名前:古山 範子
犬猫養生Harmony
Q. 古山先生の現在のお仕事について教えてください。
動物病院非常勤の傍ら、手作り食を中心に犬猫さんへの養生法を提案しています。養生とは、本来の姿を保護することを意味し、犬猫さんの健康維持、病気対策など、ご自宅でできうることを幅広く提案しています。
ターミナル、保護猫、手作り食の書籍の監修も務め、林美彩獣医師著書、私、古山範子が監修を務めた「獣医師が考案する一汁一菜長生き犬ごはん」が1月26日に出版となりました。
Q.ペットに関するお仕事はどのようなきっかけで始められたのですか?
中学生時代に愛猫を連れて動物病院にお世話になり、獣医師の真摯な姿勢に感銘を受け、獣医師を目指すことに。
獣医師となったあと、実家の愛猫が慢性腎不全を患い、食欲が低下した際に手作り食を試したところ完食するようになり、亡くなる3日前まで用意した食材に口をつけてくれたことが私自身の支えとなり、我が家に迎えた猫たちに(成猫で迎えた保護猫たちにも)手作り食を実践、飼主様に向けての手作り食の提案に繋がっています。
Q.展開するサービスについてお教え下さい
ブログやメールマガジン、オンラインセミナーなどで養生法の提案。それらの読者様、受講された方、また知り合いの動物病院からの紹介で食事を中心に相談に乗ることもあります。かかりつけ獣医師の診断の元、今現在はオンラインやメールを中心に食事などの提案をしています。
本来は対面で動物さんの状況を把握することが重要であると考えますが、コロナ禍でそれも難しい状況もあり、かかりつけの獣医師の意向も尊重しつつ、ご自宅でできうることを提案しています。
監修を務めた「一汁一菜長生き犬ごはん」では、わんこさんが満足感が得られるメニューが季節ごとに多数紹介されています。汁物と丼、あるいはおかずといったレシピは、調理法や使う食材に注意していただがきながら、飼主様の食事と平行して調理できる内容で、ペアレシピも楽しんでもらえ、さらに絆が深まることを期待しています。
Q. 古山先生の今後の展望や将来についてお聞かせください。
個人としての発信だけにとどまらず、動物病院からの養生法の提案も進めていきたいと考えています。
また保護猫活動の中でも養生法の重要性を広げることで、動物病院への受診を速やかにすること、自宅でのケアの充実にも繋げていきたいと考えています。
Q.最後に、業界のプロとしてペットと生活する上でのアドバイスをお願いします
まずは犬猫さんの食の幅を少しでも広げていただきたいと思います。一汁一菜のように食事として摂る水分摂取はとても重要です。
毎日の調理は難しいようでしたら、週末などのお休みの日から始めても良いですし、夜だけ、フードと併用して食材を用意するのも良いですね。また、まとめ作りをして1回分ずつ、冷凍保存もお勧めです。
調理が難しい場合でもぜひ、良質なウェットフードを取り入れて水分摂取に繋げていただきたいと思います。万が一、フードが手に入らない状況に陥ったとき、あるいはフードを食べなくなったときなど、事前に食べられるものの幅を広げることがその子の命を繋ぐことにもなると思います。
■プロフィール
古山 範子
犬猫養生Harmony
飼育ペット:雑種猫4匹(12~14歳 オス)
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