豊島区といえば池袋、巣鴨が有名で埼玉と東京を結ぶ中継地点ともいわれています。これまでは通過点、乗換駅、買い物のために足を運ぶ場所と思われることの多かった豊島区は今、住みたい街ランキング上位にランクインする魅力的な街へとかわりつつあります。ますます期待が高まる豊島区で愛犬とミニマムな生活を送ってみませんか。
今回は、豊島区のペットライフにぜひ知っておきたい情報をお届けします。
目次
注目度急上昇の「池袋」がある豊島区
「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング」によると「借りて住みたい街」ランキングでは4年連続で池袋駅が1位を獲得しています。池袋はここ数年で駅周辺の再開発が進み、これまでの地域のイメージを一掃し、住みやすい街、環境の良い街へと変わりつつあります。
これまで池袋や豊島区と聞くと主要駅周辺の繁華街を想像していた方もぜひ「住まい」としての豊島区に再度目を向けてみませんか。
サンシャインシティを眺めながらの散歩「東池袋中央公園」東池袋駅
都会の中心部にあるとは思えないような周囲をうっそうと茂る森に囲まれ、街の雑踏から隔離された静かな公園です。紅葉や都内では珍しい花々を眺めながら愛犬との散歩を楽しんだり、休日はベンチでのんびり日向ぼっこをしたりとペットライフに欠かせないスポットです。
ただこの公園は地域の方から「猫の公園」と呼ばれることもあるほどに、野良猫がたくさんいます。特に夕方から夜にかけては野良猫達が活発に過ごしているので、愛犬のリードはしっかりと持ち、愛犬が咄嗟に走り出してしまわないよう注意しましょう。
- アクセス:豊島区東池袋3丁目1−6
- 東京メトロ有楽町線「東池袋駅」から徒歩約5分
- 都電荒川線「東池袋四丁目駅」・「向原駅」から徒歩約9分
- JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線「池袋駅」から徒歩約10分
毎日の散歩に「千川上水公園」西巣鴨駅
豊島区のなかでもっとも古い公園で、その歴史は明治13年から続きます。公園の地下には、現在でも水流を調節するために設けられた分水堰や、六義園に水路を引くために作られた由緒ある沈殿池が残っています。
小さな公園ですが、愛犬の朝夕の散歩や休日の日向ぼっこには大いに活用できます。豊島区での暮らしは便利さがあふれる反面で緑や水流、愛犬と過ごせる場所が不足しがちです。住まい探しにはこのようなポイントもぜひ忘れずにチェックしておきましょう。
- アクセス:西巣鴨2-39-5
- 都営地下鉄三田線西巣鴨駅 徒歩約5分
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西武池袋店9Fにはペットショップ&トリミングショップ
西武池袋店ではペットをキャリーバックに入れ館内のペットショップを利用できます。ペットショップでは高品質なペット用品はもちろんオゾンエステコースやオーガニックハーブのアーユルヴェーダーパックなどのトリミングサービスやデンタルケアを受けることができます。愛犬がトリミングを受けてる間の数時間の間にカフェやショッピングを楽しんだり、愛犬の様子を眺めていたり、このエリアならではの休日の過ごし方ができます。
池袋駅周辺の大手デパートや百貨店は、ペットをキャリーバックに入れ入店することができるスタイルが主流です。気になる店舗はぜひ確認を。
豊島区のアクセス事情
主要駅である池袋は新宿に次ぎ世界第2位の乗降客数を誇ります。便利な反面、通勤や通学時の混雑は仕方がないと考えましょう。池袋駅には10路線が運行し、都内各所へスムーズにアクセスできます。
区内では区の支援により江古田二又からサンシャインシティ南間で運行している地域公共バス「池07系統」が運行中です。運賃は大人220円(現金料金)で、運行本数も多く、区内各方面にアクセスできるので、通勤や通学の手段としておおいに活用できます。
人気駅周辺は物件賃料も高額になりがちですが、バスでの移動を考え主要駅から若干離れたエリアまで物件探しの候補エリアを広げると、希望にあった住まいを見つけることができます。
主要駅周辺に公営の駐輪場は完備されていますが、利用希望者が多く新規契約は必ずしも即日可能ではありません。通勤や通学など最寄り駅までの移動手段に自転車をと考えている場合は、自転車置き場の確保も事前に確認を済ませておきましょう。
豊島区の物件賃料は?
ここまで東京都豊島区の魅力を紹介してきましたが、実際に豊島区に賃貸を借りて住む場合の家賃相場も気になると思いますので調査してみました。
2020年5月時点での東京都豊島区の賃貸相場が下記です。
- 1R=8.50万円
- 1K=9.22万円
- 1DK=11.38万円
- 1LDK=15.43万円
- 2K=10.43万円
- 2DK=12.45万円
- 2LDK=21.09万円
- 3LDK=24.33万円
※参考:住宅情報サイト「ライフルホームズ」
ここ数年の池袋、豊島区人気は20代、30代、単身世帯の間で高まっています。都内はもちろん埼玉、神奈川へのアクセスがスムーズで買い物も便利、飲食や趣味を楽しむにもすべてにおいて活気があり不便を感じることもありません。
ペットとの暮らしは区内に大きな公園はありませんが、カフェや屋内型ドッグランも周辺に数多くあるので、愛犬とのお出かけ先選びに困ることもありません。
まとめ
池袋も巣鴨もここ数年でこれまでのイメージを一新する変容ぶりを見せています。都内各所へのアクセスがスムーズで生活に必要なサービスがすべて身近に揃っているので、これからまだまだ賃貸人気は続くでしょう。愛犬とコンパクトでスムーズに暮らしたいという方はぜひ豊島区を候補に考えてみましょう。
豊島区へのお引越し・お住まいの方へ
ぺットを飼い始める時、転入してきた時は必ず自治体へ届け出を。全国の自治体では地域ごとのペットの飼育状況を管理しています。
新たにペットを家族に向かえた時
豊島区以外の地域から引っ越しをしてきた時
なんらかの事情でペットの飼い主が変更になった時
ペットが死亡した時
合わせて年に1度の狂犬病予防注射も飼い主の法的な義務ですから、忘れずに摂取を。この手続きは、単なるデータ集計のためだけではありません。
災害時のペット同伴避難やペットの受け入れ場所の確保、安全な待機に必須となる大切なものです。必ず所定の手続きを済ませておきましょう。
執筆 :ライター 大谷