ラガマフィンの特徴や性格・基礎知識を学ぼう!飼い方・歴史・飼育費用・ケア方法を解説

ラガマフィン とは

大柄で温厚な性格、柔らかく手触りのいい被毛が魅力のラガマフィン。ぬいぐるみのようにおとなしいといわれるラグドールの血統を受け継ぎ登場したラガマフィン の魅力に注目してみましょう。

ラガマフィン の特徴

まるでぬいぐるみのようにおとなしく、いつまでも抱っこされたままでいることをいとわない性格です。大柄な甘えん坊猫として猫好きな方から愛されるキャラクターです。

俊敏や動きはほぼ見られず、マイペースに過ごすことの多い性格です。温厚ゆえに小さな子供や年配の方、他犬猫とも仲良く暮らすことができます。

被毛は長く毛量が多いので、定期的なブラッシングは欠かせません。

サイズ・毛色・体重など

ラガマフィンはなんといっても大柄な体形が魅力です。平均的な体重は5~8㎏と一般的な猫の倍ほどのサイズ感です。

被毛が長く毛量が多いので、一見するとさらに大柄な印象を与えます。

温厚な性格から動きは緩慢でのんびりとした印象を受ける猫です。

毛色はあらゆる毛色が認められています。そのためラグドールはもちろんメインクーンなどの他の大柄猫種と混同されることも少なくありません。

ラガマフィンは外見からだけでは血統の区別が困難なので、交配等の際は血統証での確認が必要です。

ラガマフィン の歴史

実はラガマフィンの血統証認定には様々な意見があり、その歴史も明確な記録が残されていません。一部の団体ではラガマフィンはラグドールと同種と扱うこともあります。

ただラグドールとは異なる毛色を持つことから、最近は別種と扱うことが主流になっています。このような背景を持つことから、名前の由来も 「いたずらっ子」という愛着を込めた意味と同時に「ぼろ服をまとった人」という意味とがあります 。

日本ではここ数年の猫ブームの中で大柄な猫の人気が高まり、希少な猫としてラガマフィンの存在が注目されました。ただまだまだ飼育頭数が少なく、繁殖を手掛ける専門家の軒数も少ないので当分は希少種と呼ばれる期間が続くでしょう。

ラガマフィン の飼育頭数

アニコムの統計によるラガマフィン の飼育頭数は

※飼育頭数、順位は「アニコム 家庭どうぶつ白書」参照

<年度 飼育頭数 飼育頭数順位>

  • 2023年 3,351頭 15位
  • 2022年 2,452頭 15位
  • 2021年 1,627頭 15位
  • 2020年 1,194 頭 17位

<飼育割合>

2023年:1.6%

※飼育頭数の登録数割合

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年度飼育頭数ランキング
291,84814位
281,82012位
27ランキング圏外
26ランキング圏外

まだまだ日本では飼育頭数の少ない希少な猫種です。大柄な猫を希望される方が最近多く、ラグドール、メインクーンなどと並び注目を集めています。

ただオスは成長後に8㎏を超えるサイズになる場合もあるので、多頭飼いの場合はお世話や外出時の移動手段を事前に考えておきましょう。

ラガマフィン の年間飼育費用

実際にラガマフィン と暮らす場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

一か月(単位:円)一年 (単位: 円)
キャットフード3,00036,000
トイレ用品1,00012,000
ペットホテル30,000
ペット用品2,00024,000
医療費30,000
合計6,000132,000

※医療費(混合ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミダニ予防費用で算出)

※平均飼育費用であり、与えているフードやホテル・トリミングの利用頻度により個人差があります

※算出方法は、コチラをご覧ください。

ラガマフィンの一か月のキャットフード消費量の目安は3,4kg ほどです。中には大食漢なタイプもいますが、肥満になると足腰に多大な負担がかかるので適正体重、適量の食事を心掛けておきましょう。

キャットタワーを設置する場合は製品ごとに耐荷重を確認し、安全に使用しましょう。

トリミングショップを利用する場合、長毛種のシャンプーは5000~8000円ほどが目安料金です。

ラガマフィン のケア

ラガマフィン との暮らしで習慣化すべきお手入れは

【毎日】

〇歯磨き、デンタルケア

デンタルケア製品は、飲み水に混ぜるタイプ、歯に塗るジェルタイプなど様々な製品があります。ウエットフードを主食とする場合や頻繁に与える機会が多い場合、加齢とともに歯垢や歯石の付着が目立つようになります。口内トラブルは激しい痛みを伴い、絶食に至る場合もあるので、日ごろからのケアが効果的です。

【月に一度】

〇爪切り

爪を定期的に切ることで、室内での爪とぎ軽減に効果的です。ただ中には爪切りを過度に嫌がる猫もいるので、無理強いは危険です。

【週に数回、季節や体調に応じて】

週に数回はピンブラシ、ブラッシングスプレーでブラッシングをしましょう。特に下腹、脇、お尻周り、太ももは日常的に摩擦が多く毛玉、もつれができやすい箇所なので丁寧なお手入れが欠かせません。

ラガマフィン のまとめ

まるで大きなぬいぐるみを抱きしめているような気持ちにさせてくれるラガマフィン。温厚でのんびりした仕草は癒し効果抜群です。家族に迎える際は、ラガマフィンとの暮らしを実際にシミュレーションし、移動やお世話に無理がないかしっかりと検討しましょう。

執筆 :ライター 大谷

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