名前:李 せい
ピクスタ株式会社 fotowa事業部 部長
Q. 李さんの現在のお仕事について教えてください。
家族向けの出張撮影サービス「fotowa」を運営しています。
小さなお子さまがいるご家庭の記念日にご利用いただくことが多いですが、「家族」には様々なカタチがあり、愛犬、愛猫、愛兎…etc
一緒に暮らす動物たちも、その方にとっては立派な家族ですから、たとえば、独身の方が猫と暮らしているなら、ふたりの思い出をカタチに残したい時も、fotowaは家族写真の専門家として力になりたいと思っています。
現在は「家族写真で保護猫支援プロジェクト」と題し、期間限定ではありますが、家族写真を撮影することで、保護猫活動への寄付につながる取り組みもはじめました。
Q.ペットに関するお仕事はどのようなきっかけで始められたのですか?
日頃から「ペットも家族」という想いがあります。私自身も元保護猫2匹と暮らしていて、彼女たちは私にとって大切な家族です。
一方で、猫たちの写真は自分でもたくさん事あるごとに撮影するんですが、私自身を含めた猫たちと一緒の「家族写真」を撮る機会はなかなかありません。
仰る通り、ペットの写真は撮るのに、ペットを含めた家族写真を撮影する方は、少ないですね。
先日、実家に帰省した際に、両親と祖母と家族写真を撮ったのですが、その後、コロナ禍で帰省できないまま祖母が亡くなり、しみじみと「あの時、一緒に写真を撮って良かった」と思ったんです。
我が家の猫たちも、もうおばあちゃんです。
一緒に過ごす、このなにげなく愛しい日々を、きちんと写真に残したいと思いました。
でも、猫を連れての外出はなかなか困難ですよね。
出張撮影「fotowa」なら、自宅にうかがって撮影することもできるので、叶えられると思いました。
もうひとつ、私自身、猫を愛するひとりとして「保護猫」に強い関心があったことも理由にあります。
現在、猫の殺処分数は年間約2万匹です。いつか誰かの家族になれたはずの小さな命を助ける一助になれないかと考えました。
幸い、今年の猫の日は2022年2月22日、「にゃん(2)」がここまでそろう日もなかなかありません。
人々も猫に関心を持ってくれる良いタイミングなのではないかと思って、「家族写真で保護猫プロジェクト」を立ち上げました。
私たちfotowaの使命は、出張撮影を通じて「すべての家族に幸せな時間を提供すること」です。写真だけでなく、撮影時間も含めて思い出をつくることができるサービスを運営できている自負があります。猫と共に暮らす人が猫と共に家族写真を撮るという幸せな時間を提供しながら、保護猫活動の支援にもつなげられるなら、全員が幸せになれるプロジェクトになると考えました。
Q.fotowaのについて詳しくお教え下さい。
fotowaは、家族・子ども向け出張撮影プラットフォームとして2016年にスタートしました。
撮影したい日時、場所、撮影したいジャンル(例えば、「ペット」)で検索すると、その日その場所その撮影テーマに対応できる出張可能なフォトグラファーの一覧が表示され、フォトグラファーの作風や自己紹介のメッセージ、過去にそのフォトグラファーに撮影してもらった人の体験談や評価などを見ながら「自分でフォトグラファーを選べる」という特徴があります。
どのフォトグラファーに依頼しても、料金は変わらず一律で、60分の撮影で平日21,780円(税込)土日祝日26,180円(税込)、日常を切り取ったような自然な写真を75枚以上データで納品させていただいております。
過去の実績や口コミを見ながらフォトグラファーを選べるのは嬉しいですね!
予約から納品まですべてfotowaサイト内で完結できるので、フォトグラファーとの事前の打ち合わせも、心配事もスマホで簡単に相談できる仕組みです。
fotowaに登録しているフォトグラファーは、fotowaが必ず対面でひとりひとりお会いして、信頼に足ると思えた方に厳選しています。
ペット撮影が得意なフォトグラファーもいるので、ぜひ、お好みのフォトグラファーを探してみてください!
Q. 李さんの今後の展望や将来についてお聞かせください。
今のfotowaは、需要の多さから言っても、ニューボーンフォトやお宮参り、七五三といった、小さなお子さまがいるご家庭のご利用が中心ですが、家族のカタチ、姿はそれぞれです。
生き物である以上、幸せな今の日常も、一歩一歩、天国への階段を登っているわけです。
あの時写真を撮っておけばよかった、もっと撮れば良かったと思っても、過去にはもどれません。
今の姿と愛しい日々の思い出をカタチに残せる「家族写真」は、悔いのない未来への贈り物でもあります。
そして幸せな日々をいつでも思い出せるタイムカプセルでもあります。
だからこそ、小さなお子さまの行事や記念日はもちろん、今の自分と今の家族を、ペットも含めて多くの方々に「家族写真」を撮る機会を提供していきたいと思っています。
これまで、例えば「一緒に連れていけないから」と諦めていたご家族の元にも、出張撮影なら写真を撮りにうかがえますので、ぜひ、活用していただければと思います。
Q.最後に、業界のプロとしてペットと生活する上でのアドバイスをお願いします
今はスマホのカメラも進化していて、かわいいペットたちの日常の姿は日々気軽に撮れると思います。でも、愛しさを強く想う時を思い出してみてください(何をしてても単体でかわいいのは十分承知しています!)
たとえば、あなたの膝の上でスヤスヤと寝ている姿、手や顔をぺろぺろと舐めてくれる時、一生懸命後をついてまわってくる様子、あなたの手からおやつを食べる時……。それは、ペット単体ではなく「あなたと触れ合い、一緒にいる時間と空間」のはずです。
かわいく、きれいに撮ることも大事ですが、どうか、あなた自身を含めて「一緒にいる時間」を切り撮り、共に過ごした時間と空間を残すことも、選択肢のひとつに加えていただければと思います。
■プロフィール
李 せい
ピクスタ株式会社 fotowa事業部 部長
ちょろ:ミックス(キジトラ) 12歳 女の子
てぃー:ミックス(キジ白) 10歳 女の子
※二頭とも、元保護猫
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