【腫瘍の手術】高齢犬の腫瘍。肝臓に腫瘍が出来た犬の検査、手術費用などのお話。

愛犬に腫瘍が見つかった時に飼い主が気になることは?

皆さん愛犬の健康診断は受けさせてますか?
犬は自分の体調に不調があっても自分で病院に行くことが出来ません。
飼い主が気付き、そして適切な対応をしていく必要があります。

今回は愛犬に腫瘍が見つかった時に飼い主はどうすればいいのかを、私とレイのケースでお話したいと思います。

1・腫瘍の発見

レイは今年で12歳になります。
6歳から毎年一回ペットドックを受けていました。
動物病院によって金額は異なりますが私が通っている動物病院では22,000円で受けることが出来ます。
プランによっては検査項目が少ない安いプランや、もっと検査項目が多いプランもありますが、レイは22,000円通常プランを受けてます。

獣医の先生のアドバイスもあり、12歳になる今年から年2回の検査をすることにしました。
人間と同じで高齢になれば色々悪くなるところも増えてくるし、病気になった時のリスクも高くなると考えたからです。

それで2023年の2月にペットドックを受けました。
結果は問題なし。
安心して半年後の8月に2回目のペットドックを受けました。
そこで、エコー検査の結果、肝臓に腫瘍が見つかりました。

2・腫瘍が見つかって、それから。

半年前にはなかった腫瘍が肝臓に見つかり、しかも約4cmまで成長していました。
もし、今年も1年に1回のペットドックにしていたら来年まで気づかずに過ごしていたかもしれません。
肝臓は沈黙の臓器とも言われ症状が出にくい箇所のようです。
腫瘍がかなり大きく成長しても全く症状が出ないコもいるし、症状が出た時にはすでに手遅れになっているケースも多いそうです。

肝臓ガンの症状としては食欲不振、元気消失、体重減少、水を多く飲むなど様々な症状が現れるそうですが、レイはその症状は見られませんでした。
ただ、毎年夏の時期は病気じゃなくても、夏バテで食欲がなくなることはあるし、疲れやすくなるので判断は難しかったです。
先生から、肝臓の腫瘍は出来る限り早く切除した方がいいので、精密検査とその後の治療は別の病院でやった方がいいとのことで、日本動物高度医療センターを紹介してくださいました。

3・日本動物高度医療センター

日本動物高度医療センターは、提携している動物病院からの紹介でのみ受診出来る2次診療病院です。
https://jarmec.co.jp

私は、川崎本院で診てもらうことになりました。
余談ですが、レイは旧川崎愛護センターから来た保護犬です。
レイとレイの兄妹3頭は飼い主の持ち込みで川崎の保健所に収容され、その後うちのセンターで兄妹を引き取り、レイは私が引き取ることになりました。
川崎の保健所に収容され、11年後に川崎の動物病院で手術をするとは、川崎に何か運命を感じました(笑)

4・CT検査

日本動物高度医療センターは完全予約制です。
診療日を調整し、来院日が決まりました。
CT検査をするので来院予定の8時間前からは完全絶食です。
病院に付き受付を済ませて、麻酔の同意書を記入し、CT検査をするためにレイを預けました。
10時にレイを預け、迎えは14時頃。
全身麻酔をかけるので覚醒するまで少し時間がかかります。

川崎本院は4階に飼い主用のラウンジがあり、そこで過ごすことも出来ます。
テレビ、自動販売機、電子レンジなどがありました。
食事の持ち込みも出来るようです。
私は、家が比較的近かったので一度帰宅しました。

5・検査の結果

14時に病院に戻りラウンジで待っていると、館内放送で呼び出しがありました。
診察室に入ると、CT検査を終えて無事に麻酔から覚めたレイとの再会を果たしました。
CT検査の結果、レイの肝臓に出来ている腫瘍のサイズは約4cm。
肝臓腫瘍の切除のリスクは、大きさよりもむしろ場所によるとのことでした。
肝臓の左側(心臓側)にある方がリスクは低く、右側が多少リスクが高くなる。
肝臓の先端にある方がリスクは低く、根本にある方がリスクは高い。
レイは、右側の先端辺りに腫瘍が出来ていました。
ただ、手術のリスクはそこまで高くなくおそらく問題なく切除出来るでしょうという言葉をいただきました。
少し、胆嚢に近いので胆嚢も一緒に切除することになりました。
肝臓の一部と胆嚢を切除しても、日常生活にはほとんど影響がないそうです。

6・費用は?

全身麻酔をかけ血液検査、CT検査を行い、手術の細に輸血するための血も今回抜いておくことになりました。
そして、今回の費用は216,249円(税込)。
安くはない金額ですよね・・・。
私はペット保険に加入してなかったので医療費は全額自己負担。
全ての動物病院でこれくらいの金額かかるという訳ではありませんが、このくらいかかることもあると知っておいていただければと思います。

7・手術に向けて

検査を終え、手術に向けて話をすることになりました。
今回全身麻酔をし、血も抜いたので手術は3週間後に決まりました。
手術後は一週間程度入院が必要になるそうです。
そして手術、入院費を含めた費用は約60万〜70万は見ておいてくださいとのことでした。
検査費と合わせると約100万です!
ペットを飼うとお金がかかると言いますが、購入時だけでなく、こういう時にお金がかかるということも理解した上でペットを迎えてください。
いざという時のためにペット保険への加入も検討しておくのも良いと思います。

8・今後

9月末に手術が決まりました。
手術の結果に100%はありません。
手術中に亡くなるコがいるのも事実。
ただ、先生からは「私たちはそんなことが起こらないように100%以上の努力をして無事にレイちゃんを元気にお返しします」と言われ勇気をもらえました。
また手術の結果や術後の様子などは皆さんに共有したいと思います。
万が一愛犬に病気が見つかった時の皆さんのお役に立れば幸いです。

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【レイ闘病記2】肝臓ガンと闘うレイ。前日入院から術後の様子まで。

【面会】手術から4日後。手術を乗り越えたレイの面会に行ってきました。

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