススメです。

シェットランド・シープドッグ のケア

シェットランド・シープドッグとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

歯ブラシ、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。愛犬の性格や口内の状況、使い勝手の良さで選びましょう。

健康な状態の歯は白く、艶があります。歯の根元や表面が茶色や緑に変色している場合は、早急に動物病院を受診しましょう。

【2、3日に一度】

〇ブラッシング

シェットランド・シープドッグ のブラッシングには「ピンブラシ」を用います。長い被毛の根元までブラシの先端が行き届き、被毛の流れを整えることができます。毛玉やもつれがある箇所は、ブラッシングスプレーで湿らせるとスムーズな櫛通りになります。

【月に一度】

〇爪切り

〇肛門腺しぼり

〇シャンプー

シャンプーは月に1度が目安です。シャンプー後は被毛の根元からしっかりと乾かしましょう。生乾きは悪臭や毛玉の原因になります。

シェットランド・シープドッグ を暑さ対策からサマーカットにすると、再度被毛が生えそろわない、毛質が変わったということがたびたび起こります。全身をカットするときはこのようなリスクを踏まえ決断をしましょう。

シェットランド・シープドッグ のまとめ

落ち着いたたたずまいと知的な印象の顔立ちで、都会的なイメージのある シェットランド・シープドッグ は、休日のお出かけやカフェタイムなど一緒に過ごすパートナーとしてピッタリな犬種です。

執筆 :ライター 大谷

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