猫は7歳頃からシニア期の入り口を迎えるといわれています。見た目は若い頃と変わらなくても、消化機能や腎臓の働き、筋肉量などは少しずつ変化していきます。
「まだ元気だから」と成猫用フードを与え続けていると、加齢にともなう体の変化に食事が追いつかないことがあります。
この記事では、シニア期の猫の体に配慮して設計されたキャットフードを厳選して紹介します。切り替えのタイミングや選び方のポイントもあわせて解説します。
- ✓猫は7歳頃からシニア期の準備を始め、11歳以上は高齢期と呼ばれることが多いです。
- ✓シニア用フードは、消化のしやすさ、腎臓への配慮、粒の食べやすさなどが工夫されています。
- ✓フードを切り替えるときは、現在のフードに混ぜながら7〜10日ほどかけて移行しましょう。シニア猫は2週間かけても構いません。
- ✓持病がある猫や療法食を与えている猫は、自己判断で切り替えず、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
目次
シニアキャットフード比較表
まずは、今回紹介するシニア向けキャットフードを一覧で比較します。
| 商品名 | 内容量 | 価格目安 | タイプ | 向いている飼い主さん |
|---|---|---|---|---|
| ブラバンソンヌ |
500g | 2,310円 | ドライ | 腎臓や関節への配慮を重視したい方。お試しセットから始めたい方 |
| ロイヤルカナン | 400g | 2,200円 | ドライ | 年齢ステージに合わせて細かくフードを選びたい方 |
| ニュートロ ナチュラルチョイス |
400g | 1,246円 | ドライ | 自然素材にこだわった定番ブランドを手頃な価格で試したい方 |
※価格、内容量、在庫状況は2026年7月時点で確認した情報をもとにしています。キャンペーンや販売状況により変更される可能性があります。
シニア用キャットフードはいつから?
猫は一般的に、7歳頃からシニア期の入り口を迎え、11歳以上は高齢期と呼ばれることが多いです。多くのシニア用キャットフードも「7歳以上」「12歳以上」といった年齢表示で設計されています。
ただし、体の変化のスピードには個体差があります。年齢だけで機械的に判断するのではなく、次のようなサインが見られたら、シニア用フードへの切り替えを検討するタイミングです。
- 食べる量が減った、食べムラが増えた
- 硬い粒を食べづらそうにしている、丸飲みや吐き戻しが増えた
- 水を飲む量やトイレの回数が変わった
- 寝ている時間が増えた、運動量が減った
- 体重や筋肉量が落ちてきた、毛艶が悪くなってきた
なお、飲水量やトイレの変化、急な体重減少は、加齢だけでなく病気のサインである場合もあります。気になる変化がある場合は、フードの切り替えの前に動物病院で健康診断を受けておくと安心です。
シニアキャットフードの選び方
1.消化しやすく、良質なたんぱく質を含むもの
シニア期の猫は消化機能が低下しやすい一方で、筋肉量を維持するためには良質なたんぱく質が欠かせません。チキンや魚など、消化しやすい動物性たんぱく質を中心に使ったフードを選びましょう。
2.腎臓への配慮があるもの
シニア期の猫にとって、腎臓の健康維持は大きなテーマです。シニア用フードの中には、リンやナトリウムの量を調整して腎臓に配慮した設計のものがあります。原材料や成分表示を確認して選びましょう。
ただし、すでに腎臓病と診断されている猫の場合は、市販のシニア用フードではなく、獣医師の指導のもとで療法食を選ぶ必要があります。
3.粒が食べやすいもの
噛む力や飲み込む力が弱くなってきた猫には、粒の大きさや硬さ、形状が食べやすさを大きく左右します。シニア用に粒を小さく、または柔らかめに設計したフードや、ぬるま湯でふやかしやすいフードが選択肢になります。
4.カロリーと栄養バランス
運動量が減って太りやすくなる猫がいる一方、食が細くなって痩せていく猫もいます。愛猫の体型や食欲に合わせて、カロリー設計を確認しましょう。関節に配慮したグルコサミン・コンドロイチンや、皮膚・被毛のためのオメガ3脂肪酸などが配合されたフードもあります。
5.食いつき(嗜好性)
どれだけ設計が良くても、食べてくれなければ意味がありません。シニア期は嗅覚の衰えなどから食欲が落ちやすいため、香りが立ちやすいフードや、愛猫が好むたんぱく源(チキン系か魚系か)を選ぶことも大切です。可能であれば、少量サイズやお試しセットから始めましょう。
シニアキャットフードおすすめ3選
1.ブラバンソンヌ エイジングケア|腎臓・関節に配慮した獣医師監修フード

ブラバンソンヌは、獣医師監修のベルギー産プレミアムキャットフードです。FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の栄養基準を満たすように設計されています。
シニア猫用のエイジングケアは、リンとナトリウムの量を調整して腎臓の健康維持に配慮しているのが大きな特徴です。あわせて、関節の健康維持に配慮したグルコサミン・コンドロイチン、皮膚・被毛のためのオメガ3脂肪酸なども配合されています。
新鮮なチキンを主原料とした消化しやすいレシピで、食が細くなってきたシニア猫の栄養補給にも向いています。
また、公式サイトではシニア猫用の50g×3袋お試しセット(300円・送料無料)も用意されています。いきなり通常サイズを購入するのが不安な方は、お試しセットで食いつきを確認してから切り替えられるのも安心できるポイントです。
| 内容量 | 500g |
|---|---|
| 価格目安 | 2,310円 |
| 主な特徴 | リン・ナトリウム調整による腎臓への配慮、グルコサミン・コンドロイチン配合、獣医師監修 |
| お試し | シニア猫用 50g×3袋のお試しセットあり(300円・送料無料) |
2.ロイヤルカナン|年齢ステージ別に選べる定番ブランド

