公益財団法人ジョイセフ|横井 ナナさん(ホワイトリボンラン)

公益財団法人ジョイセフ 横井 ナナさん(ホワイトリボンラン)

今回は、公益財団法人ジョイセフ、横井 ナナさんに伺いました。 ジョイセフは、1968年に設立された女性のいのちと健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。 国連、国際機関、現地NGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の人材養成、物資支援、プロジェクトを通して生活向上等の支援を行っています。 コーチョーは、ジョイセフが主催するホワイトリボンランをサポートしています。

「市民社会連携グループ」に配属でいらっしゃいますが、どのようなお仕事をされていますか?

子供のころから動物や生き物が好きで、動物園の飼育員になりたかったんです。実際に飼育員をしていました。
30代の頃、富士宮市に当センターが開設することを知り、動物に関わったこれまでの経験に、新たに福祉の仕事が加わる業務に是非挑戦したいと思い転職しました。

最初は普及推進部に配属され、盲導犬への理解を啓発する様々な事に携わりました。もちろん最初は不安がありましたが、自分を試してみたいという気持ちもあり、日々の業務を通じて自分の中にひとつづつ引き出しを増やしていくようなイメージで、盲導犬とそれを取巻く様々な事柄について学びました。

貴センターは2006年に開設して今年で14年目ですが、以前と比べて何か変化はありますか?

支援をしたい人と支援を必要としている人を繋ぐために、資金調達を行うファンドレイザーとして働いています。その他に、企業への営業やCSR・CSV活動の企画提案など企業と共に連携したプロジェクト立ち上げ、開発途上国の女性へSRHR(セクシュアル・リプロダクティブヘルス/ライツ)支援を届けています。
また、今年から、ホワイトリボンの担当となり、日本中にホワイトリボン活動をより広げるために知ってもらう機会やしくみ、チャリティ商品などの企画をしています。
コーチョーさんにご協賛していただいている、「世界中の妊産婦と女性の命と健康のために走る「ホワイトリボンラン」の統括をしています。まだまだ知られていない「ホワイトリボン」を通じて女性の健康の大切さをチャリティランを通じて発信し、参加して走ることが、自分自身の健康にもなり、そして海の向こうの女性たちのSRHR支援に寄付となる気軽にチャリティできる機会を作っています。

ジョイセフでお仕事されるきっかけはなんだったのでしょうか?

もともとは、お洋服が大好きでヨーロッパを中心とした服飾繊維専門商社でイタリアのブランドを担当し営業、店舗管理、MD、VMDとどっぷりとお洋服に囲まれて働いていました。20代後半になり、自分のお給料を誰かのために使いたい思っていた矢先、結婚、妊娠、出産を経験しました。妊娠を期に新卒で入社した会社は退職したのですが、その時期、周りは結婚・妊娠・出産をしている友人もほとんどおらず(みんながむしゃらに働いていました)、またそれまで仕事が楽しくて仕事中心の生活だったため、恥ずかしいのですが自分のリプロダクティブヘルスに関する(妊娠・出産など性に関する健康)知識もほとんどなく、実家は遠方で、、と頼れる人もいない中、広島にいる姉からの情報と唯一出産を経験していた親友に、そして後はネットでいろんな情報を探していました。そんな中、「妊娠・出産・女性」というキーワードで検索していると、必ず今の上司である「広報グループ 小野美智代」、「ジョイセフ」がヒットし、そこから小野の子育てブログでいろんな情報を得たり、世界の妊産婦の状況を知り、妊産婦・女性を対象とした活動をする団体があることをその時に知り、とても心揺さぶられる思いと、力になりたいと思うようになりました。
 
その後出産の際に、私自身が2か月早く子どもを早産をしたのですが、病院、救急車、NICUと保健大国である日本であったから助かった命。これが開発途上国だったら、、、、。と環境の違いや文化、慣習が違うだけで母子共に助かるはずの命が亡くなっている現状をなんとかしたい。その気持でこれまでのスキルを何かに役立てたいと思い今までと全く違う業界に飛び込みました。

弊社もサポートさせていただいている「ホワイトリボンラン」について、2020年はコロナ感染蔓延防止のため急遽中止になり、代わって「バーチャルラン」が実施されました。この時、運営団体(事務局)は大変だったのではないでしょうか?

はい。ご想像の通りで(笑)。あの時期の事務局は、日々刻々と新型コロナウィルス感染症が蔓延し、今後世界はどうなるのか、そしてそんな中ホワイトリボンランを安全に開催できるのだろうか、、と事務局スタッフはその時期は毎日のように話し合いを持っていました。何が正解かわからないけれども、私達が今やるべきことは、健康を支援しているジョイセフだからこそ、参加者、大会運営スタッフの皆さまの健康を第一に考えること。
その思いを、競技運営のプロの皆さまと相談し今回はリアルの会場は中止し、全てバーチャルランで開催することを決断しました。
 
リアル会場の中止を発表してから、1週間の間で、全国拠点のボランティア事務局、エントリーしてくれた皆さま、スポンサー、イベントに登壇頂く予定だったゲストの皆さま、ステージ運営の皆さまなどなど、ご協力いただいている皆さまへ説明をし、そして少しでも参加頂くランナーに楽しんでもらえるオンライン企画を急遽立ち上げました。
スポンサーにご提供いただいた、会場でお渡しする予定だったお土産を、ジョイセフスタッフ総動員そして佐川急便のジョイセフ担当の方々にも本当にお世話になりながら発送作業をしたのは今でも思い出します。
 振り返ると、ジョイセフだけでは絶対に乗り越えられなかったことが、多くの皆さまの支えとご理解があったからこそ乗り越えられました。楽しみにしてくれている、全国ホワイトリボン拠点のみなさま、そしてランナーの皆さまの笑顔を思い、事務局みんなで踏ん張ることができたと思います。

横井さんが大切にされていることは何でしょうか?

自分自身を大切にすること。
心身ともに健康な状態で、自分自身が楽しいと思うこと、心地よいと思うことをやり、自分にとってきつく大変な事も、自分にとって成長できること、成長したいことであれば挑戦する。しんどい時はダラダラしたり、自分に甘かったり(笑)自分の軸や個性を大切にしていきたいと思っています。自分の人生一度きりなので、自分で自身の人生を選択し家族や仲間を大切にしていきたいと思います。

休日はどのように過ごされていますか?趣味は何ですか?

体を動かすことが好きなので、ジムに行ったり、ランニングをしたり、マウンテンバイクで遠くまでいったり大体外で体を動かしています。家にいる時はいつもトレーニングウェア姿でいるので、家族からはフワちゃんって呼ばれています(笑)あとは、観葉植物を育てるのが好きなのでよく園芸店に行き、日に日に植物が増えています。コロナ中に毎朝オンラインでヨガをするのが日課になり、今はベランダで緑に囲まれてヨガをするのが大好きな時間です。

本日はありがとうございました。

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