ペットの撮影の依頼方法!

ペットの撮影をすることになった企業様・制作会社様

今回は、初めてペットタレントの撮影を行う企業様・制作会社様向けのマニュアルです。犬猫を飼ったことがないのに、ペットをキャスティングするように依頼されてしまった!どうしよう!・・・というお気持ちわかります。

ペットタレント事務所への依頼

とりあえず、Google検索で、「ペットタレント」「事務所」「撮影」などと入れて検索されていると思います。とりあえず電話して、出たスタッフと相談して、、資料をもらって、、どこが良くてどこが悪いかも判別しにくいですよね。

・予算やお見積りの金額感

とりあえずめぼしい事務所に、「こんな撮影します!何頭です!おいくらですか?」と電話して聞いて相見積もりをとられる方多いと思います。

ペットモデル・ペットタレントの撮影は、拘束時間・頭数・動画かスチールか・使用期間・媒体といった要素をお伺いしてお見積りを決定しています。

逆に率直に・・・「〇万円でお願いしたいのですが」と相談するのもおおいに歓迎です。引き受けられるかどうかをすぐに判断できます。

私たちは依頼料金の中から、ペットモデルさんへギャランティーをお支払いしています。ですのであまりに安いとNGになってしまうこともあります。

・スケジュール

撮影日が、候補日だけでも決まっていたら、最初の問い合わせの時に教えてほしいです!

これは大事で、弊社など、「ペットに飼い主さんがそれぞれいるタイプ」の事務所の場合、飼い主さんのスケジュールをおさえる必要があります。飼い主さんも皆さんと同じく普段お仕事をしているのでお休みをとって頂いたりして参加して頂いています。
日程が出ていれば、その日程にはまるペットタレントを絞り込んでご提案することも可能になりますので、効率がいいです。

ただ、問い合わせの時点では飼い主さんの日程を「仮」でしかおさえていません。
なので、その中からクライアント様の方で絞り込んで頂き、最終候補が2-3名まで絞り込めたら、再度事務所へご連絡ください。
そうしたら、そのペットタレントさんを「本おさえ」しておきます。
そして最終的に、撮影の1週間前ほどまでには決定のご連絡を頂ければと思います。

・ペットの指定の仕方

クライアント様からのオーダー、難題がきたりしますよね・・・
・普通の猫ちゃん
・大きめの猫ちゃん
・笑顔がかわいいわんちゃん
・遊びが好きなわんちゃん
など、犬種や猫種を指定されないこともあります。
また、
・少しだけグレーが入った6か月前後の猫ちゃん
・この写真の子と同じ模様が入ったわんちゃん
など、具体的かつ難しい指定が入ることもあります。

でも、どんな犬種ならその模様があるのか?猫に大きめとかあるのか?など頭の中が???になる方もいらっしゃると思います。とりあえず、聞いたご希望をそのまま事務所に伝えてみてください。種類など相談に乗ってくれます。

★ここで、こんな事務所はアヤシイ!というアドバイスをひとつ!

・どんなシーンを撮るのか聞いてこない事務所はやめておいた方がいい

です。種類だけ伝えて、あてはまる子がいます!と言われても、それだけで依頼すると痛い目にあってしまうかもしれません。。条件にあてはまるペットがいたとしても、その子が希望の演技が出来る子なのか!?確認していませんよね。

弊社の場合は、ペット達の性格や出来る範囲を知っていますので、あてはまる子がいたとしても必ずどんな内容の撮影かお伺いします。絵コンテがあれば最高です。

100%あてはまる子だとしても、活発な性格なのでおとなしい撮影には向いていない場合があります。その場合は、80%あてはまる子かつご希望のシーンを撮れるペットをご紹介します。

クライアント様のご意向で、ペットのルックスだけで選ぶという場合もあるかもしれませんが、そうすると撮影当日・・・うまくいけばうまくいきますが、うまくいかないとかなりカメラマンさんなどご苦労されるかもしれません。

・絵コンテがある場合「こんなシーン本当に撮れるの!?」という疑問

絵コンテを拝見すると、犬や猫の構造上できないシーンや、衛生上や動物愛護の観点から、これをやると炎上してしまう、というシーンが入っていることがあります。これは炎上する!というシーンがあったら、弊社ではすぐにアドバイスと代替シーンのご提案をお戻しさせて頂いております。

