エジプシャンマウの特徴や性格・基礎知識を学ぼう！飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

エジプシャンマウ とは

古代エジプトのピラミッドに描かれた猫では？という説まであるエジプシャンマウ。絹のような光沢の美しい被毛をもち古代ロマンを感じさせるエジプシャンマウ の魅力に注目してみましょう。

エジプシャンマウ の特徴

古代の猫ともいわれるエジプシャンマウは、まさに猫界のアスリートとも呼べる存在です。

一見するとアメリカンショートヘアーなど一般的なペット猫と変わりが無く思えますが、エジプシャンマウが走るスピードは時速50km にもなるといわれています。

エジプシャンマウは室内で穏やかに日向ぼっこをしながら終日過ごすタイプの猫ではありません。

エジプスアンマウの体形は筋肉質でスマート、まさにアスリート体形です。運動や俊敏な動き、狩りを想像させる遊びが得意で、毎日十分な運動や好奇心を刺激される遊びが欠かせません。

独立心が強い性格で小さな子供の遊び相手や年配の方のペットには不向きです。

サイズ・毛色・体重など

エジプシャンマウの平均的なサイズは3～5㎏ほどです。

毛色はシルバーの下地に特徴的な斑点模様があります。この斑点模様が全身に現れるまでには生後2年ほど時間がかかるといわれ、生後数か月の子猫の時点では斑点模様もボンヤリとしています。その後被毛の生え変わりや成長を経て、次第に明確な模様に変わってゆきます。

アメリカンショートヘアーと混同されることもありますが、この斑点模様が特徴になりエジプシャンマウと見極めることができます。

ただこの斑点模様は 、被毛の抜け替わりや強い日差しにさらされる事にで退色する恐れがあります。この点は一般的な猫との大きな違いです。

エジプシャンマウ の歴史

古代エジプトの壁画に描かれている最古のイエネコに大変よく似た細身のボディライン、アーモンド型の瞳、細かい斑点模様の毛色からエジプト原産の猫と思われがちですが、実はエジプシャンマウはアメリカで輩出された猫種です。

ただその起源は エジプト産のイエネコであり、アメリカで他猫種との交配を経て品種改良されました。

エジプシャンマウの持つ特徴的な斑点模様はベンガルやトイガーといった猫種のように人工的に作りだされたものではなく、自然発生的な模様であることから古来の猫、歴史の長い猫といわれています。

エジプシャンマウ の飼育頭数

アニコムの統計によるエジプシャンマウ  の飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

大変希少な猫で国内では知名度は高いものの、飼育頭数はごくわずかです。純血と断言できる エジプシャンマウ に出会う機会はまさに奇跡に近い出来事でしょう。

家族に迎えたい場合は、専門家や経験方法は繁殖家に相談をしましょう。

エジプシャンマウ の年間飼育費用

実際にエジプシャンマウ  と暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか？

※医療費（混合ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出）

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

エジプシャンマウの一か月のキャットフード消費量の目安は2，3㎏です。ストレスや運動不足から食欲が不安定になることも多々ありますが、安易に嗜好性重視な食生活にならないよう注意しましょう。

お手入れは自宅での爪切り、ブラッシングで十分ですが、抜け毛が気になる場合はトリミングショップにシャンプーを依頼するとスッキリと抜け毛問題を解消できます。

エジプシャンマウのケア

エジプシャンマウ  との暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

【月に一度】

〇爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減に効果的です。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

【週に数回、季節や体調に応じて】

本来は爪切り、ブラッシングのみでシャンプーは必要ありませんが、毛玉を吐く、皮膚や被毛のべたつきが気になる場合は一か月に一度程度を目安にシャンプーをしても問題ありません。

エジプシャンマウ のまとめ

大変希少な猫で、なかなか出会う機会はありませんがもし出会うことができればぜひ家族に迎えたいと感じる美しく神秘的な印象の猫です。エジプシャンマウならではの歴史の長さを想像し古代エジプトに思いをはせてみるのも素敵な時間になるでしょう。