メインクーンの基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

メインクーンとは

「猫の中の王様」と呼ばれる世界で最大サイズの猫メインクーン。その大きさはギネスブックに認定されるほどです。SNSにはメインクーンの大きさ自慢がたくさん投稿されています。日本でも20年ほど前から飼育頭数が増加し始め、今では人気猫種ランキング上位入りの定番猫種です。

世界一大きな猫メインクーンの魅力に注目してみましょう。

メインクーンの特徴

メインクーンは「穏やかな巨人」という呼び名ももっています。体が大きく、性格はとても穏やかで、激しく動き回ったり、他猫に無暗に威嚇をすることもありません。

そのため、小さな子供がいる家庭や高齢者との生活、多頭飼いに向いています。

メインクーンの外見的な特徴は

  • 大きな体形
  • 太く、豪華な尻尾
  • 首回りの豊富な飾り毛

です。

生後数か月の時点では、まだ飾り毛は短く、短毛種に見間違えるほどです。その後3~5年をかけて徐々に全身の飾り毛が生え揃います。

被毛は大変毛量が多く、日ごろから念入りなブラッシングが欠かせません。安易に飾り毛を切ってしまうと、再度生え揃わない場合もあるので注意しましょう。

メインクーンはその大きさゆえに、市販の猫用製品では耐荷重が不足する場合が多々あります。

例えば

  • キャットタワー
  • キャリーバック
  • 猫用3段サークル

一般的な猫用製品は体重5㎏前後の猫の使用を想定しているので、メインクーン用にこれらを購入する際は、都度体重を測り、製品の耐荷重と照らし合わせ安全性を確認のうえ購入をしましょう。

猫の成長や運動不足解消に上下運動は欠かせないので、

メインクーンには

  • 海外製の耐荷重の大きな製品
  • オーダーメイドのキャットタワー
  • 金属制のサークル

などがおすすめです。

またキャリーバックで移動する際は

  • 中型犬用キャリーバック
  • キャスター付きキャリーバック
  • ペットカート

がおすすめです。購入時は耐荷重と合わせて、猫に使用するうえでの安全性を十分に確認しましょう(飛び出し防止リードがついているかなど)。

サイズ・毛色・体重など

メインクーンはその大きさからギネスブックに認定されるほどです。ギネスブックの記録では、全長123cmと大人が両腕を広げるほどのサイズです。

海外では体重は20㎏を超えるほどの大きなメインクーンや豪華な飾り毛と毛色からトラと間違えたという笑い話まであるほどです。

日本で暮らすメインクーンは、海外サイズほどは大柄にならず、10~15㎏ほどが一般的で、メスは5~10㎏におさまることもあります。海外種に比べ小さい、物足りないという声もありますが、日本のメインクーンでも、一般的な日本で暮らす猫に比べ3~5倍ほどの大きさです。また子猫の時点では成長後のサイズは想定できず、生後2,3カ月では他猫と変わらないほどに小柄なことも珍しくありません。

メインクーンの歴史

メインクーンの原産国はアメリカです。これはアメリカで純血種として認定を受けたという意味です。

実はメインクーンの誕生には諸説あり、ノルウェーを原産とするよく似た大柄な猫「ノルウェージャンフォレストキャット」を祖先にもち、アメリカへ輸入されたという説やマリーアントワネットの愛猫がその祖先であるという説もあります。

猫は交配、妊娠のサイクルが短く、突然変異種の誕生も多いことから、その祖先を限定することが難しいとされています。

ただメインクーンの持つ特徴的なサイズや被毛の構造は、極寒の環境に耐えうる仕組みになっていることから、北欧を原産とする説が有力です。

日本では、20年ほど前から徐々にメインクーンに注目が集まり、ペットショップに並ぶ機会も増え始めました。ただ当時は、まだまだ純血種の猫を高額で購入するという風潮はなく、ごく一部の愛好家の間でのみ愛される猫と扱われていました。

その後、映画「ハリーポッター」が公開されると、映画内にメインクーンが登場し、海外はもちろん日本でも話題を集めます。

メインクーンはメディアに登場する機会も多く、その存在は今や世界中の猫好きの間で知れ渡っています。海外では高額な遺産を相続したセレブな猫として話題を集めたこともあります。

またここ数年は、メインクーンの大きさをアピールする投稿がSNSを通じて増加すると、これまで猫に関心のなかった方々からも注目を浴び、ますますその人気、話題性が高まっています。

メインクーンの飼育頭数

メインクーンの飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

年度飼育頭数ランキング
20193,30810位
20182,8109位
20172,4709位
20162,2159位

猫は混血でも純血種でも大差がないといわれがちですが、メインクーンだけは別格といえるでしょう。大柄な猫、豪華な飾り毛、穏やかな性格とその魅力は際立っています。

国内で飼育されるメインクーンは、海外で繁殖されているメインクーンに比べ小柄ですが、それでも圧倒的な存在感に違いはありません。

ペットショップで見かける機会も多く、家族に迎えたいという希望もスムーズにかないます。

メインクーンの年間飼育費用

実際にメインクーンと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
キャットフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計6,000132,000

※医療費(混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

メインクーンの被毛は短い綿毛と表面の長い被毛との2層構造です。猫は本来シャンプーやトリミングが不要とされていますが、毛玉やもつれが悪化した場合は、トリミングショップの利用をおすすめします。放置すると、皮膚が蒸れ、皮膚トラブルの原因となるので注意が必要です。

メインクーンの一か月のキャットフード消費量は3㎏前後です。大柄な猫だからこそ、肥満になると足腰、内臓への負担も大きくなるので注意しましょう。

メインクーンのケア

メインクーンとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

  • 歯磨き、デンタルケア
  • 毛玉対策

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

毛づくろいをすることで、体内に一時的に抜け毛を飲み込みます。たいていの場合、便と同時に排泄されます。ただ中にはたびたびの嘔吐や腸閉塞を起こす猫もいるので、排泄がスムーズに行われていない場合は専用製品を利用し、ケアが必要です。

【週2,3回】

  • ブラッシング

メインクーンの魅力でもある豊富な飾り毛は、細く密集した被毛でできています。まるで絹糸のように繊細な被毛はからまりやすく、毛玉になりがちです。

週に数回を目安にスリッカーで被毛の根元からブラッシングをしましょう。ブラッシングの際は、市販のブラッシングスプレーを利用すると、静電気を予防し、スムーズに櫛を通すことができます。

【月に一度】

  • 爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減に効果的です。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

メインクーンのまとめ

王様の名前にふさわしいメインクーンの存在感、豪華さは、ほかの猫種にはない特別なものです。大きな体でも性格は穏やかで、のんびりとした生活のパートナーに最適です。

執筆 :ライター 大谷

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