ブリュッセル・グリフォンの基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

ブリュッセル・グリフォンとは

短い鼻と愛嬌たっぷりな性格が魅力のブリュッセル・グリフォン。テリア種の血統を受け継ぐ猟犬ではあるものの、飼いやすと評判です。明るくアクティブな ブリュッセル・グリフォンの魅力に注目してみましょう。

ブリュッセル・グリフォンの特徴

日本では滅多に見かけることのない希少なブリュッセル・グリフォンはその名前の通りベルギーに古くからいる猟犬種です。明るく活発な性格と小型で力もさほど強くないことから飼いやすいと海外では一般的な家庭犬に分類されます。

性格は

  • 明るく陽気
  • 遊び好きでアクティブ
  • 賢い
  • 警戒心が強い
  • 頑固

愛らし外見とは裏腹にテリア種特有の頑固さもあるので、しつけはテリア種のしつけに経験のある専門家の指導を受け子犬のうちから丁寧に取り組んでゆきましょう。

特にブラッシングやシャンプー、カットといった生涯にわたって必要となるお手入れは子犬のうちから習慣づけ、噛みつきや威嚇、拒絶を起こさないことが大切です。

運動量は

小型犬故にさほど多くはありませんが、テリア種の血統を受けつぐ猟犬種であることを考えると定期的にドッグランなどへ足を運ぶ必要はあります。ドッグランなどで犬同士対等にじゃれ合い、全力で追いかけっこをするなど十分な運動をすることがストレス発散、肥満予防に効果的です。

サイズ・毛色・体重など

JKCの定めるブリュッセル・グリフォンのサイズ基準は

体重 3.5kgから6kgまで

と定められています。体高の定めはありませんが小型犬と呼べるサイズです。足の長さと胴体がほぼ同じ比率のため正方形に近い体形です。

骨格は骨太でしっかりとしていて頑丈で小型犬特有のか弱さとはかけ離れています。

毛色はレッドと呼ばれる赤みがかった茶色です。毛質はワイヤーと呼ばれる固くハリのある毛質で被毛と引き抜く特別な手法でトリミングをすることでブリュッセル・グリフォンならでなの魅力を引き出します。

ブリュッセル・グリフォンの歴史

ブリュッセル・グリフォンに似た短い鼻と固い毛質を持つ犬種は何世紀も前からベルギーで自然発生的に暮らしていたことが確認されています。毛色や生息地域、体形などで区分されそれぞれの個別の犬種名がつけられていて、良き家庭犬として定番です。

小型の猟犬種であるブリュッセル・グリフォンは主に馬小屋で飼われネズミの駆除や番犬の役割を担っていました。

1883年にベルギーの血統証管理団体にブリュッセル・グリフォンが登録をされたことがきっかけで王妃の目に留まり、1900年以降は積極的に海外への輸出が進み、世界的な人気犬種となりました。

日本では数十年前から飼育頭数が増え始めていたものの、爆発的な飼育頭数の増大にはつながらず、知る人ぞ知るお洒落な犬種という位置づけが続いています。

ブリュッセル・グリフォンの飼育頭数

JKCの統計によるブリュッセル・グリフォンの飼育頭数は

年度飼育頭数ランキング
202012658位
201911859位
201813254位
201712759位

ブリュッセル・グリフォンは数十年前から日本でもペットショップに並ぶ機会も増え、徐々に注目度も高まっています。特に「ブサカワ」という言葉の流行と共にブリュッセル・グリフォンの注目度は高まりを見せ、今ではオシャレな犬種の代表格に挙げられることも増えています。

ブリュッセル・グリフォンの年間飼育費用

実際にブリュッセル・グリフォンと暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
ドッグフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
トリミング8,00096,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計14,000228,000

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※医療費(混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※算出方法は、コチラをご覧ください。

ブリュッセル・グリフォンは抜け毛や体臭が少ない点が魅力の代わりに定期的なトリミングが欠かせません。比較的丈夫で怪我とも無縁な生活を送れるものの、鼻の短い犬種の多い呼吸器疾患が目立つ場合も多く、動物病院での定期的な健康診断を済ませておくと安心です。

ブリュッセル・グリフォンのケア

ブリュッセル・グリフォンとの暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

歯ブラシ、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。愛犬の性格や口内の状況、使い勝手の良さで選びましょう。

健康な状態の歯は白く、艶があります。歯の根元や表面が茶色や緑に変色している場合は、早急に動物病院を受診しましょう。

【2、3日に一度】

〇ブラッシング

〇耳掃除

垂れた耳は通気性が悪く、内部で雑菌の繁殖が進みがちです。数日おきの拭き掃除で、耳内部を清潔に保ちましょう。

臭いや汚れは外耳炎のサインです。症状がある場合は早めに動物病院の受診を。

【月に一度】

〇爪切り

〇肛門腺しぼり

〇シャンプー・カット

シャンプーは月に1度が目安です。シャンプー後は全身の水分をしっかりと取り除いてあげましょう。 ブリュッセル・グリフォンの特徴でもあるワイヤーと呼ばれる特徴的な被毛はバリカンやハサミでのカットを続けると次第に毛質が柔らかく変質してしまうので、被毛を引き抜く特殊な技法でのトリミングがオススメです。

ブリュッセル・グリフォンのまとめ

ブサカワと呼ぶよりもオシャレな犬という言葉がピッタリなブリュッセル・グリフォン。明るくアクティブでしつけの覚えも早いので、愛犬と一緒にカフェやレジャー、旅行を楽しみたいという方にオススメの犬種です。

執筆 :ライター 大谷

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