トリマーが伝えたいフードの重要性

みなさんこんにちは。
前回の耳毛抜きの必要性についての記事の理由②でお伝えした通り、今回はフードについて書いていこうと思います。

私が是非この記事を読んで欲しい方は、

  • ①愛犬の耳トラブルで病院にかかっているのにも関わらずなかなか良くならず、長年悩んでいる方。
  • ②愛犬の涙やけに悩んでいる方。
  • ③愛犬の皮膚炎で悩んでいる方。
  • ④愛犬の歯石に悩んでいる方。
  • ⑤愛犬のうんちの量が多い方。
  • ⑥愛犬のドッグフードに対する食いつきが悪い、もしくは日に寄り食欲にムラがあって困っている方。
  • ⑦愛犬の終わりの見えない通院&病院代に疑問がある方。

これらの項目に当てはまる方に是非読んで頂きたいです。
今回の記事は①について深掘りしていますので、②以降に当てはまる方は次回以降の記事になります。しかし、トータルすると全て話は繋がってきますので、全て読んで頂いた方が理解力は高まるかもしれません。

まず結論から言いますと、どんなドッグフードの種類でもドッグフードと言うのはジャンクフードやカップラーメンなどと同じ様なものです。
また、“ヨークシャテリア専用”や“チワワ専用”などと謳っている、よく動物病院などで処方されているドッグフードも、正直いいますと、半分は”●●犬専用”、“●●タイプ用”など、売上UPの戦略で、ほぼ中身に変わりがないのではないでしょうか。(私の個人的な意見ですが・・)

犬種の口のサイズに合わせてドッグフードの粒のサイズを変えているだけ?!と思ってしまいます(苦笑)
それは動物病院も毎月の売上に対して報酬をもらう契約を結んでいるからです。
一部の獣医さんはドッグフードの種類の意味の無さに気づいていると思いますが。(小声)

そしてこの衝撃の事実、知らない方がほとんどです。
それはそうですよね、もしみなさん最初から知っていたら毎回同じ種類のドッグフードを購入したりしませんよね。

では上記①〜⑦まで一つずつ説いていきたいと思います。

①・・・耳トラブルですが、耳トラブルで一番多いのがマラセチアなど、耳の臭いがキツくなる病気です。耳が熱を持ち、独特な臭いを放ち、愛犬も痒がります。(ブルブルの回数も増えます)私もこれまで沢山のわんちゃんのトリミングをしてきて、この様なわんちゃんを沢山みてきました。そして飼い主さんも、ずっと動物病院に通っているのになかなか良くならない、もしくは治ってもよく繰り返す、とのことで悩んでいる方が沢山いました。
そんな時、私がいつもアドバイスしていたのが、ドッグフードを辞めて手作りフードに変える、でした。
そして忙しい方にオススメしていたのが、週に一回休みの日などに多めに一週間分作って100円ショップで売っている赤ちゃんの離乳食の作り置きパレットを使って凍らせ、それをジップロックに入れて保存し、一週間かけて使い切る、というアドバイスでした。

そしてなんとこの方法を実際に動物病院からの処方薬と同時進行で実践して下さった、飼い主さんからのご連絡で、愛犬の耳の環境が良くなった、そして繰り返すこともなくなった、とのご報告がよくありました。

この体験から言えるのが、やはりドッグフードはわんちゃんに良くない、ということです。

それはそうですよね。わんちゃんはもともと肉食です。なのにどうして原材料を見るとほとんどのドッグフードの一番最初に“穀物”と記載があるのでしょうか?
みなさん、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、わんちゃんはそもそも穀物類を消化するのが苦手な身体の構造になっています。それなのにどうして日本の法律上、量が多い順に記載のある原材料欄を見てみると、値段が安い、高いに関わらず、ほとんどのドッグフードのが3項目までに必ずと言っていい程に穀物類の記載があるのでしょうか?

ビーフ味、チキン味などの表記も同じく、本当にそれらが入ってるのか、と考えると答えは言わずともですよね。ただの”風味”という名のケミカルな食品添加物が大量に含まれているのです。
そしてイヌという動物は本来炭水化物を必要としない体の構造なのでドッグフードという名の穀物を消化するのに尋常じゃないくらい内臓に負担がかかるのです。

このことから、フードの重要さが良く分かると思います。確かに人間に置き変えて考えてみれば、面白いくらいに理解は簡単だと思います。
中身の質がジャンクフードやカップラーメンである、”ドッグフード”と謳ったフードを毎日食べる→体に異変が起きる→病院に行く&通う→ちょっと良くなる→でも毎日食べているものがジャンクフードやカップラーメン→だから完全には完治しない→何故なら皮膚や粘膜を作り出している源の食生活が食品添加物だらけのドッグフードだから→しかし飼い主さんはそれに気付かない→●●(向け)専用って書いてあるし、行きつけの病院の先生もオススメしてるし…→暫くしてまた同じ様な炎症系トラブルを繰り返す。。

愛犬がかわいそうなのは勿論のこと、飼い主さんも通院の手間、病院代、と、マイナスになってしまう可能性が高いです。

ですので、少しばかり面倒かと思われるかもしれませんが、私としては、手作りフードを試して欲しいのです。

そして変化が目に見えるまでに3か月は継続して頂きたいです。
もしかしたら、今までの長年の悩みから抜け出すことができ、愛犬も飼い主さんもハッピーで過ごせれる日々がそう遠くないかもしれません。

今回は、飼い主さんに愛犬の事をもっと考えて頂きと思い、色々言いましたが、個体差があるので、これらが全て正しいわけではありません。ただ人の食事と同じように愛犬の食事の事も本気で考えて頂けると幸いです。

次回、続きの②涙やけについて書いていきます。

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執筆:トリマー石原

 

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