皆さんこんにちは。
今日は皆さんが初来店で愛犬をトリミングに出す際に伝え方で失敗しない方法をご紹介したいと思います。
いつも通っている行きつけのサロンがある方は“前回と同じで“ や、“いつもと同じで“ などの一言を伝えるだけで失敗はそうそうないと思いますが、初めて行くサロンとなると、相手の捉え方やご自身の受け取り方次第で、愛犬がイメージとは違う風貌で返ってきたりします。
また、サロンを変えるつもりは無かったけど、ご自身の都合で引越すことになり、愛犬の行きつけサロンを変えざる負えなくなったり、または行きつけのサロンが急に閉店しなくてはならなくなり、また新しくサロンを探さなくてはならなくなったりと理由は様々あると思います。
そして新しいサロンに行くともちろん新しいトリマーさんに任せることになりますし、愛犬のトリミングカルテもありませんので、今までのトリミング内容を改めて伝えるとなると意外にも難しいものです。
そこで最も大切になってくるのが、愛犬の以前カットした時の“カット仕立て“の写真です。これを見せることで、新しいお店の新しいトリマーさんでも飼い主さんがどんなイメージでカット内容を伝えようとしているのかが分かり易くなるからです。
ここで更に重要となってくるのが、“カット仕立て“の写真であることです。
何故ならカットして一週間もすると日々人間がわんちゃんに触る度に手の汗や脂などが被毛に付き、パーマが出てきてしまうからです。パーマが出てきた状態でのお写真とカット仕立てのお写真とだとこれまた仕上がりのイメージが双方でかなり変わってきてしまいます。
なのでこの様な誤解イメージを免れる為にも、新しいお店で新しいトリマーさんにお願いする際は必ず以前のカット仕立てのお写真を見せて説明するようにすると良いかと思います。
写真無しで口頭のみの説明ですと、人それぞれ“短め“の概念や“長め“の概念も違ってくるので、後々トラブルになりかねないです。(1cmの感覚も人に寄っては短いと感じる方もいらっしゃいますし、長いと感じる方め居るからです。)
また、ペット雑誌の切り抜きページを見せての説明だと、人それぞれ骨格、毛質、毛量が違うのと同じで、わんちゃんもそれぞれ、例え同じトイプードルでも、脚が長めの子、短めの子、耳の高さも耳付きが高めの子など様々です。毛質もコシのある毛の子もいれば、コットンの様に柔らかく、毛玉になり易い子もいて、毛量も同じく個体差様々です。
なので、なるべく、口頭のみのカウンセリングや、ペット雑誌に載っている別の子の写真を見せるのではなく、愛犬の実写真を見せて説明するようにすると初来店での失敗は防げるかと思います。
最後に余談ですが、上記の内容とプラスで、来店の際のトリミング内容のカウンセリング時に、愛犬の知っている限りのイボの場所や皮膚が荒れ易い部位、過去の手術経験などといった情報もできるだけ細かく伝えることができると更に良いと思います。
equall LIFEでは犬や猫が快適に暮らせる物件やお役立ち情報を紹介していますので、参考にしてみてください。
執筆:トリマー石原