ペットフード協会が2023年の全国犬猫飼育実態調査の結果を発表しました。
ペットの頭数は、犬684,4万頭・猫906,9万頭という結果に。
目次
2023年要約
犬の飼育頭数と飼育意向が減少
- 犬の飼育頭数は約20万頭の減少、新規飼育意向率も微減が続く。
- 猫の飼育頭数は横ばい。但し新規飼育頭数の減少が、近年続いている。
生体入手価格の上昇
- 犬、猫ともに有償の購入率が増加し、生体入手価格の平均も上がっている。
- 特に有償入手先では、ペットショップからの入手が増えている。
子どものために“飼い始める人の増加
- 犬の新規飼育者層は、ファミリー層が多い。子どもの遊び相手目的で飼育し始める人が増加。犬を飼うことで、子供の情緒面にも、良い影響がみられた。
- 一方で、“自身の癒し”“寂しさの解消”などの動機が減少。
シニア向け飼育支援サービスの浸透に課題
- ペットを飼育することで、主に情緒面の良化や運動量の増加といった良い影響がある。
- 一方で、シニアの飼育支援サービスの認知が低い。
2023年の結果
2023年12月に発表された報告書によると最新のペット飼育頭数は【犬:684,4万頭】【猫:906,9万頭】である事が分かりました。
※犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、約1,591万頭
2023年の飼育頭数
犬の飼育頭数推移
- 2016年 8,008千頭
- 2017年 7,682千頭
- 2018年 7,616千頭
- 2019年 7,579千頭
- 2020年 7,341千頭
- 2021年 7,106千頭
- 2022年 7,053千頭
- 2023年 6,844千頭
猫の飼育頭数推移
- 2016年 8,333千頭
- 2017年 8,672千頭
- 2018年 8,849千頭
- 2019年 8,764千頭
- 2020年 8,628千頭
- 2021年 8,946千頭
- 2022年 8,837千頭
- 2023年 9,069千頭
犬の飼育頭数は約6,844千頭。昨年から世帯飼育率が0.6pt下がった結果、約200千頭減。猫の飼育頭数は約9,069千頭。例年通り、横ばいの結果。
直近の新規飼育頭数
犬や猫を1年以内に迎え入れたいわゆる新規飼育者の数です。
犬の新規飼育頭数推移
- 2016年 417千頭
- 2017年 333千頭
- 2018年 360千頭
- 2019年 350千頭
- 2020年 416千頭
- 2021年 397千頭
- 2022年 426千頭
- 2023年 397千頭
猫の新規飼育頭数推移
- 2016年 399千頭
- 2017年 444千頭
- 2018年 351千頭
- 2019年 394千頭
- 2020年 460千頭
- 2021年 489千頭
- 2022年 432千頭
- 2023年 369千頭
新規飼育頭数は昨年から若干減少。ここ数年は微増減を繰り返している。
飼い主の年齢
犬飼育者の年齢
猫飼育者の年齢
その他の情報
今回は、2023年の犬猫飼育実態調査に関してご紹介しました。
2023年の見通しや過去の数値に関してはこちらの記事をご覧ください。
参照元:一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」
執筆:equall編集部