昔ながらの繊維街や問屋が並ぶ雰囲気が色濃く残る荒川区は、東京の下町そのものといわれるエリアです。荒川と聞くと『隅田川』や『あらかわ遊園地』を思う浮かべたり、ドラマ「金八先生」のロケで有名な土手沿いの風景を想像する方もいるでしょう。
都内でも比較的賃料が手ごろなエリアでもある荒川区に注目してみましょう。
今回は、荒川区のペットライフにぜひ知っておきたい情報をお届けします。
目次
飾らないライフスタイルが魅力の荒川区
荒川区は古くから繊維業が盛んで、モノづくりの街として栄えてきました。現在は小規模な事業所は減りつつあるものの、昔懐かしい下町情緒は街のいたるところに感じられます。
荒川区に商店街が多いのも昔の名残で、飾らない雰囲気が魅力です。
一方で荒川区には大手スーパーやディスカウントストアも数多くあり、日々の生活に不便を感じることもないので、最近は子育て世帯からも注目を浴びています。
緑豊かな「都立尾久の原公園」都電荒川線熊野前下車徒歩8分
荒川区内には公営の無料ドッグランはありませんが、自然豊かなこのエリアなら愛犬のお散歩ルートを考えるときに不便を感じることはないのでご安心を。
広大な敷地内に芝生広場や夏は水辺で遊べる流れ、はらっぱ、クローバーの広場などがあり、四季折々の自然に触れながら遊ぶことができます。大型遊具はあまりありませんが、小さな子供が自由に走り回って遊ぶことができると人気です。
園内には200本ものシダレザクラがあり、毎年4月には「シダレザクラ祭り」が開催されるので、愛犬と一緒にお花見やピクニックを楽しめます。
定番のお散歩スポット「荒川河川敷」
荒川区内のお散歩スポットといえば絶対に外せないスポットが荒川河川敷です。夕方の散歩時間帯はちょうど夕日が沈み、毎日の疲れも癒されます。
天気のいい日にはぜひ河川敷沿いの「虹の広場」までカメラをもって足をのばしてみましょう。カラフルなカラータイルが敷き詰められ、四季折々の花が咲きほこり、注目のフォトスポットです。
バーベキューも楽しめる「汐入公園」南千住駅
荒川区の東端、南千住八丁目付近に位置する公園で、展望広場、ふれあい広場、ピクニック広場や多目的広場、テニスコートやスポーツ施設、野外ステージ、噴水、日時計、複合遊具などが揃っていて、愛犬はもちろん家族、子供も思い切り楽しむことができます。
園内は四季折々の花や木々にあふれ、季節の移り変わりを感じながら愛犬との散歩を楽しむことできると、毎日たくさんの方が愛犬と一緒に訪れています。
どこも朝夕のお散歩の時間帯になると大小様々な犬達が集まり賑やかです。きっと愛犬にも仲良しの犬友達ができるでしょう。
ドッグランで思い切り遊ばせてあげたい!という時は、ホームセンター併設のドッグランやトリミングショップ併設のドッグラン、車で周辺エリアまで足を延ばしてみましょう。
スーパーやショッピングモールが多い南千住エリア
荒川区全域では40軒以上のスーパーやディスカウントがあり、中でもこの南千住エリアは特に生活が便利といわれています。ただ道幅が狭い場所も多いので、自転車があると小回りがきき重宝します。
南千住駅にはJR常磐線、東京メトロ日比谷線、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの3線が通っているので、通勤通学に不便を感じることもありません。
出張や帰省で空港を利用する機会が多いという場合でも、浅草から空港直通のリムジンバスを利用できるのでアクセスは大変スムーズです。
荒川区のアクセス事情
荒川区内には9路線(JR山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、東京メトロ日比谷線・千代田線、つくばエクスプレス、日暮里舎人ライナー、都電荒川線)が通っていて、通勤、通学はもちろんレジャーにも大変便利です。
都内の移動はもちろん神奈川、埼玉、茨城とどこへ向かうにもスムーズです。
また車での移動も国道4号線沿いに移動すれば関東近県への移動も簡単です。
愛犬を連れてレジャーやキャンプへとアクティブなライフスタイルをと考えている方は、4号線との位置関係も物件探し時に確認しておきましょう。
荒川区の物件賃料は?
ここまで東京都荒川区の魅力を紹介してきましたが、実際に荒川区に賃貸を借りて住む場合の家賃相場も気になると思いますので調査してみました。
2020年5月時点での東京都荒川区の賃貸相場が下記です。
- 1R=7.07万円
- 1K=8.02万円
- 1DK=8.61万円
- 1LDK=13.79万円
- 2K=9.98万円
- 2DK=10.92万円
- 2LDK=17.57万円
- 3DK=12.51万円
- 3LDK=19.45万円
※参考:住宅情報サイト「ライフルホームズ」
荒川区は、東京で暮らしながら豊かな自然や四季の移り変わりを日々感じることができたり、愛犬とお散歩や運動を楽しめるエリアです。
物件賃料は都内他エリアに比べ手ごろな上に、買い物も便利、今後さらなる開発も予定されているのでペットとの住まい探しの候補にぜひ加えて欲しいエリアです。
まとめ
下町情緒と豊かな自然が魅力の荒川区は、愛犬との生活にもぴったりです。朝夕のお散歩、休日のお出掛けといろいろな計画を立て、楽しいドッグライフを送ることができます。
買い物にも便利なので、一人暮らしや毎日忙しいという方でもスムーズに生活できるエリアです。
荒川区へのお引越し・お住まいの方へ
ぺットを飼い始める時、転入してきた時は必ず自治体へ届け出を。全国の自治体では地域ごとのペットの飼育状況を管理しています。
新たにペットを家族に向かえた時
荒川区以外の地域から引っ越しをしてきた時
なんらかの事情でペットの飼い主が変更になった時
ペットが死亡した時
合わせて年に1度の狂犬病予防注射も飼い主の法的な義務ですから、忘れずに摂取を。この手続きは、単なるデータ集計のためだけではありません。
災害時のペット同伴避難やペットの受け入れ場所の確保、安全な待機に必須となる大切なものです。必ず所定の手続きを済ませておきましょう。
執筆 :ライター 大谷