物件数が少なくて犬猫との引越しは大変!ペット可マンション・アパート・戸建の探し方や注意点を物件数データと共に解説

ペットと暮らしている方、これからペットを飼いたい方からペット可の物件が少ないという声を耳にします。
戸建の持ち家住宅であれば良いですが、賃貸物件をお探しの方は、引越しの度に悩みますよね。
ペット可の物件は、現在どのくらいあるのか、ペット可物件は増えているのか、探すテクニックやペットと暮らす上で注意したいことなど解説していきます。

ペットと暮らせる住宅について

結論から申し上げると、ペット可の賃貸物件はまだまだ少ないのが現状です。
ペットの飼育数は、増えているかのように感じますが、実態は横ばいであり、人口減少と共にペットの飼育数も減っていくと推測されます。

ペット飼育頭数

  • 犬:848万9千頭
  • 猫:964万4千頭

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ペットの飼育費用

しかし、ペットに掛ける支出は増加しており、ペットの家族化は進んでいるといえるでしよう。

ペットの飼育費用の最新データはこちら>>

物件の種類

住居には、物件を購入して所有する方法と物件オーナーから借りる賃貸物件があります。

大きく分けると、

  • 戸建物件を所有して暮らす
  • 戸建物件を賃貸で借りて暮らす
  • マンション、アパートを所有して暮らす
  • マンション、アパートを賃貸で借りて暮らす

といった4つに分かれると思います。

ペットと暮らす上で、最も適しているのが戸建物件を購入して暮らすケースです。
マンションやアパートと違い、ご自身の判断でペット可とすることが出来ます。

それ以外の3つのケースでは、物件のオーナーやマンションの組合などによって決められているので、既にペット可となっている物件を探す必要があります。
マンションを購入した場合もマンションの規定でペットがNGであれば基本的には飼育ができません。

物件・金利が値上がり

最近では、コロナウイルスの影響で、資材が高騰しており、ウッドショックという言葉もニュースで見かけるようになりました。
その影響で、物件価格が高騰し、気軽に住宅を購入する事が困難になってきております。

物件の購入をする際は、現金一括で購入する方は稀で、ほとんどの方は住宅ローンを組んで購入しますが、アメリカが過去にないほどのペースで金利を上げており、日本もいずれ金利が上がるのではないかと言われるようになってきました。
2022年10月には、一部の金融機関が金利の引き上げを発表しました。

・固定期間10年の基準金利
・10月と比べた上げ幅:りそな銀行 0.03%、三井住友銀行が0.1%、みずほ銀行が0.15%。

住宅ローン

住宅を購入する際には、住宅ローンを利用する方が多いかと思います。
住宅ローンの金利には、金利が一定の固定金利、金利が変動する変動金利の2種類があります。

固定金利は、名前の通り金利が固定されており、毎月のローン返済の金額が変わらないので、長期的な支払いの計画が立てやすいというメリットがあります。
変動金利は、2022年現在の水準ですと固定金利と比較して金利が低くなっているので、返済する金額が少ないというメリットがあります。

現在は日銀によるマイナス金利政策が導入にされており、低水準の低金利となっていますが、海外の主要国では利上げが実施されており、日本もいずれ利上げされるかのではないとも言われている為、現在は住宅ローンの選択が非常に難しい局面にあるといえるでしょう。

既に、10年固定、35年固定は引き上げとなっており、フラット35は1.540%となっております。
変動金利は、おおむね0.4%〜ですが、経済状況によって変動するので、長期的視点で検討する必要があります。

こうした背景から、住宅を購入するハードルが上がっているのが現状です。

ペット可物件比率

ペットと暮らせる物件は、どのくらいあるのでしょうか。
賃貸物件と中古物件、新築物件に分けて数値をご紹介します。

関東1都3県のペット可物件数

賃貸物件 2019年 2020年 2021年
東京 14% 19% 19%
神奈川 13% 14% 15%
埼玉 11% 12% 12%
千葉 13% 13% 11%

中古マンション 2019年 2020年 2021年
東京 36% 35% 37%
神奈川 35% 36% 36%
埼玉 33% 34% 35%
千葉 34% 39% 36%

