何故私が『つきそい』を始めようと思ったのか(前編)

つきそいを始めるきっかけ

私は兼ねてより、ペット飼育未経験者が知識のない状態でペットを選ぶことに一抹の不安がありました。

店舗やしつけ教室、イベント等で多くの飼い主様とお話をするのですが、その中で、

  • 「犬を迎えたかったけどどこで迎えて良いのかわからなかった」
  • 「うちの家庭に合った犬種が分からなかった」
  • 「ペットショップの店員さんの口が上手いから思わず沢山グッズを買っちゃったけど使わない物も多かった」
  • 「保護犬を迎えたいけど、どの団体から迎えていいのか分からなかった」
  • 「譲渡会に行ったけど保護団体の方の対応が怖かった」

などの声を多く聞きました。

ペット飼育未経験者に何の知識や情報がないことで、店員さんの言われるままに犬を迎え、結果こんなはずじゃなかったと後悔してしまうケースも少なからずありました。

また、せっかく保護犬を迎えようと保護団体の譲渡会に行ったのに、保護団体さんの高圧的な態度が怖くなり保護犬を迎えることを諦めた方もいました。

以前私の知人が、犬を保護犬から迎えようと、ある保護団体の譲渡会に行き、トライアルで保護犬を迎えました。

保護団体が怖い!?

預かって数日後、「保護犬は吠えますが少しずつ慣れてきていると思います」と、預かったコの状況を保護団体に報告したところ(吠えるから困るというクレームではなく、あくまでも報告として)、「お宅はこの保護犬と相性が合わないので返してください」と言われ、半ば強制的に保護犬の返還を求められ、結局連れ戻されたそうです。

知人がその保護犬を迎えてから、私も預かる際の注意点や接し方のアドバイスをしていました。

知人はそのコのために首輪やリード、フード皿などを揃え、家族として迎える準備をしていたので大きなショックを受けたそうです。

知人はそれ以来、保護犬を迎えたい気持ちはあるけど、保護団体が怖いという理由で、ペットショップで犬を迎えることになりました。

保護団体も、自分たちが保護してきた保護犬を幸せにしたいという強い気持ちは分かるのですが、それで一人の人間の『保護犬を救いたい』という気持ちを潰してしまったことに強い憤りを感じました。

安心して保護犬を託せる社会へ

保護犬を迎える方がきちんとペットのプロからのアドバイスを受け、その後も犬との暮らしに関して何か悩みがあればいつでも相談出来る人がいて、相談に行ける場所があると理解してもらえれば保護団体も安心して保護犬を託せるはずです。

 

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