トリマーが伝えたいフードと歯石編

みなさん、こんにちは。

今回はフードと歯石についての因果関係についてお話ししていこうと思います。

突然ですが、みなさん

愛犬の歯磨き、週に何回してますか?

まさか一度もしたことない。。

なんて方いませんよね..? (苦笑)

今回の記事はそんな飼い主さんたちに是非読んで頂きたい記事になります。

まず、わんちゃんの歯に歯石が作られてしまう理由に何が1番の原因だと思いますか?

はい。答えは、市販のドッグフードや人間が時々与えてしまったりする人間のお菓子やパンなどが原因です。

わんちゃんの身体の構造上、塩分が分解出来ないので、人間のお菓子やパンを与えると、その時は喜んで食べるかもしれませんが、実はわんちゃんの体に塩が少しずつ溜まっていきます。そして後の健康に悪影響が出てくる可能性が高まります。

そしてそれプラス、人間のお菓子やパンも歯垢になりやすいため、オーラルケアを怠ると歯石が出来やすくなってしまいます。

尚、人間の歯は歯垢が歯石になるまでに約1週間程かかると言われていますが、わんちゃんの歯はたったの3日間で歯垢が歯石に変化してしまうと言われています。

このことから、歯垢(汚れ)である内はまだ柔らかいので、歯磨きをしてあげることで落とせるのですが、それが硬くなって歯にこびりつき、歯石化してしまうともう歯磨きで落とすのは難しくなってしまいます。

ですので、忙しい飼い主さんたちに私からお伝えしたいのは、毎日でなくてもいいので、せめて3日に1回のペースで歯磨きをしてあげてほしいと思います。

勿論毎日できることに越したことはないですが。。

しかし

“いやいや、ウチは歯磨きガムを毎日与えてるから大丈夫よ。”

という飼い主さん。

ちょっと待った、です。

人間に置き変えてみて下さい。

毎日歯磨きをする代わりにキシリトールガムを噛むだけでは、歯に付着した汚れは取れませんよね。キシリトールガムが効果を発揮するのは“歯磨きはちゃんとしている前提で”です。

確かに歯磨きガム系のオヤツは唾液の促進を促し、良いところもありますが、やはりしっかりとした歯磨きには効果は劣ります。

ですので歯磨きガムで安心せずにしっかりとわんちゃんの口を開けて今一度愛犬の口腔環境を確認してみて頂けたらと思います。

また、”うちの子は動物病院で歯石取りしてもらったから大丈夫よ”という飼い主さん。

ご存知かもしれませんが、動物病院での歯石取り(麻酔有り無しに関わらず)、この行為は一見綺麗になって喜びたいところですが、本来歯の表面にあるエナメルまで一緒に削れてしまうため、歯石除去をした後は尚のこと徹底した歯磨きが必要になってきます。何故ならエナメルが取れてしまった歯は以前にも増して歯垢が付きやすくなるからです。

そして術後のわんちゃんは口周りを触られることを嫌がる様になる傾向が多く、=歯磨きも嫌がるようになってしまった、との声をよく聞きます。

そしてこの歯の表面をコーティングする役目のあるエナメルですが、一度歯石除去などで一緒に剥がれてしまうと、その後は再生しません。人口的にエナメルを塗る、みたいなことも今の技術ではまだ開発されていません。

ですので、一度剥がれてしまったらそれっきりなのです。

また、全身麻酔はワンちゃんのカラダに負担も大きく、まだ若くても麻酔との相性が合わずにそのまま逝ってしまうワンちゃんも中にはいます。

もしも、どうしても今回限り歯石除去をして綺麗にして、その後の歯磨きも頑張りたい、という方はワンちゃんがなんらかの別の理由で全身麻酔をする機会が出た時についでに歯石除去も行ってもらうのが私個人的にはオススメです。

このことから、大切なエナメルを維持するためにも、歯垢除去の口腔手術は私はオススメしません。

愛犬も痛い思いをし、その後歯磨きを嫌がるようになってしまう上、飼い主さんも決して安くはない費用を支払ってこの手術を行なっても、また歯磨きをせずに同じドッグフードのような食生活を送り続けていれば術後半年〜1年でアッという間に元通りです。

このことから、もう一度いいますが、毎日ではなくても大丈夫なので、是非最低でも3日1回から始めていただくことをオススメします。

やはり子犬のうちから始めるのが1番良いですが、ボロ布の引っ張り合いなんかも、遊び半分に歯垢がボロ布に付着してくれたりするので、まずはそういったスキンシップからでもオススメです^^

歯磨き=”嫌なこと”と捉えられないように始めていきましょう。

わんちゃん用の360°歯ブラシも使い易ければ良いと思いますが、私は薬局などで手軽に購入できる人間用の歯ブラシでも全然良いと思います。

成犬の場合、小型犬でしたら薬局で売っているアンパン歯ブラシがヘッドが小さく、オススメです。大型犬の場合大人用の歯ブラシでも大丈夫かと思います。

愛犬のお口のサイズに合ったサイズ、プラス飼い主さんが愛犬に1番使いやすいサイズのヘッドの歯ブラシを選ぶことがポイントかと思います。

最近では口腔環境こそが、わんちゃんの長生きの秘訣とも言われています。

まずはこの記事を読んだ後に、今一度愛犬のお口の中をよ〜く観てみるところから始めてもらえたらと思います。

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執筆:トリマー石原

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