オーストラリアン・シェパードの特徴や性格・基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

オーストラリアン・シェパードとは

オーシャンの相性で親しまれている優秀な牧羊犬が オーストラリアン・シェパードです。人間の7歳児相当ともいわれる高い知能とアスリート並みの身体能力を持つハイパードッグであるオーストラリアン・シェパードの魅力に注目してみましょう。

オーストラリアン・シェパード特徴

オーストラリアン・シェパードは高い知能と優れた身体能力を持つ牧羊犬です。ボーダーコリーと見間違えられることも多々ありますが、オーストラリアン・シェパードの尾は生まれつきが無いか断尾されていることが大きな特徴です。

性格は

  • 賢い
  • 冷静
  • 我が強い
  • 人見知り
  • 飼い主に献身的
  • 多芸

知能が高いからこそ無条件の社交性はもっておらず、家族以外とは一定の距離を置きます。

苦手な相手や苦手な場面では攻撃的な態度を見せる場合もあります。小さな子供とも上手に暮らすことができますが、大人が主導になった十分なしつけが欠かせません。

運動は

毎日ドッグランなどで十分な運動、ストレス発散が欠かせません。運動不足は問題行動や自傷行為の原因となる場合があるので要注意です。

朝夕の散歩は時間よりも内容を重視し、全力疾走ができる場面や他犬と対等にじゃれ合う機会を作りましょう。

しつけは

我が強く、時には飼い主に反抗的な態度や無視をする様子を見せる場合があります。力が強くサイズも大きな犬だからこそ子犬のうちから十分なしつけが必要です。しつけは家族だけでは難しく、専門家の指導が必須です。

サイズ・毛色・体重など

JKCの定めるオーストラリアン・シェパードのサイズ基準は

高 牡:51~58cm 牝:46~53cm
サイズを犬質(クオリティー)より重んじてはならない

と定められています。牧羊犬としての役割を果たすために均整の取れたしっかりとした骨格、筋肉の発達が重要視されています。

体重の目安はメスは20㎏前後、オスは23kg前後と中型犬と大型犬の中間程度でボーダーコリーとほぼ同じサイズです。

毛色はブルーマール、ブラック、レッドマール、レッド が認定されており、中でもブルーマールはその美しさと希少さから日本でも大人気の毛色です。

尻尾は生まれつきとても短く、尾の付け根に突起がある程度です。

オーストラリアン・シェパードの歴史

オーストラリアン・シェパードはアメリカ原産の犬種です。名前のイメージから牧羊犬が多いオーストラリア原産と勘違いされうることが多々ありますが、オーストラリアからアメリカに輸入され、その後純血種認定を受けた為、アメリカ原産の犬種として登録されています。

ただ輩出の過程は詳しい記録が残されておらず、どのような犬種を祖先に持つかは不明です。

オーストラリアン・シェパードの飼育頭数

JKCの統計によるオーストラリアン・シェパードの飼育頭数は

年度飼育頭数ランキング
202013955位
201913956位
201812757位
201713157位

オーストラリアン・シェパードは20年ほど前から徐々に国内での知名度、飼育頭数共に増えたものの、あまりにハイパーな犬種ゆえにペットとして幅広い世帯に受け入れられることはなく、アジリティやフリスビーなど高度なトレーニングを一緒に楽しみたいという一部の愛犬家に人気です。

オーストラリアン・シェパードの年間飼育費用

実際にオーストラリアン・シェパードと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
ドッグフード5,00060,000
トイレ用品1,00012,000
トリミング8,00096,000
ペットホテル30,000
ペット用品3,00036,000
医療費40,000
合計17,000274,000

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※医療費(混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※算出方法は、コチラをご覧ください。

大変活発で食欲旺盛な犬種ですが、肥満予防のためにも食事、体重の管理は欠かせません。お手入れはカットが必要なくシャンプー、爪切りのみで自宅でも可能ですが、全行程を終了するには2時間以上もかかるのでトリミングショップの利用をオススメします。

オーストラリアン・シェパードのケア

オーストラリアン・シェパードとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

歯ブラシ、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。愛犬の性格や口内の状況、使い勝手の良さで選びましょう。

健康な状態の歯は白く、艶があります。歯の根元や表面が茶色や緑に変色している場合は、早急に動物病院を受診しましょう。

【2、3日に一度】

〇ブラッシング

〇耳掃除

垂れた耳は通気性が悪く、内部で雑菌の繁殖が進みがちです。数日おきの拭き掃除で、耳内部を清潔に保ちましょう。

臭いや汚れは外耳炎のサインです。症状がある場合は早めに動物病院の受診を。

【月に一度】

〇爪切り

〇肛門腺しぼり

〇シャンプー

シャンプーは月に1度が目安です。シャンプー後は全身の水分をしっかりと取り除いてあげましょう。飾り毛にもつれ、毛玉ができやすいので丁寧にブラッシング、ブローして整えます。

オーストラリアン・シェパードのまとめ

高い知能とアスリート並みの身体能力を持つオーストラリアン・シェパードはアウトドアやスポーツ、フリスビーなどトレーニングも兼ねた遊びが大好きです。愛犬とアクティブな暮らしをと考えている方にオススメです。

執筆 :ライター 大谷

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