ペットと暮らすために必要なお金を実例で解説!癒しだけで安易に飼ってはいけない理由

犬や猫をはじめとしたペットは、私たちに癒しや笑顔を与えてくれる大切な存在です。しかし、ペットとの生活には想像以上に多くのお金がかかります。
「かわいいから」「癒されたいから」という気持ちだけで安易に飼ってしまうと、金銭的・精神的な負担が大きくなり、最悪の場合は飼育放棄につながることもあります。本記事では、ペットを飼うために必要な具体的な費用や注意点を、実際の例を交えて解説します。

ペットを飼うのはお金がかかる

ペットの飼育に掛かる費用は、大きく分けて以下のものが挙げられます。

  • ペットフード
  • 医療費
  • トリミング
  • ペット保険
  • 日用品
  • ケージ
  • 食器
  • おもちゃ
  • ベッドなどの生活用品

特に医療費は、ペットが高齢になるにつれて増える傾向があります。突然の病気やケガにも備えておく必要があり、年間で数十万円かかるケースも珍しくありません。

癒されるからといって安易に飼ってはいけない

ペットは“モノ”ではなく、命ある家族の一員です。「可愛いから」「流行っているから」といった理由だけで飼い始めると、金銭的な負担や世話の大変さに耐えられず、後悔してしまうケースがあります。

また、経済的に余裕がない状態でペットを迎えると、必要な医療や栄養管理が十分にできず、ペットの健康や寿命に影響を与える可能性があります。

物価高騰によりペット用品の値上げ

昨今の社会情勢の変化により、穀物などの原材料価格の上昇を受け、食品や飲料メーカーの値上げが続いており、家計への負担は日々厳しさを増しています。原材料の高騰による影響は、ペット向け商品も例外ではありません。

ペット用品の値上げ情報についてはこちらをご覧ください

ペット保険に加入すべきか

日本ではペット保険の認知度がまだまだ低く、なんとなく仕組みは分かっているけど、加入する必要があるのか、どんな補償があるのかなど分からない方も多いと思います。人の場合は、健康保険があり、30%負担と言われていますが、ペットには健康保険の制度がないため、ご自身で保険に加入させるか、保険会社はどこにすべきかを選ぶ必要があります。

ペット保険についてはこちらをご覧ください

実際にかかった費用(トイプードル9歳の場合)

実際にいくら掛かるかをご紹介します。
トイプードル(9歳)を飼育している場合の1か月あたりの費用例です。旅行などの費用は含まれていません。

項目 費用(円)
動物病院
(診察日・薬代・フィラリア予防)
7200円
狂犬病・ワクチン接種 7000円
トリミング代 8800円
食費 7800円
ペット保険 4150円
ペットグッズ・おやつ・歯磨き粉など 4500円
サプリメント 3630円
合計 43,080円/月

こちらの費用は、ある月に掛かった費用です。

シニアになると医療費やペット保険にかかる費用も増加します。ワクチン接種は年1回、トリミングは2ヶ月に1回としても年間で40〜50万が掛かります。
さらに病気やケガをした場合は、これ以上の出費になる可能性がありますし、物価高騰によってペットフードの価格も上がっています。

こちらの記事で、ペットを飼育するために必要な年収・月収・貯金額について解説しておりますので、あわせてご覧ください

まとめ

ペットとの暮らしは癒しや喜びにあふれていますが、その裏には継続的な費用負担があります。
高齢になると医療費が増えること、経済的・時間的な余裕がないと、ペットの健康や生活の質が低下することを考えた上で飼育する必要があります。

「かわいいから」といった安易な気持ちで飼うのではなく、生涯にわたって責任を持ち、必要なお金と時間を確保できるかを慎重に考えてから決断しましょう。

執筆:equall編集部

 

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