新築マンション 2019年 2020年 2021年
東京 49% 63% 55%
神奈川 55% 54% 60%
埼玉 60% 71% 58%
千葉 63% 56% 58%

※物件検索サイトの数値を元に算出しております

ペット可物件が少ない理由

ペット可物件は、なぜ少ないのでしょうか。
不動産を所有するオーナーであれば空室率の改善策として、ペット可物件にしても良いかと思いますよね。
しかし、ペット可物件にすることで物件オーナーにはリスクがある為、簡単にはペットOKの物件ですと言いにくいのが現状なのです、

汚れや臭い問題で費用が掛かってしまう

ペットと一緒に暮らした部屋の場合、ペットがいない部屋と比べて原状回復を行うのに費用が掛かってしまいます。
臭い、汚れ、傷などは、残ってしまうケースもあり、物件の劣化に繋がってしまうことも。

預かっている敷金で原状回復できなければ、追加で入居者からお金をもらう必要がありますが、その場合トラブルに繋がりやすく、貸し主としても費用と労力が掛かってしまうのです。

近隣住民とのトラブル

ペットによる騒音の問題で近隣住民とトラブルが起こることもあります。
夜の鳴き声で、眠れないや臭いの問題でなどが原因でトラブルに発展するケースがあります。
賃貸のマンションやアパート物件の場合、場所を共有して暮らしているので、周りの方への配慮は欠かせません。
きちんとしたしつけや散歩でのストレス発散を行ってください。
またマンションには組合があり、ペット不可からペット可とする場合は、マンションの組合で合意頂く必要がある点もひとつのハードルになっているといえるでしょう。

ペット向けの物件のリフォーム

ペット不可の物件をペット可物件にする場合は、物件によってはリフォームをする必要があります。
その場合、物件のオーナーは、先行投資をする必要があり、リスクを取ってペット飼育者のための物件設備を整える必要があります。
こうした費用を負担して、ペット可物件にするかという判断が、ハードルになっています。

ペット可物件探しでチェックすべきポイント

ペット可物件を探している方は、事前にどんな条件で引越しをするか、妥協できるポイントはどこか、内見した物件がどうだったかなど書き出しておくようにしましょう。

部屋の作りと設備

ペットと暮らしている方は、問題ないと思いますが、これからペットを飼おうとしている方は、どんな間取りの部屋にすれば良いか分からないですよね。
ペット専用に作られたマンションやアパートであれば問題ないですが、ペット飼育可能でもペットに配慮された間取りになっている訳ではないので注意するようにしましょう。

チェックポイント

  • トイレを置くスペースの確保
  • 玄関から逃げ出さない為の仕切
  • ベランダから落ちないか
  • 犬飼育者は段差が少ない物件を選ぶ
  • 共有部は綺麗か
  • 急な階段がないか
  • 災害の時にペットと一緒に逃げられるか

近隣の環境をチェックする

お部屋の間取りや広さなどと同様に近隣の環境はとても大切です。
特に大切なのが、動物病院が近くにあるかという点です。
もしもの時にすぐに行ける病院を探しておきましょう。

チェックポイント

  • 動物病院が近くにあるか
  • 騒音問題はないか
  • 犬飼育者は散歩できる公園やドッグランがあるか確認
  • トリミングサロンがあるか
  • ペットホテルがあるか
  • 交通量は多くないか

ペットの条件

ペット可とされている物件でも、飼育できるペットに条件が限られているケースもあります。
小型犬のみ、猫のみ、1頭まで、体重5kg以下など規約で定められている場合は、せっかく内見しても大型犬や多頭飼いの方は、申込時に気がつくケースもありますので、事前に電話やメールで確認するようにしましょう。
確認に行う際は、その他に条件がないかも併せて確認してください。
ペットがいると敷金がプラス1ヶ月など掛かることが多いです。

ペット可物件を探す方法

ペットと暮らせる住宅は、人気のため、すぐに埋まってしまいます。
物件を探す際も検索してすぐに見つかるケースは少ないので、引越しをする数ヶ月前から準備をしておくと良いでしょう。

