シャルトリューの特徴や性格・基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

シャルトリュー とは

シャルトリュー、ロシアンブルー、コラットは美しい特長的なブルー(銀灰色)の毛色を持つ猫の御三家です。 シャルトリュー はシャルル・ド・ゴールやコレットの寵愛を受けた猫としても有名です。原産国であるフランスでは「ほほ笑み猫」や「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」などと呼ばれているシャルトリュー の魅力に注目してみましょう。

シャルトリュー の特徴

シャルトリューは 「ほほ笑み」 を浮かべたような顔立ち、表情といわれ愛されています。これは丸みを帯びた頭部、 狭まった鼻面 、幅広で丸みを帯びた輪郭から来る言葉です。シャルトリューにはロシアンブルーのような都会的なスマートさはありませんが、誰からも愛される存在であることがうかがえます。

性格は

  • 温厚
  • 甘えん坊
  • のんびり
  • 攻撃性はない

フランスの片田舎で古くから暮らす猫そのままの性格です。ロシアンブルーと外見が似ていることから、同種と思われてしまいがちですが俊敏で好奇心旺盛なロシアンブルーとはまるで異なるタイプです。

攻撃性がないので他猫との同居はもちろん小さな子供や年配の方との暮らしにも向いています。

サイズ・毛色・体重など

シャルトリューの体重は3~5㎏ほどが目安です。ロシアンブルーに比べ丸みを帯びた体系で、抱き上げた時の重量感もあります。

美しいとたびたび称賛されるシャルトリューですが、実はこの言葉は青みがかった毛色を指す言葉です。実はシャルトリューは丸みを帯びた体系から「ジャガイモのような猫」「ジャガイモに爪楊枝が刺さったような 体形」といわれています。この言葉からもロシアンブルーのスマートでしなやかな体形との違いが判ります。

毛色は一色のみです。

成長とともに瞳の色が変化することがあります。

シャルトリュー の歴史

シャルトリューの起源には諸説あり、フランス原産であることは明らかなものの詳しい記録は残されていません。ただ16世紀の文献にはこの猫によく似た外見的特徴を持つ猫について記されています。

シャルトリュー も他猫種同様に2度の世界大戦によって一時は絶滅の危機に瀕します。その後、熱心な愛好家の努力の甲斐あって徐々に個体数が増加し、現在に至ります。

日本では1990年代にロシアンブルーがペットショップに登場し、ブルーの毛色を持つ猫といえばロシアンブルーが代名詞となっています。シャルトリューはここ数年の猫ブームを受けて注目度が集まり、徐々に国内での飼育頭数が増加しています。

シャルトリュー の飼育頭数

アニコムの統計によるシャルトリュー の飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

年度飼育頭数ランキング
29ランキング圏外 
28ランキング圏外 
27ランキング圏外 
26ランキング圏外 

ここ数年の猫ブームの中で、これまで日本で注目される機会の少なかった様々な猫種が登場しています。シャルトリューも日本では新種に当てはまる猫種でまだまだ飼育頭数は少なく希少な猫といえるでしょう。

家族に迎えたい場合は、専門家に相談し長い目で出会いを探してゆきましょう。

シャルトリュー の年間飼育費用

実際にシャルトリュー と暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

 一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
キャットフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
ペットホテル 30,000
ペット用品2,00024,000
医療費 30,000
合計6,000132,000

※医療費(混合ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

シャルトリューの一か月のキャットフード消費量の目安は2.3㎏です。キャトフードは様々な種類が販売されていますが、嗜好性よりも品質、安全性、栄養バランスを重視し、良質な製品を選び与えましょう。

お手入れは自宅でのブラッシングや爪切りで十分です。爪切りを嫌がる場合はトリミングショップや動物病院を利用しましょう。

シャルトリュー のケア

シャルトリュー との暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

【月に一度】

〇爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減に効果的です。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

【週に数回、季節や体調に応じて】

抜け毛が多い、毛玉を吐き出すことが多い場合は、ブラッシングをし、抜け毛を飲み込む前に取り去っておくと安心です。短毛な猫のブラッシングにはラバーブラシとブラッシングスプレーがおすすめです。

シャルトリュー のまとめ

美しい被毛と温厚な性格で、ただ傍にいるだけで癒される猫がシャルトリューです。気まぐれな性格もこの猫の美しさを引き立ててくれるでしょう。希少な猫ゆえに出会う機会は少なく、出会えた奇跡を大切にしたい猫です。

 

執筆 :ライター 大谷

 
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