その他、演技が難しそうなシーンや、「これ出来るの!?」というシーンについては、おやつを使ったり、指示を工夫したり、事前に練習したりと対策をとります。弊社の場合はご相談頂いた時点ですぐに内容確認して、このシーンだけ難しそうなのでこういった対策を行います、といったご提案をお戻しさせて頂きます。

逆に、「これなら簡単でしょ!」と思っても必ず事前に相談してください!
例えば、わんちゃんに物を持ってこさせるシーン。
たいていのわんちゃんは、噛んでいい物しか噛まないようにしつけています。なのでそもそも、当日与えられた物をくわえる可能性は低いです。
その他、わんちゃんが吠える・猫ちゃんがなくシーン・
わんちゃんは吠えないように普段しつけられており、猫ちゃんはいつなくか…コントロールはほぼ出来ません(必ずなくタイミングはありますが)。わんちゃんは、指示とともに吠えるようにトレーニングすることで自由なタイミングで吠えることができるようになります。
簡単そうでも特殊なトレーニングが必要なパターン、たくさんありますので、とにかく遠慮なくご相談ください。

わんちゃん、ねこちゃんのスタミナは1日続くのか

人間だって長時間撮影すると疲れますよね。。ペット達も同じです!休憩のタイミングはこちらでコントロールしますので、すみませんが少しずつ休憩を入れさせて頂きます。
また、当日はペットだけの控え室を1室ご用意お願いしたいです。あるいは広いスペースの一角でも構いません。大勢の人が行きかって大きな音がする環境だと、ストレスが解消されず後の撮影に響いてしまいます。
また、ペットがたくさんいる撮影の場合はなるべく、それぞれ別のスペースがほしいです。人間と同じ感覚です。。同じ控え室に入れてしまうと相性がわるかった場合ケンカしてしまう可能性もありえます。
こういった工夫を行えば、長時間の撮影も乗り越えることが可能です!

オーディションとスタンバイ

案件によっては、オーディションをされる場合がありますよね。わんちゃんは、指示が入っているかを見るために行うのは参考になると思います。ですがねこちゃんは、、場所によって怖がり方が変わります。オーディション会場が静かなところで、本番は音がしたり大勢人がいる場所だと、結局本領発揮できないこともあります。

第一希望のペットがうまくいかなかったときのために、「スタンバイ」の手配を依頼されることもあります。・・・正直弊社はあまりスタンバイに乗り気ではないです!(笑)せっかく来てくれたわんちゃんやねこちゃん、絶対出演させてあげたいじゃないですか。。
弊社ではご依頼がない限りスタンバイの用意はしていません。その分費用もかかりますし、上記の気持ちもあり。さすがにスタンバイを呼んでおいた方が良いな、と判断した場合のみ申し出をさせて頂きます。こちらからの申し出の場合は、出来る限り安価で手配させて頂いております。

<ペットモデルと一般ペットのちがい>

スタッフが飼っているペットでも同じこと出来るから、ペットモデルに頼まなくてもいいんじゃない?と思っている皆様へ。。。予算の都合もありますので全然NGだと思いませんが、撮影中にペットが逃げ出して行方不明になってしまったら?ケガしてしまったら?ペットが誰かを傷つけてしまったら?といったトラブル、スタッフさんのペットだとカバーしきれませんよね。。そんな心配せずに撮影できるのが「事務所に依頼する」メリットです。意外なところにもメリットがあるのです。

anicasに依頼するとこんなにいいことが!

弊社にご依頼された場合、下記のような条件になります!

・撮影当日、飼い主とマネージャー両方が同行します。

・ペットの起こしたトラブル等への保険完備

「anicas補償」https://anicas.jp/news/20180903-01/という東京海上日動様との提携プランがあり、全ペットが対象になっています。現場でペットが物を壊してしまった等の場合には保険が適用されます。

・有資格者のマネージャー

マネージャーは有資格者のため、わんちゃんねこちゃんのお世話はお任せください。

・撮影本体以外にかかる費用

当日の交通費のみとなります。弊社には更新料制度がありません。それよりたくさん媒体で使ってください。

ペットモデル撮影への思い。
人間より寿命が短いペット達、たくさん活躍させて、たくさんの思い出を作ってあげたいと思っています!わんちゃんねこちゃん、褒めると伝わって喜んでくれるのです。撮影もうまくいって、ペットは褒められて嬉しくて、うちの子のカッコイイ写真は世に出ていき、そんなお仕事をする事務所でありたいと思っています。

執筆:anicas 編集部

 

 あなたにオススメ