WEBで検索

1番オーソドックスな方法が、インターネットで、SUUMOやアットホームなどの物件検索サイトを使用して、探す方法です。
ペット可物件で絞りこみができる機能がついているので、素早く検索することができます。
但し、この方法は誰でもできるので、良い物件が出たらすぐに埋まってしまうので、お気に入り登録をするなど常にチェックしておく必要があります。

住みたいエリアの不動産会社から情報収集

住みたい駅や街が決まっている場合は、地元にある不動産会社へ行きます。
タイミングが良ければインターネットに掲載されていない物件やいつ空くのかといった情報を聞くことができます。

エリアを広げて探す

人気のエリアは、すぐに埋まってしまう為、第一希望のエリア以外にも複数の選択肢を持っておくと良いでしょう。

例えばドッグランが最寄駅にある代々木エリアが第一希望だった場合、隣の駅を探してみたり、他のドッグランがある駅を探してみてはいかがでしょうか。

条件を変える

どうしても物件が見つからない時は、希望の条件を変更してみてはいかがでしょうか。駅からの距離、築年数、間取りなど、優先順位をつけて緩和した条件で調べることで、良い物件に巡り合えるかもしれません。
引越しをする上で、譲れない条件・妥協できる条件をまとめておくようにしましょう。

可能性は低いが交渉してみる 

現在ペット不可の物件であっても、もしかしたら交渉次第で変更になるかもしれません。
マンションなどの部屋数が多い物件は難しいですが、戸建の賃貸や犬しか飼えない物件を猫も飼えるようにして欲しいといった話であれば可能性はゼロではありません。

日本は人口が減少しており、比例して空き家も増えています。
物件を所有するオーナーは、1日でも早く入居して欲しいと思っている方が多いので、気に入った物件があれば交渉をしてみてはいかがでしょうか。

トラブルを事前に防いで支出を減らす

ペット可物件が敷金を多めに支払う理由として、物件が汚れたり、傷がついてしまう為、修繕にお金がかかるという点です。
物件オーナーは、入居者にきちんと直して退去して欲しいと思いますが、入居者は出来るだけ支出を抑えたいと思います。
少しでも支出を抑える為に、日々の暮らしから対策をきちんと行うようにしましょう。

におい対策をする

毎日一緒にいる家族は、気がつかなくても、他の方からすると臭いで困っていたり、迷惑をかけているかもしれません。

ペットのうんちの処理やおしっこを壁にかけてしまった時はすぐに拭くなどを徹底して、常に消臭を行うようにしましょう。
綺麗な環境を整えることでペットの健康維持にも大切です。

壁や床の傷対策をする

ペットが傷をつけるなど物件を破損させると修復する為の費用がかかります。
物件が賃貸であればご自身の所有物ではなく、借りているお家なので、当然ですね。
何も対策しないと高額の請求が来てしまうこともありますので注意してください。床・フローリングや壁など、事前にシートを敷いたり、保護シートを貼るなどしましょう。

例:猫ちゃんが壁でガリガリ爪研ぎをしないように、爪研ぎを事前に準備しておく

騒音トラブルの対策

マンションやアパートなどに住んでいる場合、必ずしも全員がペットを飼っている訳ではありません。
ペットが吠える音や走る音などにやって近隣の方に迷惑をかけてしまうケースがあります。

特にワンちゃんの場合、しつけをきちんと行うのはマナーです。欧米ではペットを飼うためにきちんとしたトレーニングを行っていない場合、ペットを飼うこともできないといいます。必ずしつけを行うようにしてください。
しつけの方法は、個体差があるため、ドッグトレーナーや保育園などでアドバイスをもらうようにするのが良いです。

ペットが吠えたりする原因として、運動不足からくるストレスの問題があります。
きちんとお散歩へ連れていく、ストレスを発散させるようにしてください。
ストレスが原因で病気になってしまうといったケースもあります。

