ペット達の元に快適・安心・安全な製品を届ける｜ライオン商事株式会社 相場 美咲

事業推進部内の【ボディ・空間ケア】チームにて、ペット用シャンプーや消臭剤等の商品開発・マーケティング・広告宣伝を担当しています。

当社は、オーナーさんが実感する商品の使用感・簡便性だけではなく、ペットが喜ぶものやペットへの負担が少ないものなど、ペットの快適性を重視した“ペット目線”で商品開発を行っています。
私のチームでは、ペットが嫌がらない、気持ちいいと感じるボディケア用品の開発や正しいお手入れの仕方に関する情報発信を行なっています。
直近では、正しいシャンプーの仕方として、ペットのデリケートな皮ふに負担をかけないようたっぷりの泡でやさしく洗う『もふもふ洗い』を推奨し、自社HPやSNS等での情報発信、Instagramキャンペーンを実施しました。

当社は、「いつも清潔に、ずっと健康に、そして快適に。」をスローガンに、「高機能」「高品質」「安心・安全」「環境配慮」に基づいた製品を提供し、人とペットが求める幸せなくらしを応援しています。その根底にあるのはPet Firstの思想で、下記6つのお約束を基に事業を展開しています。

　・飼い主の利便性以上にペットの快適性を追求します
　・全ての商品開発に獣医師の意見を取り入れます
　・製造コストをかけてでもペットの安全を確保します
　・ケアの際のペットの苦痛を回避する工夫を考えます
　・ペットを幸せにする新たな価値を創造します
　・ペットが幸せになる社会づくりを支援します

ペット用品は『使う（使われる）』のはペット達ですが、『選ぶ』のはオーナーであるヒトです。犬や猫は自分でシャンプーやフードの成分表示をチェックしたり、使い心地を試すことはできません。
ペット達の元に快適・安心・安全な製品が届くように「このメーカーの製品は信頼できる」とオーナーさんに選んでいただけるような商品開発を続けていきます。
動物看護師の知識を活かし、ペット達の動物種や犬種・猫種などの種類だけでなく、その子の『個性』や『生活環境』に合わせた用品の使い方やケアの仕方を提案できるように、レベルアップしていきたいです。

近年、地震や異常気象などによる自然災害が増えてきました。ぜひ、『ペットの防災対策』を見直していただきたいです。
水やペットフード、用品を備蓄することも必須ですが、ペットの『しつけ(トレーニング)』や『心のケア』の準備も大切です。
災害に備えたトレーニングとして、「おすわり・ふせ・マテ・おいで」の基礎コマンドとともに、「合図ですぐにクレート(キャリー)に入る」、「その中で落ち着いて過ごせる」ように慣らしておくことが大切です。
クレートは、物が落下してくる屋内でペットの命を守り、連れ出す際や避難先で安心して過ごせる場所として必要になります。
また、慣れない避難生活は、ペットにもストレスがかかり、食欲不振や下痢、嘔吐など体調を崩すことも。
近隣の動物病院も被災していますのですぐに受診・治療が難しいことも想定されます。ストレスや不安から夜間の避難所で鳴き続けて騒音問題になってしまった事例もあります。ペット連れ可の避難所でも、人用とペット用のスペースが分かれている場合や、ペットの預かり施設が遠く離れているなど、オーナーさんと別々に生活することも考えられます。非常時に周りの被災者に配慮しつつ、ペットのストレスを最小限に抑えるために、基本的なしつけやオーナーさんと離れて過ごす練習、家族以外の方からお世話されることに慣れておく練習など、有事の際に、ペットの不安を和らげる心のケアも備えておきましょう。