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スノーシュー とは
まるで白い靴下を履いているようにみえる愛らしい短毛種の猫がスノーシューです。日本ではなかなか出会う機会がありませんが、偶然がもたらした奇跡の猫と呼ばれるスノーシューの魅力に注目してみましょう。
スノーシュー の特徴
スノーシューの特徴といえば独特な模様です。その名の通り足先は白くまるで雪靴(スノーシュー)を履いているように見えます。
顔は両側にバランスよくアクセントカラーがありまるでマスクをかぶっているようです。尾は顔と同じ色で付け根からマーキングがされています。これらすべての模様を受け次ぐことは大変難しいことから、スノーシューは偶然の産物といわれることがあります。
性格は
- 甘えん坊
- さみしがり
- 遊び好き
- やきもちやき
スノーシューの誕生にはシャム猫が携わっていることから、スノーシューもよく鳴き声を上げ自己主張をします。ただスノーシューは攻撃や威嚇での鳴き声ではなく大抵の場合甘え声ですから声を聴くたびに家族も愛らしさが募るでしょう。
運動量は
さほど多くはなく、家族と遊んだり、のんびり過ごすことを好むタイプです。ただ運動不足は肥満につながるので猫じゃらしやキャットタワーなど適度な運動ができる環境を整えておきましょう。
多頭飼いは
温厚な性格から多頭飼いに向いているともいわれますが、大変甘えん坊な猫ゆえにやきもちをやき、後輩猫を拒む場合もあります。多頭飼いは猫の性格や生活環境を見極め慎重に考えましょう。
サイズ・毛色・体重など
スノーシューのサイズは3㎏前後とごく一般的な猫と同等です。シャム猫の血統を受け継いでいますが体も輪郭も丸みをおびたシルエットです。
毛色は ライラックと呼ばれ、ブルーやチョコレートと呼ばれるシール・ポイントがあります。血統証発行団体によって毛色の呼び名が異なります。
純血と呼ばれるスノーシューには特徴的な模様を有していることが求められます。ただスノーシューの足先の白色は劣勢遺伝の結果であり、必ずしもすべての子猫に同一の模様が現れる訳ではありません。中には純血のスノーシューでありながら模様が異なる猫もいます。
スノーシュー の歴史
スノーシューはアメリカのブリーダーの元で偶然誕生した子猫がきっかけです。 1960年代にブリーダーが繁殖させたシャムの中に白い足先を持つ子猫が誕生し、白い足先を持つシャムとアメリカンショートヘアとを交配させて次世代にも白い足先を持つ子猫の誕生を目指しました。
しかし最大の特徴である白い足先は、なかなか継続して輩出することができず、血統証認定を受けるまでに20年もの時間がかかっています。
血統証認定を受けている現在でも、白い足先の毛色は遺伝的な事情から必ずしもすべての子猫が受け継ぐものではありません。
日本では近年の猫ブームをきっかけに注目を集めていますが、なかなか純血と呼ぶことのできる、理想的な模様を持つスノーシューに出会う機会はありません。
スノーシュー の飼育頭数
アニコムの統計による スノーシュー の飼育頭数は
※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照
年度 | 飼育頭数 | ランキング |
2019 | ランキング圏外 | |
2018 | ランキング圏外 | |
2017 | ランキング圏外 | |
2016 | ランキング圏外 |
血統証を持つ純血のスノーシューは日本ではまだまだ希少な猫で繁殖を手掛けるブリーダーもわずかです。
ごくまれにキャットーショーに参加することはあるのでスノーシューに会いたい、見てみたいという方はキャットショーへ足を運んでみましょう。
特徴的な毛色がチャームポイントのスノーシューに出会えることこそがまさに偶然の産物といえるでしょう。
スノーシュー の年間飼育費用
実際に スノーシュー と暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?
一か月(単位:円) | 一年 (単位: 円) | |
キャットフード | 3,000 | 36,000 |
トイレ用品 | 1,000 | 12,000 |
ペットホテル | 30,000 | |
ペット用品 | 2,000 | 24,000 |
医療費 | 30,000 | |
合計 | 6,000 | 132,000 |
※医療費(混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)
※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります
※算出方法は、コチラをご覧ください。
スノーシューの一か月のフード消費量は2,3㎏が目安です。猫用フードは様々な製品がありますが、猫は肉食動物ですから良質で安全性の高い動物性タンパク質を主原料とするフードに限定し与えましょう。
猫もフィラリアや混合ワクチンなどの予防医療が必要です。毎年定期的に動物病院を受診しましょう。
スノーシューのケア
スノーシュ とーとの暮らしで習慣化すべきお手入れは
【毎日】
〇歯磨き、デンタルケア
デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。
【月に一度】
〇爪切り
爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減につながります。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。
【週に数回、季節や体調に応じて】
週に数回を目安にラバーブラシなど柔らかいブラシで全身をブラッシングしましょう。ブラッシングの際は、市販のブラッシングスプレーを利用すると、静電気を予防し、スムーズに櫛を通すことができます。
スノーシュー のまとめ
丸みを帯びた顔にマスクをかぶっているような模様、足先の靴を履いているような毛色とまるで絵本に登場人物のような猫がスノーシューです。猫好きな方ならきっとこの猫のかわいらしさに魅了されること間違いなしです。