ペットフード協会が2024年の全国犬猫飼育実態調査を公開しました。
最新の飼育数は、犬679,6万頭・猫915,5万頭という結果に。
目次
2024年要約
犬の飼育頭数下げ幅は縮小、猫の飼育頭数は横ばい
- 犬の飼育頭数は約4.8万頭の減少。新規飼育頭数は横ばい傾向。
- 猫の飼育頭数は横ばい。新規飼育頭数の減少幅は縮小。
飼育支援商品・サービスの浸透に課題
- 犬飼育者、猫飼育者ともに飼育支援商品・サービスの利用率が全体的に低い。
- ペットホテル・セカンドハウス、ペットのしつけ・トレーニング、ペット用見守りカメラ、ペット用自動給餌器は飼育意向者の飼育意向が高まる商品・サービス。また、無料預りサービスは認知は低いが飼育意向が高まると回答する人の割合は高い。
飼育効用として、感情面での効用は特に感じられやすい
- 感情面での飼育効用のほうが、物理的な育効用よりも感じられている。
- 飼育意向者においても、具体的な健康効用よりも感情面での効用のほうが育意向が高まる様
犬猫飼育者の防災対策は不十分
- 普段の飼育の延長でできる対策は3割以上が実施している傾向。一方で、しつけや情報収集に関する対策を実施している人は少ない。
- 同行避難と同伴避難の違いを理解する人は約6割。一方で、最寄りの避難所を知っているのは2割に満たない。
年々、経済的理由でペット飼育のハードルが高くなっている
- 犬猫ともに、飼育の阻害要因として、「お金がかかる」「(ペットの)価格が高い」のスコアが上昇傾
2024年の結果
2024年12月に発表された報告書によると最新のペット飼育頭数は【犬:679,6万頭】【猫:915,5万頭】である事が分かりました。
※犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、約1,595万頭
2024年の飼育頭数
犬の飼育頭数推移
- 2016年 8,008千頭
- 2017年 7,682千頭
- 2018年 7,616千頭
- 2019年 7,579千頭
- 2020年 7,341千頭
- 2021年 7,106千頭
- 2022年 7,053千頭
- 2023年 6,844千頭
- 2024年 6,796千頭
猫の飼育頭数推移
- 2016年 8,333千頭
- 2017年 8,672千頭
- 2018年 8,849千頭
- 2019年 8,764千頭
- 2020年 8,628千頭
- 2021年 8,946千頭
- 2022年 8,837千頭
- 2023年 9,069千頭
- 2024年 9,155千頭
・犬の飼育頭数は約6,796千頭。世帯飼育率が下がるも、飼育頭数の下げ幅は縮小。
・猫の飼育頭数は約9,155千頭。例年通り、飼育率も横ばいの結果。
直近の新規飼育頭数
犬や猫を1年以内に迎え入れたいわゆる新規飼育者の数です。
犬の新規飼育頭数推移
- 2016年 417千頭
- 2017年 333千頭
- 2018年 360千頭
- 2019年 350千頭
- 2020年 416千頭
- 2021年 397千頭
- 2022年 426千頭
- 2023年 397千頭
- 2024年 444千頭
猫の新規飼育頭数推移
- 2016年 399千頭
- 2017年 444千頭
- 2018年 351千頭
- 2019年 394千頭
- 2020年 460千頭
- 2021年 489千頭
- 2022年 432千頭
- 2023年 369千頭
- 2024年 359千頭
・犬の新規飼育頭数は横ばいの傾向が続く。
・24年の新規育頭数は、昨年から微減。21年からの減少傾向の下げ止まりが見られる
その他の情報
今回は、2024年の犬猫飼育実態調査に関してご紹介しました。
2025年の見通しや過去の数値に関してはこちらの記事をご覧ください。
参照元:一般社団法人ペットフード協会「令和6年 全国犬猫飼育実態調査」
執筆:equall編集部