キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとは

明るく優しい表情と緩めのウエーブがかかった柔らかい被毛を持ち、飼いやすい犬種、誰とでも仲良くできる犬種といわれるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。かつてはフランス貴族の寵愛も受けた犬種の歴史や特性を知ると、ますます愛おしさが増します。今回はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの魅力に注目してみましょう。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの特徴

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはその外見の通り、内面も温厚で穏やかな犬種です。

性格は

  • 温厚
  • 社交的
  • 甘えん坊
  • 天然
  • 裏表がない
  • 攻撃性は皆無
  • 難解なしつけを覚えるのは苦手
  • 人見知り
  • 消極的

などといわれます。家族や顔なじみの相手とそうでない相手とで区別をすることはありますが、攻撃的な態度を見せることはありません。

運動量はさほど多くなく、朝夕気分転換程度の散歩で十分です。スポーツやフリスビーには不向きで、飼い主と一緒に日向ぼっこをしたり、カフェのテラス席で過ごす方が向いています。

小さな子供や高齢者との生活にも向いていますが、子犬のうちはテンションが上がり飛びついてしまったり、散歩中に引っ張りながら歩くこともあるので注意しましょう。

定期的なカットは必要なく、お手入れは自宅のシャンプーで十分です。ただ柔らかく細い被毛は生乾きでおくと悪臭の原因になるので注意しましょう。

またキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはスパニエル種特有の体臭があります。気になる場合は、シャンプーを月に一度程度、ブラッシングを週に数回習慣化すると効果的です。

サイズ・毛色・体重など

JKCの定めるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのサイズ基準は

体重 5.4~8kg

この体重の範囲内で、小型でバランスのとれたものが望ましいとされています。ただ実際にペットとして暮らすキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの多くはこの体重を前後しています。特にオスは10kgを超えることも珍しくありません。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは小型犬といわれることが多々ありますが、実際には成長後は柴犬相当にまで大柄になることもあるので、家族に迎える前にしっかりと将来の生活環境について考えてみましょう。

毛色は「ブレンハイム」「ブラック&タン」「ルビー」「トライカラー」が認められています。日本では「ブレンハイム」と呼ばれる白茶色が一番人気で8割近くを占め、次いで人気は白黒茶色の「トライカラー」です。

被毛の長さは全身に軽くウエーブがかかった飾り毛のある長毛で、定期的なカットは必要ありません。ただ抜け毛は多く、定期的なブラッシングや毛玉予防のケアは欠かせません。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの歴史

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの名前は原産国であるイギリス王室に由来しています。この名前は、“イングランドのチャールズ王に深い関わりのある、騎士のような気高さをもった猟犬”という意味を持ちます。

実はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、祖先であるキング・チャールズ・スパニエルがイギリス王室や貴族から愛されていたものの、一時は絶滅まじかにまで減少したことで、一部の愛犬家が種の保存に取り組み作出されたという経緯があります。

当時のイギリスの名画には貴族の膝の上に抱えられた姿や足元でくつろぐ姿が数多く残されています。

ブレンハイム(白茶色)のキャバリアの頭頂部には、親指大の茶色の班(模様)があります。この班は、ロザンジュと呼ばれ、一部の犬にだけ現れる特別な模様です。ドッグショーではこの模様があることで高評価につながります。この模様は、かつてキャバリアを愛したイギリスのマルボロ侯爵が戦地に赴いている夫の無事を祈りつつ愛犬を抱いている時に、犬の頭に手をおいていたところ、ちょうど親指が触れていた場所にその後同じ形の模様が現れるようになったといわれています。海外では幸せのシンボルとしてこの模様を言い伝えています。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼育頭数

JKCの統計によるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼育頭数は

年度飼育頭数ランキング
20193,74516位
20183,76916位
20173,99216位
20164,24615位

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは犬を初めて家族に迎える方でも飼いやすく、育てやすい犬種として人気があります。

体のサイズは中型犬並みですが、力はさほど強くなく、コントロールがスムーズで、女性でも気軽に散歩やお出掛けに連れ出すことができます。

温和な性格なので多頭飼いをされる方も多い犬種です。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの年間飼育費用

実際にキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
ドッグフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
トリミング5,00060,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計11,000192,000

※医療費(混合ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのドッグフードの一か月の消費目安は2,3㎏です。少食変色なタイプと食欲旺盛なタイプとに分かれ、食欲旺盛な場合は肥満になりやすい体質なので、毎日の食事量、適正体重の維持を心がけましょう。

皮脂の分泌が盛んな体質を持つので、気になる場合はドッグフードを脂肪分の低い製品に変えたり、手作り食を主食にしたりという方法もおすすめです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは先天的に心臓疾患を抱えていることが多く、加齢と共に症状が進行することがあります。高齢になると医療費がかさむので、ペット保険の加入など医療費工面のために検討をしましょう。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのケア

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

  • 歯磨き、デンタルケア

歯ブラシ、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。愛犬の性格や口内の状況、使い勝手の良さで選びましょう。

健康な状態の歯は白く、艶があります。歯の根元や表面が茶色や緑に変色している場合は、早急に動物病院を受診しましょう。

【2、3日に一度】

  • ブラッシング
  • 耳掃除

抜け毛が多いのでこまめなブラッシングが欠かせません。ブラッシングにはピンブラシや獣毛ブラシを使い被毛についた汚れや抜け毛を取り除きます。

抜け毛や暑さ対策に飾り毛を切ってしまうと、再度生え揃わないことがあるので、安易なカットはお勧めできません。ただ高齢になってからや持病悪化の場合は、飾り毛を切ることで、お手入れの時間を短縮できるので短く切りそろえたスタイルをおすすめします。

チャームポイントでもある飾り毛が豊富で垂れた耳は通気性が悪く、内部で雑菌の繁殖が進みがちです。数日おきの拭き掃除で、耳内部を清潔に保ちましょう。

臭いや汚れは外耳炎のサインです。症状がある場合は早めに動物病院の受診を。

【月に一度】

  • 爪切り
  • 肛門腺しぼり
  • シャンプー

シャンプーは月に1度が目安です。シャンプー後は全身の水分をしっかりと取り除き、生乾きがないようしっかり乾かします。

疲労や心臓への負担を考え、シャンプーやお手入れは手際よく終えましょう。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのまとめ

温和で明るい性格のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、愛犬とのんびり、ゆったりとした生活を送りたいという方にお勧めの犬種です。子犬のうちから積極的に他人や他犬と交流する機会を作り、お出かけに慣らしてあげましょう。

執筆 :ライター 大谷

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