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ペットを理由とした休暇の取得状況に関する調査
アイペット損害保険株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:安田敦子 以下、当社)は、ペットを理由とした休暇の取得状況について調査を実施しましたので発表します。
調査結果概要
●ペットを亡くしたことが理由で仕事を休む人は11.6%と少数
●休暇取得理由を伝えないのは、「共感してもらえないと思った」が半数以上
●休暇取得日数は「1~2日」が約73%、気持ちの整理や葬儀など見送りのための時間に
●ペットの存在の大きさ、約7割が「一緒に過ごしているとき」に実感
ペットを大切な家族と考える当社では、2016 年 7 月より、従業員がペットとの時間を大切にできるよう「ペット休暇制度」を導入しております。本制度は、外出や旅行・通院などペットと過ごすための休暇を取得できる「ペット休暇」、一緒に暮らしているペットが亡くなった際、忌引き休暇を取得できる「ペット忌引き」で、毎年100名以上の従業員が利用しております。
本調査では、ペットを亡くした経験のある1,000名を対象に、ペットが亡くなった際の休暇取得状況について調査を実施しました。
ペットを亡くしたことが理由で仕事を休む人は少数
ペットを亡くした際の休暇取得状況を尋ねたところ、「休まなかった」が6割以上となり、「休んだ」と回答した方は少数にとどまりました。過去に当社が実施した調査では、ペット飼育者の約6割がペットロスになったという結果が出ており、これまで家族同然に連れ添ったペットとの別れに辛さを感じている方が多いものの、実際に仕事を休まれる方は少ないようです。
休暇取得理由を伝えないのは、「共感してもらえないと思った」が半数以上
続いて、仕事を「休んだ」と回答された方に休みを取る際、理由を伝えたかを尋ねたところ、約半数が「伝えなかった」と回答しました。その理由として、「共感してもらえないと思ったため」が半数以上(複数回答)にのぼっており、ペットとの別れにより辛い思いを抱えていても、それを正直に伝えられずにいる方が多いようです。
ペットを亡くしたことが理由で会社を休む日数は、「1~2日」が約73%
また、どれくらい休みを取ったか尋ねたところ「1~2日」と回答した方が73.3%と多数を占めました。「1~2日」の休暇は短く感じられるかもしれませんが、たとえ数日であっても休暇を取ることで、気持ちの整理やペットの葬儀を行うなど、見送るための時間をしっかり確保することができるのではないでしょうか。一方で、「6日以上」と回答された方も約13%いらっしゃいました。
ペットの存在の大きさを実感するのは「一緒に過ごしているとき」が約7割
最後に、どんなときに自分にとってペットの存在が大きいと感じたかの問いに対しては、「一緒に過ごしているとき」と回答された方が約7割(複数回答)にのぼりました。ペット飼育者にとって、ペットと一緒に過ごす時間がなによりも大切なものであるということが感じ取れる結果となりました。
やはり、ペット飼育者にとって、ペットと過ごす時間をしっかりと確保できる環境を作ることは望ましいことであるといえるのではないでしょうか。
今回の調査では、ペットが亡くなったときに仕事を休む場合、半数以上が周囲の理解が得られないと考えており、その理由は伝えていないことがわかりました。
当社の「ペット休暇制度」について
当社では、従業員が大切な家族であるペットとの時間を大切にできるよう、「ペット休暇制度」などの福利厚生の整備を推進するとともに、理解のある組織風土の醸成にも取組んでおり、制度と組織風土の両輪を整えることで、経営理念「ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会をつくる」を体現すべく、従業員にとって働きがいのある環境づくりを目指しております。
・ペット休暇制度の概要
1.ペット休暇:ペットと一緒に暮らしている従業員は、ペットと過ごすための休暇を取得できる。
年最大2日
2.ペット忌引き:一緒に暮らしているペットが亡くなった際、忌引き休暇を取得できる。
犬・猫:年最大3日(1年に1頭)、その他のペット:年1日(1年に1頭)
当社の「ペット休暇制度」利用状況について
ペットを大切な家族と考える当社では、従業員の約8割がペットの飼育経験を持ち(2023年6月社内調査)、毎年多くの従業員がペット休暇制度を利用しています。今年度は、既に、全従業員の約23%にあたる129名(10月末時点)が本制度を利用しています。また、制度開始時からの累計取得休暇日数は、両休暇合わせ1,695日となっております。(10月末時点)
・利用者(従業員)の声
当社における「ペット休暇」は、ペットと過ごすために取得できる自由度の高い休暇で、外出や旅行、通院の付き添いや看病、お祝い事の出席などでの取得の他、「ペット忌引き」と連続して取得することが可能です。従業員からは「家族みんなで平日に外出する機会が作れ、楽しい時間が過ごせた」や、「ペットとの最期の時間を一緒に過ごすことができた」「一番辛いときに気持ちを整理する時間がとれた」などの声が寄せられています。
アイペットでは今後も、ペット保険の提供を通じ、「ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会」を目指して、より一層の努力を続けてまいります。
【調査概要】
調査対象:犬・猫を亡くした経験をお持ちで、現在はペットと一緒に暮らしていない男女1,000名
調査期間:2023年9月5日~8日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施
参照元:PR TIMES
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執筆:equall編集部