住まい探しの絶対条件ランキングで「ペット相談可」が5位に！

事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULL（ライフル）（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：井上高志、東証プライム：2120、以下「LIFULL」）が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、国内不動産ポータルサイトで唯一※1、物件の検索条件を「できれば／必須」で優先順位づけをして検索できる機能『できれば検索』※2において、全国47都道府県の譲れない「住まい探しの絶対条件」を調査し、ランキングを発表します。
住まい探しにも「節約志向」と「安全性」に関連する条件が全国的に上昇し、住まい探しのトレンドが浮かび上がってきました。※1 2023年11月27日時点、主要不動産ポータルサイトにおいて唯一 当社調べ。※2 特許第7168296号

「ペット相談可」が5位

都道府県ごとのランキング上位20条件を1位から順に20ポイント、2位19ポイントとし、条件ごとに集計した総合ランキングで、1位「バス・トイレ別」936ポイントと唯一900ポイントを超えています。2位「駐車場あり」873ポイント、3位「室内洗濯機置場」823ポイント、4位「エアコン」816ポイントと続きます。「ペット相談可」「2階以上」「洗面所独立」も600ポイントを超え、住まい探しの7大「絶対条件」として他の条件に差をつけていますが、8位「追焚機能」と9位「オートロック」が前回比150％以上と、上位の7条件に追随しています。

「オートロック」「追焚機能」「南向き」が全国※3で急上昇！
最も「オートロック」を希望したのは東京と大阪、「南向き」を希望したのは高知

①住まい探しの7大「絶対条件」に都市部では「オートロック」、地方では「追焚機能」が割り込む！

「オートロック」は、賃貸アパートやマンションで不審者やストーカー、空き巣の侵入をしにくくし、セールスや勧誘との対面接触を避けることができます。これまでも都市部で上位にランクインする人気条件でしたが、全国的に金銭を狙った事件を多く※4目にした1年だったことから住まい探しでも防犯意識の高まりを受け、都市部だけでなく全国で順位を上げ、32都道府県ではTOP10に入りました。特に都市部では8位内に入り、「オートロック」を住まい探しで重視する方が増えていることが分かりました。
「追焚機能」は、昨年の調査でも関東地方を中心に上位にランクインする人気条件の一つでしたが、東北・甲信越・中部などの31都府県でTOP10に入りました。エネルギー価格の高騰、物価の上昇から光熱費の値上げが相次ぎました。追焚機能は、水道代節約のために入浴時間が異なる夫婦/カップル/家族や入浴時間の長い人にとってオススメで、他にも「お湯の入れ過ぎで、溢れさせる心配がない」「予約ができる」などのメリットもあります。水道代やガス代の節約が期待できることから、ランクアップしたものと考えられます。

②47都道府県で「南向き」が上昇！日本海側のエリアを中心に！
「南向き」は、急上昇した3条件のなかで最も上昇幅が大きい条件です。2022年12月～2023年2月はラニーニャ現象の影響や大寒波が流れ込んだことで、12、1月は日本海側中心に大雪や西日本太平洋側で多雪、2月は東・西日本や日本海側でも雪をもたらし※5、全国的に厳しい冬だったことから、引越しの繫忙期である冬の時期に住まい探しをした方が、日当りや温かさを意識して「南向き」を希望したものと考えられます。加えて「南向き」は、どんな条件を諦めると家賃が下がるのかをランキング化した「家賃の差額が大きい条件ランキング」※6では差額の少ない条件で1位でした。夏場の暑さよりも、冬場の日差しを有効活用したいと考える方はチェックすることがオススメです。

③「家具・家電付き」は地方でニーズがより強まる
「家具・家電付き」は、家具家電の購入だけでなく、引越しに掛かる費用など新生活の初期費用を大幅に抑えることができ、急な引越しが決まった場合にも、すぐに住める環境を整えることができる条件です。物価の上昇から、少しでも節約したいと考える方が希望した条件の一つだと考えられます。

