近年サスティナブルやSDGsといった言葉を耳にする機会が増えております。2023年の夏に記録的な暑さを記録したこと、エネルギー高騰による光熱費等の上昇によって、一層意識が高まってきたように感じています。
これらの問題はペットを飼育している方にも影響があり、決して他人事ではありません。今回はペットとサスティナブル・SDGsについて解説していきますので、ぜひご覧ください。
目次
ペットとサスティナブル・SDGs問題を解説
「サスティナブル」とは持続可能なことを意味する言葉であり、環境、経済、社会といった側面がバランス良く発展することが求められます。
具体的には、現代の生活を維持する一方で、未来の世代が同様の生活を享受できるように環境や資源を守ることでもあり、現役世代が問題を先送りにせず、子供や孫のために早いうちから環境問題に取り組むことが求められているのです。
エシカル消費
商品やサービスの分野でも地球環境に配慮した商品開発が求められており、環境に配慮する製品を洗濯して購入することをエシカル消費といい、今後さらに普及していくといわれております。
SDGsとサスティナブルの違い
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された17の目標と169のターゲットからなり、2030年までに実現を目指しています。これらの目標は環境だけでなく、貧困や飢餓、平和や公正な社会の実現など幅広いテーマとなっております。
一方、サスティナブルは持続可能性という一般的な概念を示しています。つまり、SDGsはサスティナブルを実現するための具体的なアクションや目標を示すものです。
最近では、企業がSDGsの目標に取り組んでいるかを判断して投資するESG投資といった言葉も耳にするようになりました。
環境に配慮しない企業は、資金が集まりにくくなり、投資活動や成長にブレーキが掛かってしまうといった側面もあるのです。
温暖化問題とペット
地球温暖化は、人間の活動により大気中の温室効果ガスが増加することにより、地球の平均気温が上昇する現象を指します。これにより、極端な気候変動や海面上昇、生態系への影響など、多くの問題が引き起こされています。
ペットの飼い主にとっても気温が上がることにより、犬との散歩が制限されたり、ペットが自宅にいる時のエアコンの温度調整が変化したりと、身近な生活にも影響を及ぼすのです。
また気候変動は野生動物の生息地を脅かす大きな要因となっています。私たちが飼育している愛玩動物だけではなく、気候変動の進行を防ぐための対策は、野生動物の生息地の保護にも繋がります。
SDGsの達成を通じて、私たちは動物との共存の未来を築くことができるのです。
ペットの飼い主ができる取り組み
ペット飼育者も日常の生活から環境問題を意識することが求められています。サスティナブルな取り組みをすることで、環境への負担を減らすことにつながるのです。
自然環境への配慮
ペットとともに自然を楽しむ際、自然に与える影響を最小限に抑えることも大切です。散歩の際には、ペットの排泄物をきちんと処理する、自然の生態系を乱さないよう注意するなど、環境保護の意識を持つことが求められます。
サスティナブル商品を選択しよう
ペットのおもちゃやグッズも環境に優しいものを選ぶことが重要です。出来る限り使い捨てしまうのではなく、再利用するという意識が重要であり、低価格ですぐに壊れて捨ててしまう商品ではなく、丈夫で継続的に使用出来るモノを選ぶようにしましょう。おもちゃ以外にも毎日使用するトイレタリー製品などへの配慮も必要です。
現状としては、サスティナブル製品の開発には時間とお金が掛かり、環境に配慮する製品を提供するのは、大手の企業が多い印象です。
中小企業でも取り組みは増えていますが、商品の生産数の数が限られるため、高額になってしまい、飼い主としては手に取りにくくなってしまいますが、大手の企業は生産数も多く、消費者が購入しやすい価格で提供できるといった点があげられます。
デオシート
『デオシート』は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の項目に貢献するとユニ・チャームでは考えております。
「No.12 つくる責任 つかう責任」
これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。