また、近隣の方々に挨拶をきちんと行うことも重要です。コミュニケーションを日頃から取っておくことがトラブル回避に繋がったりします。

ペット可物件を探す

団地でペットは飼えるのか

団地とは、公団住宅や公営住宅がありますが、どのような特徴があるのか、ペットが飼えるのかについて解説いたします。

公団住宅・公営住宅について

一般的に団地と言えばUR都市機構(都市再生機構)の公団住宅か都道府県・市町村のUR賃貸住宅(公営住宅)を呼ぶことが多いです。

昭和26年に制定された「公営住宅法」に基づき、自治体による建設が始められた県営住宅や市営住宅などの公営住宅は、生活にに困窮する高齢者層や低所得者層、子育て世代などに対して、一定の基準を満たした場合に、低い家賃で貸すことが目的となり、いわゆるセーフティ・ネットとなっています。
またUR賃貸住宅は、礼金、更新料、仲介手数料、保証人が不要というメリットがある。

参照元:住宅セーフティネットとしての役割への重点化・個別団地毎の特性に応じたストック の再生・活用等

団地でペットは飼えるのか

こうした背景から、ペット可物件は少ないですが、必ずしもペット不可物件ではありません。UR賃貸情報センターのサイトで関東のペット可物件を調べてみると2022年11月時点で「21件」が募集しておりました。

近年では、ペットとの共生住宅として注力をしており、ペットクラブが設立されました。

ペット共生住宅について

ペットとの豊かな生活のために。人とペットが共に心地よく暮らせるライフスタイルの提案少子・高齢化、核家族化の進む現代社会においては、ペットと共に生活することにより、ストレスやさびしさの解消や、感性豊かな潤いある生活等を求めようとする人が増えています。また、ペットもこれまでの可愛がるという存在(愛玩動物)から、家族と共に生活するパートナー(コンパニオンアニマル=伴侶動物)としての位置づけに変わりつつあります。URのペット共生住宅は、この時代のニーズに応え、建物設計、設備などのハード面から、飼育に関するソフト面まで細部にわたって検討してきたものです。特に、集合住宅では一定のルールを守りながら生活することが重要です。そこでURでは、「ペット飼育規則」を定めるとともに、一部の物件においてペットを飼育する方を中心に自主的な活動とコミュニケーションの創造の場として、「ペットクラブ」を設立し、自主的に運営していただいております。

参照元:UR賃貸「ペットと過ごす、とっておきのライフスタイル」

但し、ペットと暮らすとなると、食事代や動物病院代など飼育費用がかかる為、ある程度の収入や資産が必要となります。
セーフティネットとして利用している方が、ペットを飼育する収入や資産があるのかという矛盾が生じてしまうのです。

ペットと一緒に戸建に住む

注文住宅でペット仕様に

引越しを機に住宅を購入するという選択肢もあります。注文住宅はペットとの暮らしをより快適なものにしてくれます。
飼育しているペットの種類や大きさに合わせて最適な住宅を建てることでより豊かなライフスタイルを送ることができます。


既に持ち家の方

現在持ち家に住んでいる方は、ペットと暮らしやすい住宅にリフォームをするという選択肢があります。

住宅を買い替えたいけど、今は高いし、住宅を買い替えるのは大変ですよね。
そんな方は、リフォームするという選択肢があります。
住宅をリフォームする際にペットの為の設備を設置することもできるので、試しに計画書を作ってみてはいかがでしょうか。

今なら成功する7つのリフォームが無料で99名にもらえて、計画書作成は無料。

ペットと住みたい街

equall LIFEの利用者を対象にペット飼育者が暮らしてみたい!と思う街のアンケート調査を実施いたしました。

犬や猫と暮らす時にどこの街に住んだら良いのか分からない。おすすめの場所はどこなんだろう。と思った方も多いと思います。

色んな不動産会社がペット飼育者におすすめの街やランキングを提供していますが、これって本当におすすめなの?ペット飼い主の視点じゃなくて、企業が売りたい街なんじゃないの?と思った事もあるかもしれません。

ペット暮らしてみて良かったと思う街ランキング

ペットと暮らしたい街ランキング

最後に

今回は、ペット可物件について解説をしました。
ペットと暮らしていく上で、快適な住居は欠かせません。
ペットと住める物件が少しでも増えるように、飼い主の皆様ひとりひとりがマナーを守ることで、広がっていくのではないかと思います。

執筆:equall編集部

 
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