こんにちは、今回は老犬のトリミングについて書いていきたいと思います。
突然ですが、皆さんの愛犬は今年何才になりますか?
私の愛犬は18才です。
まず初めにシニア期になったら、いつものトリミング内容の見直しをした方がいいかもしれません。
それはどう言ったことかと言いますと、今までのトリミングスタイルをもっと過ごしやすさ重視のスタイルに変えてあげたりすることです。
例えば、今まで毎回ふわふわの長めのスタイルでお願いしていたのでしたら、長時間立つのも老犬になると負担になるので、もう少しトリミング時間に負担が少なく、自宅でも過ごしやすくいつもより短めに注文する、といったようなことです。
大体6才くらいまではわんちゃんにとっては現役世代で、7才〜は初期シニア期に差しかかっていきます。そして13才辺りを過ぎてくると本格的なシニア期に入っていきます。
これくらいになると、トリミングにはお洒落や見た目よりも、わんちゃんにとって普段の過ごしやすさを重視したカットスタイルにチェンジし、一度のトリミング時間も短めに、なるべく早く終わる様にお願いするようにするといいと思います。
また、高齢になってくると毎回のトリミングも負担になってきますので、飼い主さんが少しでもお手入れが出来るようになると更に良いと思います。
①簡単なシャンプー(粗相が増えてくるため、おのずとシャンプーの回数が増えたりします)
②目やにのお手入れ(老犬になると目やにが溜まるスピードがとても早くなります)
③爪切り(シニアになると、ギャロッピングして走ったりすることも減り、おのずと爪の伸びが若い時と比べて早くなります)
この3点くらいはご自宅で出来るといいかもしれません。
シニア期になると、わんちゃん自身も、気持ちが不安になりやすくなったり、逆に頑固になったりします。なので飼い主さんがしてあげることで安心でき、わんちゃんも喜びます。
シニア犬のトリミングやお手入れの際に1番知っていて欲しいのが、関節が硬くなってきている、という点です。
前の爪切りのコラムの際にもお伝えしましたが、わんちゃんの関節はロボットと同じで前後には動きますが、横には動きにくい仕組みになってます。それと加えてシニア犬になると角度もあまり高く脚など上がらなくなってきます。
人間に置き変えるとわかりやすいかと思うのですが、例えば70歳80歳のおじいちゃんおばあちゃんが脚を高く上にあげるのはかなり難しいことですよね。
それと同じになります。なので爪切りの際など特にあまり高い位置まで脚を上げたりしないように気をつけて行ってあげて下さい。
ちなみにうちの18才のおじいちゃんシュナウザーは眠っている時に爪切りなど済ませたりしてます。
余談ですが、普段後ろの右脚を引きずって歩くので、その足の爪はアスファルトで削れている為、常に短いので後ろの右足の爪は切らなかったりします。
皆さんも是非皆さんの愛犬に合った方法を見つけて最後までお手入れしてあげて欲しいな、と思います♪
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執筆:トリマー石原