ペットフード協会が2022年の全国犬猫飼育実態調査の結果を発表しました。
ペットの頭数は、犬の飼育頭数705万頭、猫の飼育頭数883万頭という結果に。
2022年要約
飼育頭数
頭数と飼育率は横ばい(微減)となり、新規飼育意向は低下傾向に。特に若年層の新規意向が大きく低下しています。20-30代の子供がいない女性の低下が大きくなっています。
新規飼育者
新規飼育者は、犬が約3万頭の増加、猫は5万7千頭の減少となって、猫人気が低下しているように伺えます。
ペットを飼うことで、「気持ちが明るくなった」「人と会話する量が増えた」という回答も。
1年以内に新たに飼われたペットの数
・犬:426,000頭
・猫:432,000頭
支出額
飼育の支出額は年々増加しています。特にドッグフードと犬の医療費の支出が年々増加傾向いますが、若年層にとっては、飼育費用とお世話の負担が、飼育阻害要因となっているようです。
生涯必要経費
・犬:2,517,524円
・猫:1,316,467円
2022年の結果
2022年12月に発表された報告書によると最新のペット飼育頭数は【犬:705万頭】【猫:883万頭】である事が分かりました。
※犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、1,589万頭
2022年の飼育頭数
犬の飼育頭数推移
- 2016年 8,008千頭
- 2017年 7,682千頭
- 2018年 7,616千頭
- 2019年 7,579千頭
- 2020年 7,341千頭
- 2021年 7,106千頭
- 2022年 7,053千頭
猫の飼育頭数推移
- 2016年 8,333千頭
- 2017年 8,672千頭
- 2018年 8,849千頭
- 2019年 8,764千頭
- 2020年 8,628千頭
- 2021年 8,946千頭
- 2022年 8,837千頭
ペットの飼育数は、昨年と比較して犬の飼育頭数が増加、猫の飼育頭数は減少しました。猫の飼育頭数の減少幅が大きく、犬の飼育数は微増となっています。
直近の新規飼育頭数
犬や猫を1年以内に迎え入れたいわゆる新規飼育者の数です。
犬の新規飼育頭数推移
- 2016年 417千頭
- 2017年 333千頭
- 2018年 360千頭
- 2019年 350千頭
- 2020年 416千頭
- 2021年 397千頭
- 2022年 426千頭
猫の新規飼育頭数推移
- 2016年 399千頭
- 2017年 444千頭
- 2018年 351千頭
- 2019年 394千頭
- 2020年 460千頭
- 2021年 489千頭
- 2022年 432千頭
飼い主の年齢
飼育者の年齢は、40代以上の犬の飼育率が、17年以来減少を続けています。
犬飼育者の年齢
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
2017年 | 13.3% | 10.7% | 12.7% | 15.4% | 14.2% | 10.5% |
2018年 | 13.5% | 11.7% | 12.2% | 14.5% | 13.7% | 10.0% |
2019年 | 13.9% | 11.3% | 12.3% | 14.2% | 13.2% | 10.4% |
2020年 | 13.2% | 11.3% | 11.7% | 13.3% | 12.2% | 9.6% |
2021年 | 12.6% | 11.0% | 11.3% | 12.2% | 11.7% | 9.2% |
2022年 | 12.3% | 10.9% | 11.3% | 11.9% | 11.6% | 8.9% |
猫飼育者の年齢
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | |
2017年 | 9.0% | 8.9% | 10.2% | 11.5% | 10.6% | 7.6% |
2018年 | 9.0% | 9.0% | 10.8% | 11.3% | 10.4% | 7.5% |
2019年 | 9.4% | 9.5% | 10.1% | 10.9% | 10.2% | 7.9% |
2020年 | 9.1% | 9.5% | 10.3% | 10.8% | 10.2% | 7.6% |
2021年 | 9.1% | 9.8% | 10.2% | 10.9% | 10.8% | 7.8% |
2022年 | 9.3% | 9.5% | 10.0% | 10.7% | 10.2% | 7.6% |
その他の情報
今回は、2022年の犬猫飼育実態調査に関してご紹介しました。
2023年の見通しや過去の数値に関してはこちらの記事をご覧ください。
参照元:一般社団法人ペットフード協会「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」
執筆:equall編集部