参照元:【当社の取組み】パートナー・アニマル(ペット)との共生のために
デオトイレ
『デオトイレ』は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の項目に貢献するとユニ・チャームでは考えております。
「No.12 つくる責任 つかう責任」
これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。
参照元:【当社の取組み】パートナー・アニマル(ペット)との共生のために
ロイヤルカナン
犬と猫の健康とウェルビーイングを最優先し、犬と猫が社会で果たす素晴らしい役割を推進します。
・責任ある犬と猫の繁殖と飼育を促進する
・犬と猫をよりよく理解して飼育するための知識を世界に発信し、予防的ケアを提唱する
・ロイヤルカナン財団を通じて、犬と猫による人の健康と福祉への恩恵を促進す
持続可能な製品を持続可能でないパッケージに入れることはできないと考え、フードの規格と並行して、パッケージへのアプローチも見直しています。
参照元:サステナビリティのビジョン
Pogi’s わん!だフン処理袋
心地よい香りで悪臭を抑える – フレッシュな香りがついていて、気になる臭いをしっかり封じます。 環境を考えた製品、パッケージは段ボール製で、地球にやさしい設計です。
Maison Neros
ヴィーガンレザーやエコフレンドリー素材などを使用し、環境・動物に配慮した商品のみを提供しています。
https://maisonneros.com
ESC
2023年12月にローンチした「ESC」はファッションとライフスタイルの製品をグローバルの多様な文化、芸術、そして時代性を反映させたデザインで創出するブランド。日々の生活を彩る高いデザイン性と、より長い歳月で使え、より環境負荷を削減できるエシカルなクオリティの両立を目指しています。プロダクションの礎は日本の高品質な素材と優れたクラフトマンシップ、そして天然由来の原料に徹底。天然素材本来の豊かな品質を最優先し、すべての製品は高い技術と倫理基準を誇る日本の縫製工房で丹念に作られています。ローンチコレクションの染め職人によるハーブや鉱物の天然由来成分の染色は争いごとの惨状が絶えない世界への希望も託し、奥深く優しい色合いを打ち出しています。
環境への取り組みを行う企業
サスティナブルを実現する為には、飼い主の努力だけでは困難のため、企業はサスティナブルな商品開発を行っていく企業努力が欠かせないません。
ユニチャーム
地球環境への負荷軽減は喫緊の課題であり、持続可能な社会実現のため企業が果たす役割はますます大きくなっています。ユニ・チャームは、「地球の健康を守る・支える」ことが当社の永続的な事業発展に必要と認識し、グループを挙げて取り組む環境関連目標を「Kyo-sei Life Vision 2030」と「環境目標2030」で具体的に定め、これを推進しています。衛生的で便利な商品・サービスの提供を通じて、「地球の健康を守る・支える」活動へと発展させるイノベーションを目指します。
公式HPより
アニマルドネーション
AWGsの取り組みを実施。AWGsとは、動物の目線で考えたSDGs日本の犬猫の世界を変えるために「13のゴールと30のテーマ」を独自設定した問題提起&アクションです。
公式HPより
アイペットホールディングス
私たちは、保険会社として当社のペット保険をご提供することで、
- 飼い主さまの大切な家族であるペットの診療費のご負担を減らし、
- 動物病院を受診するハードルを下げ、
- ペットにとって最適な治療を選択していただきやすくなる
お手伝いをしています。
公式HPより
ドギーマン
安心・安全なペットのフードや用品を提供するにあたり、環境に配慮した持続可能な開発・製造・販売を行います。また、「もったいない」を防ぐため、廃棄ロス削減にも取り組みます。
公式HPより
まとめ
ペットの飼育者として、サスティナブルやSDGsに関連した取り組みを意識することで、地球とペットの未来を守ることに繋がります。
持続可能な未来の実現のために、私たち一人一人が行動を起こすことが大切です。
この記事をご覧になった方がサスティナブルを意識してペットとの生活を送っていただけば幸いです。
執筆:equall編集部
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