チェックポイント
皆さん、こんにちは。
今日は膀胱結石のわんちゃんにとって摂取すると良くない、リン酸カルシウムとシュウ酸カルシウムについて私独自のリサーチ結果をご紹介していきたいと思います。
まず何故リン酸カルシウムとシュウ酸カルシウムについて調べようと思ったのかと言うと私の愛犬が出来てしまった膀胱結石を取り出す手術した際に、今後また石が出来てしまうのを少しでも防ぎたいと思い、それにはまず体を作る食生活から変えていくべきだと考えたからです。
通院や薬も大事ですが、やはり食べているものがその子の持病や体質に合っていないものを食べていたら、元も子もないですし、食生活を変えなければ、再び膀胱に石ができてしまうのは時間の問題だと思いました。
そこで私は徹底的にこの、リン酸カルシウムとシュウ酸カルシウムが出来易い体質のわんちゃんにとって良い食品と良くない食品のリストアップを作成し、飼い主の皆さんが手作りフードを作る際に是非参考にして欲しいと思い、調べてみました。そして私の愛犬もこのリン酸カルシウムとシュウ酸カルシウムが出来易い犬種&体質なので、もちろん自分用にもです。
では早速リストアップのご紹介です。
まず念頭に置いておいて頂きたいのが“リンには食材にもともと含まれている有機リンと食品添加物に使われている無機リンの2種類がある“ということです。
そして食品添加物に含まれてる無機リンについては成分表記が日本の法律では義務づけられていないため、食品添加物入りのドッグフードやおやつにはどのくらいの量の無機リンが含まれているかがわかりません。
その為、無機リンが多く入っている可能性のある食品添加物入りのドッグフードやおやつはできるだけ避けた方がよいです。
【リン酸カルシウムとシュウ酸カルシウムが沢山含まれている食材リスト】
↓↓
-ほうれん草
-ブロッコリー
-ささみ
-桃
-ヨーグルト(加糖、無糖、共に)
-チーズ類全般
-キャベツ
-タケノコ
-バナナ
-卵
-とうもろこし
などです。これらの食材はなるべく手作りフードに用いるのを避けましょう。
しかし、とうもろこしにリン酸カルシウムが沢山含まれていることには私も驚きです。
何故なら世に出回っているドッグフードのほとんどに穀物が沢山含まれているからです。。
ここでワンポイントアドバイス!
→シュウ酸は水溶性なので茹でると吸収を抑えることができます◎
また、朝夕と2回に分けてご飯を食べるわんちゃんは、夕飯を18時前までに済ませることをオススメします。何故なら寝ている時は水分が体内で滞るので、膀胱のおしっこが濃くなります。食後2〜4時間程はおしっこの濃さがピークになるので、できれば寝る4時間前までに夕飯を済ませ、寝る前のおしっこタイムと少し水分を取っておくことが、大切になってきます。
要は、おしっこの循環を多くして常日頃からおしっこが濃くならないように努力することが、食事療法と共に必要だということ。
※あくまでトリマー個人の意見となります
執筆:トリマー石原