※3 神奈川県、沖縄県は「オートロック」の順位変動なし
※4 警察庁 犯罪統計資料（令和5年1～10月分）
※5 気象庁 https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P6M
※6 LIFULL HOME’S「家賃の差額が大きい条件ランキング」 https://lifull.com/news/27345/

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【北海道・東北地方】「追焚機能」は「独立洗面台」よりも重視の傾向に！「オートロック」で青森県の上昇幅は全国1位！

北海道・東北地方では、「追焚機能」が東北6県でTOP10、北海道も15位という結果で、「洗面所独立」よりも上回る地域がありました。東北地方に限っては、全国的にも順位を上げた条件の「南向き」よりも、さらに重視されていることが分かりました。また「家具・家電付き」が昨年に続き、すべての地域でTOP20に入り、北海道・東北地方での定番の人気条件であることが窺えます。「オートロック」は青森県が19位で、昨年の35位から16ランク上昇し、上昇幅が全国で最も大きくなり、秋田県では21位にランクインしています。

【関東地方】関東7県は「追焚機能」重視がさらに強まる！
首都圏では「浴室乾燥機」よりも「南向き」に移行、「タワーマンション」希望も上昇！

関東地方では前回も「追焚機能」の希望が強い地域でしたが、各エリアで着実に順位を上げ、人気条件として存在感を示しています。なかでも東京都は6位で、昨年の13位から5ランク上昇しました。また、前回、「浴室乾燥機」は、首都圏の1都3県でTOP20に入り「南向き」よりも人気条件でしたが、今回は「南向き」が支持を集め、「浴室乾燥機」の順位と逆転する結果となりました。さらに、千葉県、東京都、神奈川県では「タワーマンション」が今回もTOP20に入り、湾岸エリアをはじめとした高層階での暮らしを考える方の人気条件の一つとなっています。
東京都の19位「宅配ボックス」は47都道府県で唯一TOP20に入りました。「物流2024年問題」の緊急対策として“置き配ポイント還元”など「宅配ボックスあり」物件への注目とともに、ネットでのお買い物を利用する方にとって、住まい探しでは見逃せない、今後より重視する条件になっていきそうです。

【北陸・甲信越・東海地方】北陸3県は使い慣れた「オール電化」「IHコンロ」の希望傾向強し

「南向き」は、山梨県（上昇幅2ランク）を除き、前回から5ランク以上上昇しています。富山県、福井県が11ランク、石川県、三重県が9ランクアップ、新潟県が8ランクアップし人気条件のTOP20に登場しました。富山県で「オートロック」が11ランクアップするなど、前回から7~8ランクの上昇が見られます。「家具・家電付き」は、北陸・甲信越・東海地方でもTOP20に入る人気条件です。また、オール電化の普及が進む富山県、石川県、福井県の北陸3県では今回も「オール電化」「IHコンロ」が他県と比べて上位に入りました。（富山県：「IHコンロ」21位、石川県：「オール電化」21位、福井県：「IHコンロ」22位）

【近畿地方】2府4県すべて「オートロック」がTOP10に、セキュリティ意識が最も高いエリア！
京都、大阪、兵庫で「駐輪場あり」が上位に、根強い人気条件

近畿地方の2府4県で、前回もTOP20に入っていた人気条件「オートロック」「追焚機能」がさらに順位を上げTOP10入りしました。特に「オートロック」がTOP10に入り、セキュリティや防犯を意識しているようです。同様に、順位を上げた「南向き」は関東地方と同様に、「浴室乾燥機」を上回る結果でした。
京都府、大阪府、兵庫県では、「駐車場あり」では「駐輪場あり」がTOP20に入り、住み替え後も自転車を活用したライフスタイルを希望する様子が伺えます。また、「タワーマンション」が大阪府では3ランク、兵庫県では4ランク順位を上げています。

