話題のAIチャットボットChatGPTにペットに関する質問をしてみた

アメリカのOpenAIが開発するチャットボット「ChatGPT」は、テキストを入力するだけで会話可能なAIであり、2022年にサービスを公開して以降、世界中で話題となっています。

ChatGPTは新しい検索の方法となるか

何かを調べたい時は、Googleの検索エンジンを活用するのが当たり前でしたが、今後はAIに教えてもらえるチャットボットが新しい検索手法として一般的になる可能性があります。

ユーザー数

ChatGPTの利用者数は、2022年11月にリリースされてから5日で100万人を突破し、2023年2月には全世界で1億人を突破したともいわれています。
これらの方はエンジニアなどITに関わる方が多いかもしれませんが、今後一般的なサービスとなればペットの飼育者が利用する可能性もあります。

実際に質問してみた

しつけや医療など複数のジャンルの質問をしてみました。
※今回の質問は、精度を試すテストであり、回答が必ずしも正しいという訳ではありませんのでご注意ください

質問:犬のしつけ方を教えて下さい

ChatGPT回答:

「犬のしつけには、以下のステップが大切です。
基本的なコマンド:「座り」、「立ち」、「寝る」などの基本的なコマンドをマスターします。
食事:食事時間は決まったスケジュールを守り、適切な量を与えます。
散歩:日常的に適度な散歩をすることで、犬のエネルギーを消耗させます。
トレーニング:犬に対するトレーニングを定期的に行います。また、新しいトリックを学ばせます。
報酬:善い行動に対して適切な報酬を与えます。これにより、犬はよい行動を繰り返すようになります。
一貫性:家族全員が同じように犬をしつけます。これにより、犬は混乱しないようになります。
これらのポイントを実行することで、犬のしつけができます。さらに、犬とのコミュニケーションをとることも大切です。また、専門家に相談することも有益です。」

意味は分かりますが、意味不明な日本語の箇所もあり「惜しい!」と感じてしまいますね。

質問:日本のペットの飼育頭数を教えて下さい

ChatGPT回答:

「2021年の現在、日本ではペットの飼育数が多いと言われています。特に犬や猫は人気の飼い犬種です。具体的には、日本において犬の飼育数は約2,000万頭にも上ります。また、猫の飼育数は約1,500万頭にも上ります。これらの数字は年々増加傾向にあり、ペット飼育が人々の生活の一部となっていることを示しています。」

これは間違いですね。2021年12月に発表されたペットフード協会の報告書によると【犬:710万6千頭】【猫:894万6千頭】であり、2022年12月に発表された報告書では【犬:705万頭】【猫:883万頭】となっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

質問:ペットが耳を痒がっているので、対処法を教えて下さい

ChatGPT回答:

「ペットの耳の痒みは、様々な原因があります。以下はいくつかの対処法です。
耳の掃除:耳内に詰まった灰や耳垢を定期的に除去することが大切です。
環境の改善:環境によってはアレルギーを引き起こすこともありますので、空気の浄化などを行います。
薬物治療:耳の痒みが原因不明である場合は、獣医師に相談して薬物治療を行います。
ストレスの軽減:ストレスによって耳の痒みが引き起こされることもありますので、ストレスの軽減対策を行います。
これらの対処法を試しても改善しない場合や、重篤な症状がある場合は、獣医師に相談することをお勧めします。」

大きな間違いはないのでしょうが、誤字や解決策は分かりません。誤った内容を紹介せずに獣医師への相談を促してくれるのは良いですが、やはり最初から動物病院に行って相談した方が良さそうです。

質問:ペットの殺処分問題について教えて下さい

ChatGPT回答:

「ペットの殺処分は、ペットの飼い主がペットを養うことができなくなったり、社会的な問題となったりしたときに行われることです。このような状況では、ペットが適切な施設に預けられず、殺処分されることがあります。
このような状況は、ペット飼い主の責任不十分や、ペットシェルターなどの整備不足などが原因となっています。
この問題を回避するためには、ペットの飼い主が適切な責任を持つことが重要です。また、ペットシェルターやレスキューグループなどの整備の改善も大切です。さらに、ペットを養うことに関連する法律の厳格な遵守も必要です。
ペットの殺処分問題を回避するために、全てのペット飼い主、社会、政府などが協力することが大切です。」

殺処分に関する情報は、ある程度正しい情報なのではないでしょうか。今後AIが学習すれば解決策の提案をしてくれる可能性もありそうですね。

ペットとAIの未来

ペットを飼っている方の中には、AIでペットとの暮らしがどのように変わるんだろう・・と考えている方もいらっしゃると思います。

結論からいうとペットとAIというより、「飼い主が新しく生まれてくるAI技術をペットのためにどのように活用するか」だと思います。

人の暮らしをより良いものにしてくれるAI技術は、ペットとの暮らしも快適にしてくれると思います。

室内温度の管理

エアコンを外出先から操作できる環境にしておくことで、エアコンのつけ忘れや消し忘れを予防できます。AI技術を活用すると自動で快適な温度にしてくれるなど日々進化しています。

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自動車

車内にペットを乗せて車から離れると温度を調整してくれる機能などがあります。

愛犬家も驚くテスラ(Tesla)車のドッグモード!温度を自動で調節する素晴らしい機能とは

ペット用カメラ

AI搭載のカメラを自宅に設置することで、不審な動きをした時や不審者が自宅に入ってきた時などに通知を受け取り対処することができます。

Fuiboのカメラは犬の飼い主であれば皆使ってる!といっても過言でないほど利用者が多いです。その理由として、安定した使い勝手とスマートなデザインがあげられるのではないでしょうか。最近はAIを搭載して、様々な予防にも役立っています。

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スマートウォッチ

スマートウォッチの王道ともいわれるのがApple Watchです。iPhoneユーザーであればApple Watch1択であり、シェアは62%を誇ります。
機能や使い勝手、デザイン性のどれをとっても申し分がなく、流石Appleといったところでしょうか。

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傘下のFitbitが主力のスマートウォッチでしたが、2022年にGoogle Pixel Watchを発表しました。
Googleの技術とデザインを集約した本製品は、販売開始後からすぐに品切れとなったことで、人気と期待度の高い製品といえるでしょう。

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まとめ

現時点では、チャットボットは正しい情報を返してくれる事もありますが、誤った情報や回答が得られないなどが発生する為、ペットとの日常で活用するのはもう少し先のように感じました。

お仕事で使う方には良いかもしれませんが、大切な愛犬や愛猫の情報で誤りがあり、それを信用してしまったことで問題になる可能性もあります。
便利な世の中になるのは飼い主にとっても嬉しいことなので、今後の進化に期待したいと思います。

執筆:equall編集部

 

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