猫はもともとトイレのしつけにそれほど手がかからない動物。
猫砂を用意してあげれば、たいていはそこでちゃんとできます。
でも時にはそそうしまうことも…。それには原因があるんです。
猫ちゃんのトイレ習慣、ちゃんと知っておきましょう。
犬と違って猫は、誉めたり叱ったりしても通用しません。
「これは普段からしないこと」と習慣づけさせるのが猫のしつけのポイントです。
トレーニングの手順
●使い慣れた猫砂を用意
猫をはじめて迎え入れる時は、少しでも早く新しい環境に慣れさせるために、以前使っていた猫砂と同じものを用意しましょう。
●最初のサインを見逃さない
新しい環境にちょっと慣れると、ほとんどの猫がトイレをしたくなります。そのサインを見逃さないこと!1回で成功させることがポイントです。同様に2〜3回成功できれば、トイレのしつけは、もうだいじょうぶです。
●緊張させない
失敗しないように飼い主があわてたりすると、猫はもうトイレを怖い場所だと思ってしまいます。「トイレサインだと思ったけど違った」としても気にせず、落ち着いてさり気なく行動しましょう。オシッコをはじめてからトイレに入れてもOK。そそうをしてしまった場所はニオイが残っているとまたトイレをしてしまいます。
<トイレサイン>
床のニオイを嗅いで回る
そわそわしだす。
トイレの前後は走りまわる。
●性格は十人十色
猫は好奇心旺盛な動物と思われていますが、中には飼い主にしか興味を示さず、ほかの人には警戒心の強い猫ちゃんもいます。こういう猫をパーソナルキャットと言います。好奇心や警戒心は猫によっていろいろ。それぞれの性格を見ながらトイレトレーニングを行いましょう。
●誉めたり叱ったりは猫には通用しない
しつけの面で猫が犬と違うのは、誉めたり叱ったりが通用しないということ。猫は誉められても単にかわいがられているとしか思わず、叱られると攻撃されたと思ってしまいます。ですので、してはいけないことを学習させようとするのでなく、「これは普段からしないこと」と習慣づけさせるのが猫のしつけです。
●一回嫌な思いをするともうしない
たとえば猫ちゃんがどこかへ飛び乗ろうとした時、足元が崩れて怖い思いをしたり、物が落ちて大きな音がしたりすると、びっくりしてもう二度とそこへ乗ろうとしなくなります。トイレやつめとぎのしつけもそのように、ここではもうしたくないと思わせることが大事なのです。人間にとって良い・悪いを覚えさせるのではなく、猫に合わせた感覚で、良い・悪いを教えてあげ感じさせることが必要です。
●砂をかけるのはニオイを消すため
猫ちゃんがトイレの後に砂をかけるのは自分のニオイを消すため。もともと狩猟動物であるため、獲物を待ち伏せする際に自分のニオイで気づかれないようにするのです。トイレ場所へ行ったらまずニオイを嗅ぎます。これは安全かどうかの確認。自分のニオイだけならOKですが、知らない猫のニオイがしたら場所を変えたがります。トイレが終わると何度かニオイを確認しながら砂で埋めます。ですので、猫ちゃんのトイレは必ず猫砂を用意してください。
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