【中国・四国地方】「追焚機能」が中国・四国地方で急上昇！高知県の「南向き」は2年連続で全国最高位

「追焚機能」は前回、中国・四国地方ではいずれも15位以下、鳥取県、島根県では圏外という結果から、同エリアでの「追焚機能」は重視していないと分析していましたが、今回鳥取県は「オートロック」「追焚機能」「南向き」の3条件が10ランク以上上昇し、なかでも「南向き」は14ランクアップ、上昇幅は全国1位でした。島根県も「追焚機能」「南向き」で10ランクずつ上昇し、新たな人気条件として選ばれています。
「南向き」が全国的に上昇するなか、前回も全国最高位の9位だった高知県はさらにランクアップし、7位となり今回も全国で最も「南向き」を重視していることが分かりました。
また、中国・四国地方でも「家具・家電付き」がTOP20内に入り、人気条件の一つとなっています。

【九州・沖縄地方】沖縄県でも「追焚機能」「南向き」が上昇！「デザイナーズ」「家具・家電付き」は引き続き人気のTOP20入り！

九州・沖縄地方の全県で「オートロック」がTOP10に入り、関東・近畿地方に次ぎセキュリティ意識への高さが伺えます。「追焚機能」は鹿児島県で前回から6ランク上昇し、17位となりました。沖縄県の「追焚機能」はTOP20圏外ですが前回から19ランクアップし、35位となりました。温暖な気候から浴槽に浸かるのではなく、毎日シャワーのみですませる人が多い※7と考えられる沖縄県でも住まい探しの全国的なトレンドに合致する結果となりました。
九州・沖縄地方で前回も人気条件だった「デザイナーズ」「家具・家電付き」は沖縄県を筆頭に、今回も8県すべてでTOP20に入り、人気の高さが伺えます。全国的に上昇した条件「南向き」は日差しが強い、沖縄県においても13ランク上昇し、26位という結果でした。※7 入浴に関する全国47都道府県別意識調査（リンナイ調べ）

LIFULLHOME’S総研 チーフアナリスト 中山登志朗 コメント

「オートロック」「追焚機能」「バス・トイレ別」など物件のハードが絶対条件の上位に
コロナ禍を契機としてオンもオフも自宅で過ごす機会が増え、それとともに賃貸住宅の“品質”にも多くの関心が寄せられるようになってきました。快適に安心して過ごすことのできる我が家には、ユーザーがこれだけは譲れないと考える様々な絶対条件がありますが、今回も都道府県ごとにユーザーが外せない条件をランキングにしました。

当然のことながら、総合順位で上位を占めたのは「バス・トイレ別」や「オートロック」「エアコン付き」といった賃貸住宅の“基本性能”に関する項目で、もはや居住する上であって当たり前のものばかりです。ユーザーは現行最新の設備が付置されて
いる賃貸住宅をイメージし、それらの物件に備わっているものの中から絶対条件化していますが、もちろん最新の物件は賃料も相応に高額となるため、その物件に備わっている設備や仕様から、なくても良いもの、なくてもそれほど居住性に影響しないであろうものを除いて、残ったものが譲れない条件になると考えることができます。

今回は、そのなかでも特に注目されるのが「追焚機能」でしょう。円安に端を発した生活費の高騰は、特に電気・ガスなどのエネルギー関連価格を急騰させていますから、コストを抑制して効率的に入浴するためにも追焚機能は欠かせない設備・仕様として注目され始めていることがわかります。近い将来、大注目なのは「省エネ性能の表示制度」の開始による影響です。2024年4月から、賃貸住宅についても一次エネルギー消費基準や断熱基準、年間の光熱費の目安となる金額などが表示される制度が開始されます。新築住宅は売主・貸主に表示の努力義務、中古住宅は表示推奨とされていますが、この表示によって賃貸住宅の光熱費の目安も可視化されることになれば、賃料とともに物件の“コスパ”を判断する良い材料となります。したがって、来年4月の制度開始以降に省エネ関連の項目が“絶対条件”に加わる可能性が高いと考えられます。

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参照元：PR TIMES

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