ロイヤルカナンは、世界中の動物病院やブリーダーにも広く選ばれている定番のペットフードブランドです。
シニア猫向けには、年齢ステージに合わせたラインアップが用意されており、愛猫の年齢や状態に応じて細かくフードを選べるのが大きな特徴です。
加齢にともなう体の変化に合わせた栄養バランス設計に加え、嗜好性の高さにも定評があり、食が細くなってきたシニア猫にも試しやすいブランドです。
400gの小さめサイズから購入できるため、まずは少量で食いつきを確認してから大袋に移行しやすいのもポイントです。
| 内容量 | 400g |
|---|---|
| 価格目安 | 2,200円 |
| 主な特徴 | 年齢ステージ別のラインアップ、嗜好性の高さ、動物病院でも広く使われる定番ブランド |
3.ニュートロ ナチュラルチョイス|自然素材にこだわった手頃な定番フード

ニュートロ ナチュラル チョイスは、自然素材にこだわった定番のペットフードブランドです。シニア猫向けには、エイジングケア チキンが用意されています。
チキンを第一主原料とした高たんぱく設計で、加齢とともに落ちやすい筋肉量の維持に配慮されています。
今回紹介する3商品の中では価格が手頃で、400gの小さめサイズから購入できるため、シニア用フードへの切り替えを気軽に始めやすい商品です。
ホームセンターやペットショップでも取り扱いが多い定番ブランドなので、気に入った場合に継続しやすい点もメリットです。
| 内容量 | 400g |
|---|---|
| 価格目安 | 1,246円 |
| 主な特徴 | チキン第一主原料、自然素材へのこだわり、入手しやすい定番ブランド |
シニア用フードへ切り替えるときの注意点
シニア用キャットフードへ切り替えるときは、いきなり食事の全量を切り替えるのではなく、現在のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら移行しましょう。一般的な切り替え期間の目安は7〜10日程度ですが、シニア猫の場合は2週間ほどかけて、さらにゆっくり進めても構いません。
| 日数 | 現在のフード | 新しいフード |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 75% | 25% |
| 3〜4日目 | 50% | 50% |
| 5〜6日目 | 25% | 75% |
| 7日目以降 | 0% | 100% |
猫は食べ慣れないものを避ける傾向が強く、新しいフードを気に入らないと食事量そのものが減ってしまうことがあります。切り替えを急がず、愛猫のペースに合わせて進めましょう。粒が硬くて食べづらそうな場合は、ぬるま湯で少しふやかす方法も有効です。
よくある質問
Q. シニア用キャットフードは何歳から与えればいいですか?
一般的には7歳頃がシニア用フードを検討し始める目安とされています。多くの商品が「7歳以上」「12歳以上」などの年齢表示で設計されているため、愛猫の年齢と体の変化に合わせて選びましょう。個体差が大きいため、健康診断の結果を参考に、獣医師に相談して決めるのが確実です。
Q. シニア用フードと療法食は何が違いますか?
シニア用フードは、健康なシニア猫の体に配慮して設計された総合栄養食です。一方、療法食は特定の病気の食事管理を目的としたフードで、獣医師の指導のもとで与える必要があります。腎臓病などの診断を受けている猫は、市販のシニア用フードで代用せず、必ず獣医師の指示に従ってください。
Q. まだ元気ですが、シニア用に切り替えるべきですか?
元気で体調に問題がなければ、急いで切り替える必要はありません。ただし、加齢による体の変化は外から見えにくいため、7歳を過ぎたら定期的に健康診断を受け、体重や食欲の変化を観察しながら、切り替えのタイミングを検討しましょう。
Q. シニア用フードを食べてくれないときはどうすればいいですか?
現在のフードに混ぜる割合をさらに少なくする、フードを人肌程度に温めて香りを立たせる、ぬるま湯で少しふやかすといった工夫を試してみましょう。ブラバンソンヌのようにお試しセットがある商品なら、少量で食いつきを確認してから通常サイズを購入できます。それでも食べず、食事量が大きく減る場合は無理に続けず、獣医師に相談してください。
まとめ
シニア期の猫のフード選びでは、「消化しやすいたんぱく質」「腎臓への配慮」「粒の食べやすさ」「食いつき」の4つを軸に、愛猫の体の変化に合った商品を選ぶことが大切です。
今回紹介した商品の中でもブラバンソンヌのエイジングケアは、腎臓と関節への配慮がひとつにまとまっており、300円のお試しセットから食いつきを確認できるため、シニア用フードへの切り替えを検討し始めた方に適しています。
シニア期の食事は、これからの健康寿命を支える大切な土台です。愛猫の様子をよく観察しながら、無理のないペースでフードを見直していきましょう。
執筆:equall編集部












































