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物価高によりお金の使い方に変化も
と共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努めるCCCマーケティング総合研究所(所長:新橋実、以下「CCCマーケティング総研」)は、2022年12月19日(月)~12月22日(木)に値上げに関する調査」を実施しましたので、その結果を発表いたします。
2022年は「値上げ」という言葉を何度も耳にしました。しかしながらこの値上げは2023年も続くと言われています。この価格の上昇が止まらない状況の中で、生活者はどのように感じ、どのような行動をとっているのかを知るため、CCCマーケティング総研では2022年7月に続き2度目の「値上げに関する調査」を実施いたしました。
調査結果概要
●2022年7月調査時よりも「想定以上の値上げ」を実感する人が増加し7割に
●価格上昇のままでは、外食や衣類が購入頻度を減らす対象に
●「自分の健康」や「お祝い事」にはこの先「これまでと同等の金額を使う」と過半数が回答
●「食事会・飲み会・パーティー」では「これまでより金額を減らす」が「同等の金額を使う」を上回る
2022年7月調査よりも想定以上の値上げを実感する人が増加
物価の上昇に対する実感を前回の2022年7月の調査結果と比較すると、「思った以上に価格が上昇している」は7月調査でも6割以上が回答していましたが、今回の調査では70.1%まで上昇しました。7月調査時よりも多くの方が想定以上の値上げを感じているという結果になりました。
価格上昇のままでは、外食や衣類が頻度を減らす対象に
品目別の今後の購入について見ていくと、「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多い品目と、「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目に分かれる傾向が見られました。
「引き続き購入する(購入量は減少しない)」が多いのは、「生鮮食品」「ティッシュ・トイレットペーパー」「洗剤」「ペットフード・ペット用品」「電気・ガス・水道」「交通費」「ガソリン」「通信費(インターネット・電話)」等で、生活に欠かせないものでした。「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多い品目は「外食(レストランなど)」「衣類」が上がりました。食品の中では「菓子類」は「購入量・頻度を減らして引き続き購入する」が多くなっています。
自分の健康とお祝い事にはこれまでと同等の金額を使う
イベントやテーマごとに「この先(1年程度を想定)のお金の使い方」を尋ねたところ、「食事会・飲み会・パーティー」では「これまでよりかける金額を減らす」が38.5%となり、「これまでと同等の金額を使う」(30.8%)よりも高くなりました。一方で「お祝い事」では「これまでと同等の金額を使う」が52.5%と過半数となりました。
「自分の健康」は「これまでと同等の金額を使う」が半数を超え、「よりお金をかける」との合計では61.5%となり、「これまでよりかける金額を減らす」を大きく上回っています。「よりお金をかける」との回答に注目すると、「貯金」(10.7%)や「投資」(8.7%)が他と比べて高い結果となりました。
■本調査詳細データのご案内
CCCマーケティング総研では、本調査の詳細をご紹介するコラムをホームページで公開しています。また、集計表を販売しております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
【https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/column-69】
■調査データ概要
値上げに関する調査(2022年12月)
調査地域 :全国
調査対象者:男女16~79歳のT会員
有効回答数:2,707サンプル
調査期間 :2022年12月19日(月)~2022年12月22日(木)
実査機関 :CCCMKホールディングス株式会社
調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)
参照元:PR TIMES
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執筆:equall編集部