北海道江別市にある酪農学園大学の敷地内に道が運営する初めての道立動物愛護センター「あいにきた」(基幹センター)が2024年4月オープンしました。
この建物は、能登半島地震では仮設住宅として使用された移動可能な「ムービングハウスユニット」を組み合わせて建設。災害発生時にはムービングハウスの一部を切り離し、犬猫の保護を行う災害対策時の拠点となる全国初の施設です。
- 保健所で保護されていた犬や猫を引き取り治療や「しつけ」をして新たな飼い主につなぐ
- 正しい飼い方を知ってもらう活動
- 最大30匹が収容可能な建物は移動式木造住宅で、災害発生時には保護施設としても活用
目次
施設について
行き場のない、犬や猫を保護する当施設についてご紹介します。
移動可能式
能登半島地震では仮設住宅として使用された移動可能な「ムービングハウスユニット」を組み合わせて建設。災害発生時にはムービングハウスの一部を切り離し、犬猫の保護を行う災害対策時の拠点となる全国初の施設となっております。
センターのロゴマークのコンセプト
「パートナーにあいにきた」というコンセプトのもと、一生を共にするパートナーと出会い、新しい家の家族になるという意味を込め、動物の頭をなでる仕草を家のシルエットで表現。
ロゴマークは、令和5年(2023年)8月1日(火)~31日(木)に道民の皆さまから愛称を募集させていただいたところ、合計502作品が応募。
施設の概要
建設場所
江別市文京台緑町582番地1(酪農学園大学キャンパス内)
施設概要
木造平屋建て:176.6㎡(事務所:84.6㎡、飼育舎:55.5㎡、ドッグラン:45㎡)
主な業務
犬猫の収容・譲渡
保健所で一定期間収容された犬猫を引取り、治療やしつけを施して、新たな飼い主へ譲渡する取組を進めます。
普及啓発
動物愛護の考え方を広く道民に普及啓発を進めます。
関係機関との連携
本道の動物愛護の拠点としての役割を果たすため、酪農学園大学や関係団体などと連携を進めます。
施設の特徴
動物福祉に配慮
犬猫が快適に過ごせる飼育環境を確保しました(ドッグランも併設)。
環境に配慮
高気密、高断熱、太陽光発電、蓄電施設の導入により、環境に配慮した施設としました。
災害時の対応
動物センターのようす
動画を見る
鈴木知事も視察
動物愛護と動物保護
ペットを愛する一人として、動物愛護と動物保護の意味について理解していますか?この二つの言葉はよく耳にするものの、実はその意味するところには違いがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
まとめ
今回は、北海道立動物愛護センターあいにきたについてご紹介しました。
ペットを飼われている方も、飼われていない方も動物達のことを考えて、行動するきっかけとなれば幸いです
出典:北海道動物愛護センター
執筆:equall編集部
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