犬と猫のマイクロチップ装着に関する意識・実態調査

犬と猫のマイクロチップ装着に関する意識・実態調査

ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」のご契約者さま2,461名(有効回答数379名:犬の飼い主254名、猫の飼い主:125名)を対象に、ペットの犬や猫のマイクロチップ装着について、飼い主の意識・実態調査を行いました。

【調査結果】​

  • マイクロチップの認知度は、9割以上
  • 業者のマイクロチップ装着義務化の認知度は、7割以上
  • 個人のマイクロチップ装着の努力義務認知度は、犬の飼い主が猫の飼い主を上回る
  • マイクロチップの装着率は、犬が6割、猫が3割
  • マイクロチップ装着のきっかけは「業者が装着していた」が最多
  • ペットのマイクロチップ装着に8割以上が賛成
  • マイクロチップ装着「賛成」の理由は「迷子になったペットを探すのに役に立つ」が最多
  • 今後のマイクロチップ装着を「悩んでいる」が半分、「予定なし」は犬で5割、猫で4割


改正動物愛護管理法が2022年6月1日から試行され、犬と猫に対するマイクロチップの装着について新たな制度が始まります。マイクロチップは、直径2mm、長さ12mm程度の大きさで、ペットの個体識別に役立てる電子標識器具です。


・マイクロチップの認知度は、9割以上
犬と猫の飼い主にペットに装着するマイクロチップについてたずねたところ、「はい」と回答したのは、犬の飼い主で95%、猫の飼い主で94%という結果になりました。


・業者のマイクロチップ装着義務化の認知度は、7割以上
改正動物愛護管理法により2022年6月1日から、ペットショップやブリーダーなどで販売される犬や猫については、マイクロチップの装着が義務化されます。

こうした法律について知っているかをたずねたところ、「はい」(業者のマイクロチップ装着義務化を知っている)と回答したのは、犬の飼い主で78%、猫の飼い主は、それをやや下回り71%という結果となりました。

先の質問で、マイクロチップ自体の認知度は9割超えと高いものの、業者の装着義務化の認知については、犬猫の飼い主ともにそれを下回りました。


・個人のマイクロチップ装着の努力義務認知度は、犬の飼い主が猫の飼い主を上回る
販売業者以外から犬や猫を譲り受けた場合、個人に対してマイクロチップの装着は努力義務となっています。こうした法律について知っているかをたずねました。

「はい」(個人のマイクロチップ装着は努力義務であることを知っている)と回答したのは、犬の飼い主で77%、猫の飼い主で70%でした。ここでも猫の飼い主の割合が、犬の場合をやや下回るという結果になりました。


・マイクロチップの装着率は、犬が6割、猫が3割
マイクロチップ装着の状況を聞いたところ、「装着している」と回答としたのは、犬の場合60%、猫の場合は30%でした。ここでは、犬の割合が猫の割合よりも2倍、マイクロチップを装着していることがわかりました。


・マイクロチップ装着のきっかけは「業者が装着していた」が最多
「マイクロチップを装着している」と回答した犬と猫の飼い主(172名)に、そのきっかけについて聞いたところ、最も回答が多かったのは、犬猫の飼い主ともに「業者が装着していた」(犬89%、猫78%)でした。

このほか、「災害を意識して」(犬7%、猫14%)、「周囲のすすめ」(犬1%、猫6%)、「努力義務だから※」(犬4%、猫3%)という結果となりました。

※アンケート回答期間(2022年4月25日~2022年4月30日)は法改正施行前のため、回答者に実際の「努力義務」は発生していません。

・ペットのマイクロチップ装着に8割以上が賛成
ペットのマイクロチップ装着について賛否を聞きました。
犬の飼い主は、「賛成」42%、「どちらかというと賛成」42%と賛成派が全体の84%を占めました。また、猫の飼い主は、「賛成」34%と犬の場合をやや下回るものの、「どちらかというと賛成」が53%と半数を超え、賛成派が全体の87%となり、9割に迫る割合となりました。
これらのことから、犬猫の飼い主ともに8割以上がペットのマイクロチップ装着に賛成という結果となりました。


・マイクロチップ装着「賛成」の理由は「迷子になったペットを探すのに役に立つ」が最多
ペットへのマイクロチップ装着に「賛成」「どちらかというと賛成」と回答した飼い主に、その理由を聞きました(複数回答可)。
犬猫の飼い主ともに最も回答数が多かったのは、「迷子になったペットを探すのに役に立つ」(犬80%、猫83%)でした。このほか「確実は身分証明になる」(犬76%、猫63%)、「盗難時に自分が飼い主だと証明できる」(犬55%、猫38%)、「ペットの遺棄を減らせる」(犬48%、猫50%)という結果になりました。
以上のことから、マイクロチップの役割や有用性について、犬猫ともに多くの飼い主が理解していることがわかりました。


・今後のマイクロチップ装着を「悩んでいる」が半分、「予定なし」は犬で5割、猫で4割
「マイクロチップを装着していない」と回答した犬と猫の飼い主(189名)に、今後の装着予定を聞きました。
犬の場合は、「予定なし」49%、「悩んでいる」47%とそれぞれが半数近くを占め、「予定あり」と回答したのはわずか5%でした。一方、猫の場合は、「予定なし」40%、「悩んでいる」51%、「予定あり」9%となりました。
犬と猫の飼い主とでそれぞれの状況の割合に多少の差はありますが、総じて、業者によらず自らマイクロチップ装着を決断し、実施することには消極的という結果となりました。


・まとめ
今回のアンケート調査から飼い主の多くが、ペットに装着するマイクロチップ、装着義務についての理解が高いという結果が得られました。
また、ペットのマイクロチップ装着に賛成し、その有用性を認識しつつも、業者による装着でなく、自らの決断による装着には消極的ということがわかりました。

 

マイクロチップに関して>>

参照:PR TIMES

執筆:equall編集部

 

おすすめキャットフード50商品>>

おすすめドッグフード50商品>>

 あなたにオススメ